たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

オリジナル版へのオマージュ

2005年09月07日 18時13分45秒 | 観る
月に一度の 友人との映画の集まり...名付けて【ビーナス娘。(ヤゴくらぶ)】← これについては あまり深くお考えにならないよう。m(._.*)m 『ブリジット・ジョーンズの日記~きれそうな私の12か月』に始まって『Shall We Dance?』『コーラス』...そして四回目の今日は...

『奥さまは魔女』

制作国:アメリカ(2005年)
監督/脚本/製作:ノーラ・エフロン
[めぐり逢えたら]他
脚本:デリア・エフロン
出演:ニコール・キッドマン、
   ウィル・フェレル、
   シャーリー・マクレーン、
   マイケル・ケイン 他

『ユー・ガット・メール』『電話で抱きしめて』のエフロン姉妹による監督・脚本作品です。う~~~ん『電話で抱きしめて』は 良かったのになぁ...。監督ダイアン・キートンの手腕に依るところが大きかったということかしら。そういえば 他は ちょっぴり詰めが甘いかも...。

【こんなおはなし】*************************
元トップスター俳優ジャック(ウィル・フェレル)のもとに、TVドラマ“奥さまは魔女”の出演依頼が舞い込んできた。この出演を機にハリウッドで復活を図ろうとする彼は、自分を目立たせるために、相手役を新人女優にすることを条件に出した。そんなある日、彼は相手役のイメージにぴったりな女性イザベル(ニコール・キッドマン)と、街で出会う。
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とにかく 評判がイマイチなのが 劇中劇でダーリン役を演じる俳優ジャックのキャスティング。
当初のオファー通り ジム・キャリーだったら もっと素敵なラブシーンが楽しめたのでしょうけど...ウィル・フェレルは ニコール・キッドマンの相手役としては ちょっと厳つい...ちょっとデカイ...。
一方、ニコール・キッドマンは いつにも増してキュートでチャーミング。仕草も衣裳も 素敵で可愛い。オリジナルを演じたエリザベス・モンゴメリーも番組中のファッションが話題になったものだけど 彼女のキャラクターは むしろコミカルな面が強く出ていたので その点はニコール・キッドマンには足りないかもしれませんが、今回は サマンサそのものとは ちょっと違うので それほどコミカルである必要はなさそうです。

オリジナルの登場人物とオーバーラップしている今回のキャラクターたち...。
サマンサの母親エンドラ役を演じるアイリス(シャーリー・マクレーン)と仲良くなっちゃう イザベルの実の父親(マイケル・ケイン)、この二人...さすがに いい味です。そしてお馴染みのクララ伯母様やアーサー叔父様は 撮影中のドラマの方ではなく 実生活の方に登場。馴染みのキャラクターが出てくるのは懐かしくて楽しいのですが どうも人物像が みな薄いような気がします。イザベルの隣に住むマリアや撮影記録係のニーナ、ジャックのエージェントであるリッチー、そして監督や脚本家といった人物たち...みんな一癖ありそうなのに どうも もうひとつパンチが足りません。そうそう、出てこなきゃ出てこないで ちょっぴりて寂しかったのが ドクター・ボンベイやサマンサの従姉妹のイリーナ。

作品中 オリジナルの映像が そこここに出てきます。でも「サマンサの声といえば北浜晴子さんの声」と潜在意識に刷り込まれているものだから エリザベス・モンゴメリー本人の声を聞くと なんだか変な感じ...。実は 吹き替え版でシャーリー・マクレーンの声を担当しているのが北浜晴子さんです。



テレビドラマの撮影が終わって6か月のち...「あんたぁ~ 今 急に花が咲いたんだからぁ~」と登場するのは いつもサマンサのことを覗き見していた あのお向かいのグラディスさん! 観客が観たいのは 実は ここから先だったりして...(;^_^A
懐かしいキャラを たくさん出すことよりも 初めて観た人にも分かりやすい 独立した作品に仕上げた方が良かったかも知れませんね。デートで歌ったり踊ったりしているシーンなんか いいんだけどなぁ...。オリジナルへのオマージュってことで ま いっか。

《ヴィーヤゴ》の皆さぁ~~~ん いつも私がタイトル選びしてゴメンねぇ~~~
コメント (8)
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