例年なら3月中旬に咲き始める庭の啓翁桜が昨日から咲きだしました。昨年は3月15日ぐらいに咲き始めたのでほぼ1週間遅れになります。3月になっても寒い日が続いたのでその影響でしょうか。
今日は陽射しも強く気温も20℃をかなり超えていました。
啓翁桜は切り花が真冬に流通し生け花などに重宝されていますが、それは真冬に花が咲くようビニール温室などで特別に管理されたものです。本来はコヒガン桜の枝変わりなので、普通に戸外で育てればソメイヨシノより少し早めに咲きだします。
啓翁桜の特徴は、切り花にできるほど真っすぐな枝がたくさん伸びることの他に挿し木が容易なことがあります。
昔から「桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿」との諺があります。桜の木はむやみに切ることを戒められていますが、啓翁桜は別です。
また、ほとんどの桜は挿し木には不向きなのですが啓翁桜だけは別です。我が家の啓翁桜の木も生け花の啓翁桜の枝を挿して根づかせました。
家の敷地内に桜を植えると大きくなり過ぎて困るのですが、啓翁桜はそんなに大きくならず枝も切れるので桜好きにはありがたい桜です。
この数日でラッパスイセンも一斉に咲き始めました。急に春の景色なり面食らっています。
昨年たくさん咲いたクロッカスの花数が少なくて残念です。今年はクリスマスローズの花数も少なくて、昨年の管理が悪かったかと反省ばかりです。