たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

スペイン坂上:シネマライズ → 骨董通り脇:箔一

2005年06月29日 17時47分51秒 | 観る
きのうの都心は 36℃の 超真夏日...。そんな熔けちゃいそうな陽気の中 いざ行かん 灼熱の渋谷へ!
『埋もれ木』(劇場にて)


監督:小栗康平
脚本:小栗康平、佐々木伯
出演:夏蓮、浅野忠信、田中裕子、平田満、岸辺一徳、
   坂本スミ子、榎木麻衣、松川裕美 他

今週は NHK-BS2でも連日 小栗作品が流れていて いわば小栗週間...さて カンヌで話題になった作品はいかに...と 観て参りました。
主演は、夏蓮となっていて 確かに彼女は 中心人物の一人ではあるけれど この作品には色々なドラマが織り込まれて 群像劇の様相を呈しています。あまり多くの説明がなされないまま 場面が変わっていきます。筋を追うのではなく イメージを重ね合わせる様に物語は流れていきます。面白かったのかつまらなかったのか なんだかよく分からないというと なんだか いい加減なことを言っているようですが、観ている間の なんだか訳の分からない感じと、終わった時の もっと浸っていたい感覚、観終わってしばらくしてからの もう一度観たくなる感じがアンバランスで この感覚をどう伝えたらいいのか...困った困った...。ただ、この作品を言い表す言葉として‘幻想的’というのは 必ずしも的確ではない様な気がします。もっとそこに息づく人々に根付いた物語だと思いました。
小栗作品 初参加の浅野忠信が 村中の子ども達のアニキの様な存在で 良いアクセントになっています。

渋谷シネマライズを後にして 目指すは 南青山骨董通りと並行して走る細い路地...金沢の金箔を扱うお店‘箔一’です。
お目当ては、とんぼ玉のアクセサリー。そして 作った主との待ち合わせ♪
素敵な 夏色のチョーカーを見初めて うふふふ... GET☆
後からいらした二人連れのお客様の お品をご一緒に選んだりと 楽しい時間を過ごした後は、インド料理の店ゴングルで遅いお昼。ふらっと入ったお店でしたが ちょっと有名なお店だったのかも...。お腹いっぱいになって 帰路についたとさ。
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『なんじゃもんじゃはかせのおべんとう』

2005年06月27日 08時03分15秒 | 子どもと楽しむ本

絵本作家の長新太さん(77)が 亡くなりました。
中咽頭癌を煩い5年前から入退院を繰り返していたそうです。

今年五月に入院の際 出版社に手渡したという『ごろごろ にゃーん』の続編...。遺作となった この作品の刊行は、来年4月の予定です。

独特の色づかいと 不条理なお話しには 随分楽しませて頂きました。
ご冥福をお祈りします。


備考:『なんじゃもんじゃはかせのおべんとう』── 福音館書店 こどものとも453号(1991年12月号)
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我孫子で『父と暮らせば』──詳細追記(7/1)

2005年06月26日 22時55分56秒 | 千葉県北西部と その近郊
我孫子で『父と暮らせば』(監督:黒木和雄 主演:宮沢りえ)を観るチャンス! 我孫子市主催 戦後60周年記念平和事業の一環です。

【ご案内】
日時:8月7日(日) 午後1時30分~ 午後4時~ 二回上映(各回30分前開場)
会場:我孫子市民会館 大ホール
会費:大人700円 小・中学生400円
主催:我孫子市(問 企画調整担当)

〈チケット取り扱い店〉市民会館売店ひろがり、荒井書店、東京事務機、
           ミリオン楽器我孫子店、写真のおちあい、
           市役所企画調整担当

原作は、井上ひさしが書き下ろした舞台作品(二人芝居)の戯曲です。宮沢りえが瑞々しく演じる美津江の古き良き広島弁...「おとったん、ありがとありました」...私の父は、同じ広島でも どちらかというと下町の育ちなので 美津江ほど柔らかな口調ではありません。ですから「ありがとありました」というのは聞いたことがないのですが、「ありがたぁ~した」というのは 今でも ちょいちょい聞きます。
広島の悲劇を描きながらも 悲惨なシーンのほとんどない それでいて悲しい...そして愛情溢るる作品です。

さて、どうやら我孫子市内で上映会があるらしいと小耳に挟み もう一度観てもいいね...と お嬢とも楽しみにしていたのに なんと! ドリルの大会と日程が重なってしまいました。というわけで、我が家は 残念ながら行くことが出来ませんが お近くにお住まいの方 是非どうぞ。

昨年の公開時に購入したパンフレットには シナリオが抜粋ではなく全編載っていました。同じものが販売されるとすれば かなりお買い得! ちょっとチェックしてみてくださいね。
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‘ダンスドリル’の話

2005年06月26日 21時35分21秒 | 四方山話
昨日,『ミス ダンスドリルチーム2005 日本大会』の地区予選 応援に行ってきました。お嬢のチームが学校からエントリーしているのです。

はてさて、‘ダンスドリル’とは なんぞや...?
スポーツのハーフタイムショーや開閉会式など フィールド内で華やかに踊るシーンに登場する...そう あれです! あれが いわば‘ドリルチーム’なるものです。そもそも‘ドリル’とは...‘計算ドリル’とか‘漢字ドリル’とかの あの‘ドリル’でして、繰り返し練習するとか 教練 といった意味合いのものです。
具体的には どんなダンスを指すかといえば...いちばんイメージしやすいものとしては、マスゲーム的な物で 隊列の変化の美しさを競い合う‘ミリタリー’というカテゴリーがあります。他に、なじみ深い物で、ポンポンを使い ラインダンスなどの見せ場を織り込んだ‘ソングリーダー’そして アクロバット的なテクニックをたくさん用いる‘チア’などなど...。

そもそも 男子のスポーツを応援するだけだった女子生徒に 自分たちも主体になれるのだという体験させたいという教育的観点から立ち上げられたのが アメリカでのダンスドリル競技の始まりです。

ですから 他の競技会と比べ 多くのカテゴリーがあり、それにより参加チームには あらゆる面でチャンスが広がり 教育的意義の高い競技会といえます...というのが売りなのですが、この大会の日本国内での位置付けは アメリカでの権威を考えると 少々温度差があるのは否めません。これには 大会の中枢となっている団体が 陸連 水連 体育連 文化連 等の連盟組織と異なり NPO法人であるという点で 学校関係者の認知度へ影響を及ぼしている という事が ひとつ考えられるかもしれません。

とはいえ、年々参加チームが増えており、中でも‘フリースタイル’のカテゴリーでは、エントリー中ほとんどが ストリート系ダンスチームで占められているのですが、高校生の競技会という括りで こういった あらゆる種類のダンスが評価の対象になるというのは 実に意味深い事だと思います。

さて、全部で13のカテゴリーがある中、お嬢達のチームがエントリーしているのが‘リリカル’というカテゴリー。「叙情的(リリカル)」であることが条件とされ クラッシックバレエやモダンバレエの要素が必要とされるダンスです。‘リリカル’は、一般的なドリルのイメージとはちょっと違うかもしれませんが 長野パラリンピック開会式で神田うのが披露したバレエなども広い意味で 叙情的な分野のドリルダンスということが出来ると思います。
つまり、ステージではなく フィールド或いはフロアで行う 観客にアピールするダンス...それが 「ダンスドリル」ということになります。

もう一つ この大会での 特徴的なカテゴリーをご紹介...
その名も 看板通りの‘ミス ダンスドリルチーム’というカテゴリーです。
このカテゴリーは、各チームを代表する選手によるソロ競技で、今年度から本場アメリカの大会に倣って 日本大会本戦に進んだ選手は ダンスの他にスピーチが科されることとなりました。つまり、ダンス・人格共に 全てのチームを代表する「ミス ダンスドリルチーム」にふさわしいかどうかが審査されるのです。

さて、地区予選での結果ですが お嬢達のチームは無事 日本大会での決勝に駒を進めることとなり、チームメイトも 昨年の雪辱をはらし‘ミス...’のカテゴリーで 決勝進出を決めました。


それでは、日本大会のご案内...
:: ミスダンスドリルチーム日本大会2005 ::
開催日:2005年8月7日(日)
会 場:国立代々木競技場第二体育館
(最寄り駅)JR山手線 原宿駅/営団地下鉄千代田線 明治神宮前駅下車
(住所)東京都渋谷区神南2-1-1
(電話番号)03-3468-1171
入場料:大人1500円(当日1700円)/高校生以下500円(当日700円)
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お嬢達の 大会の様子 衣装などは 日本大会が終わったら じっくりご報告致しますね。
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だっこで スヤスヤ

2005年06月24日 12時21分58秒 | 四方山話
きのう電車の中で 最近には珍しく 赤ちゃんをだっこしている若いお母さんを見かけました。
首都圏だけの話かもしれませんが、今どきのママ達は 電車に乗る時も赤ちゃんはベビーカーに乗せたまま というのが主流の様で、赤ちゃんが むずかっても 抱き上げるという姿には とんとお目に掛かりません。だから ちょっと新鮮に映りました。
赤ちゃんは というと 気持ち良さそうにスヤスヤ眠っています。だっこされてると安心だよね。
きちんとお化粧をして 服装もこぎれいにまとめた今風のお母さんだったのが 更に印象的でした。
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超 特等席!

2005年06月22日 16時19分36秒 | 観る
コクーン歌舞伎 第六弾『桜姫』を観てきました。


演出に小劇場出身の串田和美(くしだかずよし)を迎えての‘コクーン歌舞伎’が始まって 今年で11年目、演目にして六作目となります。ほぼ二年に一度の開催というわけですが それは無理からぬ話です。三・四日の稽古で板に乗る普段の演目と串田演出とでは、勝手が違います。今回も先月半ばには 稽古をスタートさせたようです。また、シアターコクーンという寛容な劇場に依って 普段出来ない事もやれるわけですから 普段以上の稽古が必要になってくるのも当然の運びです。

さて、なんでもありのシアターコクーンですが‘水’! コクーンは‘水’を使う事が出来る劇場です。コクーン歌舞伎でも他聞に漏れず よく水が使われます。...が、今回降ってきた雨には ちょっと驚きました。一幕目が終わろうとする頃 降り始めた雨は、なんと舞台のツラ。一列目(松列)のお客さんには 雨よけのビニールシートが用意されていました。その雨が、降るわ 降るわ 一向に止む気配がないというほど降りました。一幕目の終わりで こんなに派手な演出をして、さて 幕引きの折には どうなるのだろうと思っていたら なんと一面の桜!! とにかく お客を飽きさせない演出で魅せてくれるのが 串田歌舞伎です。

今回は推進者である中村勘三郎が、襲名興行などのため参加せず、中村福助を座長に頂いての『桜姫』。福助&橋之助、勘太郎&七之助 の 二組の兄弟が、頑張りました。特に福助は、お姫さま時代と女郎に身を落としたあとの桜姫という使い分け、そして橋之助は 破戒僧清玄と釣鐘権助の二役で 観客を魅了します。私は、後半の桜姫の 江戸言葉で喋るくだりが好きなのですが、これがまた 生まれが生まれなので 気を抜くと姫言葉が出てしまう...このチャンポンな言葉遣いが なかなかの妙でした。坂東弥十郎、中村扇雀のベテラン二人も、普段は絶対に見せないであろうという体当たりの演技で楽しませてくれています。

役者は 花道代わりに通路を歩くし、平場席の足元を横切るし、橋之助に至っては 通路の床下から登場するわ 観客に話し掛けるわ...あ!...話しかけられたのは、我が夫だった!

帰り道 夫は言いました。「ブログに載せてね」。はいはい。
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大人の青春物語

2005年06月20日 22時51分18秒 | 観る
『ダンス with me!』

製作国:アメリカ(2004年)
制作:パトリック・スウェイジ、ロンダ・ベイカー、
   リサ・ネイミ
監督/脚本:リサ・ネイミ
出演:パトリック・スウェイジ(『ゴースト ニューヨークの幻』)、
   リサ・ネイミ、ジョージ・デ・ラ・ペーニャ 他

世界的に有名なNY・ダンス・カンパニーの天才アート・ディレクター"アレックス"の死から7年...カンパニーは解散の危機を迎えていた。この危機を乗り越えるため、アレックスが残した伝説の演目『Without Words』を公演することを決めたカンパニーは、アレックスの魂を継承する3人のオリジナル・ダンサーを再集結させた...

たまたま手に取った作品ですが、こんなに最近の作品とは思いもしませんでした。DVDの発売は、ほんの五日前(レンタル開始の方が少し早かったのでしょうけど)。情報も あまりにも少なくて、公式HPも無いところを見ると 日本での劇場公開は なかったということでしょうか。
ところが、これが なかなか捨てたもんじゃありません。ダンスシーンは見応えがあるし 物語性もあります。

ダンスシーンが良いのも当然で パトリック・スウェイジの母 パッツィ・スウェイジは、有名なバレエの振付家とのこと。本人も『バレエ・カンパニー』の舞台となったジョフリー・バレエ・オブ・シカゴで踊っていた経歴があり ダンサーとしても本物です。ダンス映画としては『ゴースト...』以前の作品で『ダーティ・ダンシング』('87)に 主演しています。

共演者で監督のリサ・ネイミとは夫婦...つまり 夫婦で作った作品というわけです。インディーズ作品なのかもしれませんねぇ。ちょっとした拾い物でした。
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Cool-Biz これでバッチリ....?

2005年06月20日 09時00分39秒 | 四方山話

あら...どうやら いい父の日だったようですね。

子ども達からのプレゼントは‘小銭入れ’と‘パスケース’☆ 以前使っていたものは、夜中に失せてしまいましたもので...。

首に下がっているのは 紙製のレイ。平に置いて面を繋ぎ合わせてみると「おとうさん これからもよろしくね」の文字が!

夕食は、ミートローフにしてみました。


話は変わって...
NHK-BS2のミッドナイト映画劇場《火曜~金曜(月曜深夜~木曜深夜)、随時 午前0時30分~ 》で、来週 小栗康平監督特集が予定されています。
因みに 今深夜は、『小説家を見つけたら』(主演:ショーン・コネリー)。
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三本分のお楽しみ

2005年06月19日 17時22分21秒 | 観る
公開時から気になっていながら 観る機会を逸していた作品ですが Be-lucyのレビュー に後押しされて 借りてきました。でも、ちょっと思い出した...どうして今まで観なかったのか...公開時、「思ったほどでもないみたいだ」っていう声を耳にしたんだった。誰? そんな情報を耳に入れたのは! 世間ってヤツ...?

『めぐりあう時間たち』(DVD)

制作国:アメリカ(2002年)
監督:スティーブン・ダルドリー
原作:マイケル・カンニガム
脚本:デイヴィッド・ヘア
出演:ニコール・キッドマン、
   ジュリアン・ムーア、
   メリル・ストリープ、
   エド・ハリス、
   トニ・コレット、
   クレア・デインズ、
   ジェフ・ダニエルズ 他

実在したイギリスの作家 ヴァージニア・ウルフをモチーフに、三人の女性の悲哀を描いた作品。違う時代に生きた三人の連動のさせ方が面白い。
...う~~ん あとは Be-lucyを読んで下されば 言いたいことは全部そちらに書かれておりますって感じなんですが...。shi-ba嬢と 少し違う点といえば、私は それほど胸の詰まる思いでは観なかったということくらいかしら...。彼女も書いていますが、作品そのものが三人への共感を求めてこないので どこか外から眺めていられる安心感があるのです。
三人の女優が折り重なるように出てきますが これはやはりニコール・キッドマンのものでしょう。


原題の『The Hour』に対しての 邦題『めぐりあう時間たち』...これは、なかなかよいですね。日本人向けには『ジ・アワー』では軽すぎるし、かといって意訳しすぎず。ただ、劇場予告編やテレビスポットで流れていたのが ジュリアン・ムーアの寝るベッドの周りに水が...というシーンだったと思うのですが、そこを取りだてするのは どうなんでしょうね...。配給会社の姿勢の問題ですけど。
DVDジャケットなどでよく見かける写真も 観終わってからの印象からすると ちょっと違うと思ったので 敢えて別の写真を載せてみました。

しかし、なかなか興味深い作品です。ダルドリー やるなぁ~ってなことで。
それにしても ハリウッドの特殊メイクは凄いなぁ~

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さてさて、今日は父の日ですが、あまり我が家のイベントを期待なさらないで下さいませね。
以前 我が家のイベントといえば 母の日より父の日、私の誕生日より夫の誕生日という感じだったのですが それはイベント企画を立てる人間が 主に私だったからで、自分で自分への企画までは立てなかったわけですが、今や 企画を立てる中心は子ども達。で...形勢逆転...? かどうかは 分からないけど 報告できる事があれば 明日のブログで...。
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序盤から涙

2005年06月17日 21時26分03秒 | 観る
シネスイッチ銀座まで行かなければ観られないと思っていた『コーラス』が、先週土曜日から 柏にやってきました。今日は初めてのレディース・デー...というわけで 連れだって行って参りました。

『コーラス』(劇場にて)

制作国:フランス(2004年)
制作/出演:ジャック・ペラン
(『ニュー・シネマ・パラダイス』成人後のトト)
監督:クリスト・バラティエ(ジャック・ペランの甥)
音楽:ブリュノ・クーレ
合唱:サン・マルク少年少女合唱団
出演:ジャン・パティスト・モニエ(モランジュ)、
   ジェラール・ジュニョ(舎監マチュー)、
   フランソワ・ベルレアン(校長)、
   マクサンス・ペラン(ペピノ)

時は、1949年。問題児を更生させるための寄宿学校‘池の底’...新任の舎監マチューが、合唱を指導し始めた事により 子ども達は変わっていく。
モランジュ役のジャン・パティスト・モニエの歌声の素晴らしさは まさに天使の歌声だけど、ジェラール・ジュニョ演じるマチュー先生が、素敵(見てくれはともかく ^^;)。子ども達の傍には素敵な大人が居て欲しい。

モランジュを演じるジャン・パティスト・モニエは、サン・マルク少年少女合唱団のソリストです。3000人のオーディションの中から 印象的なルックスと類い希な歌声でスタッフの目に止まりました。
デビュー作でペピノ役を見事に演じたマクサンス・ペランは、ジャック・ペランの息子...だったのかぁ。

ところで!
話は変わりますが 夕方のニュースで小耳に挟んだ‘妻在宅症候群’...ご存知ですか?
定年後、毎日 長時間にわたって妻と過ごす事になった夫に出る症状です。なにかにつけて「臭い、汚い、うざい」などと、邪険にされ続け、精神的苦痛から深刻な病気へと発展する例もあるのだそうで...こりゃ 定年後に限った事でもなさそう。みなさんのお宅は いかが?
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心を揺さぶるバイオリン

2005年06月17日 11時22分12秒 | 観る
『ミュージック・オブ・ハート』(DVD)


制作国:アメリカ(1999年)
監督:ウェス・クレイヴン
出演:メリル・ストリープ、アンジェラ・バセット、
   グロリア・エステファン、エイダン・クイン、
   ジェーン・リーヴス 他

ハーレムの子供たちにヴァイオリンを教えた教師の実話に基づく物語。
夫に離婚を言い渡されたロベルタは、いやいやながらの職探しの末、半ば無理矢理ニューヨーク ハーレム街の公立小学校でバイオリンを教える臨時教員の職にありつく。このロベルタ...教師としては決して模範的とは言い難い。音楽を本格的に目指す子どもを相手にするならともかく 公立小学校で子どもを指導する立場としては 正解にほど遠い指導の仕方かも知れない。ものの見方もある種一面的だったりするし、時として 子ども達とのやり取りの中で ひどく傷つける事すらある。
なのに、子ども達のハートをガッチリ掴んでしまうのは何故なのか...。ハーレムの貧しい環境の中にこそ 非日常的なバイオリンという楽器が必要だったのかも知れないし 教師としては偏っていると思われる部分が たまたま偶然フィットしたのかも知れない。
いやいや 偶然などではなく、課外授業だから、子ども相手だからといって 手加減することなく常に真剣に取り組むロベルタの眼差しを 子ども達が感じ取った結果なのだろう。

子ども達のバイオリンが、カーネギーホールを沸かせます。

さてさて、今日は これから『コーラス』を観に行ってきます。
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とんぼ玉作家[丹帆あこ]作品展のお知らせ(追記あり)

2005年06月15日 16時04分11秒 | 四方山話
丹帆(たんぽ)あこ氏 とは、ひょんな御縁。二年前 子ども達が携わった市民ミュージカルの作曲を担当していたのが 彼女のプライベート・パートナーである 丹保剛(たんぽつよし)氏。
とはいっても、私自身は ミュージカルには 全く関わっていなかったので 半年に及ぶ稽古期間ではありましたが、その間に彼女と知り合うことはなく...でも、正に こういうのを縁というのでしょうね...公演後 半月ほど経った頃 私の方からアクセスすることとなり 以来 惚れ込んでしまった作家です。

この夏、都内二ヶ所で催される作品展のご案内です。
付属の掲示板に彼女の書き込みがありましたので 引用させて頂きます。

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○箔一・南青山店○ 6/27(月)~7/18(月)無休 
FAX03-5464-0892 に「とんぼ玉のDM希望」と書いて送信すれば直接お店から案内が送られてきます。
箔一さんは「金沢金箔」の製造元で、ショウルームには伝統工芸品から作家物まで、色々あって楽しめます。一見お高い感じの店舗だけど、スタッフは全然ノンキな方で(^◇^;) 安心して遊びに行って下さいね。
6/28(火)は作家が会場におります♪

花影抄 は、7/27から二週間、近くなったらまたご連絡させていただきます。



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‘花影抄’は根津にある ギャラリーを備えた日本茶と中国茶が楽しめるお店です。お出掛けの折には ぜひ一服していってくださいね。
どちらの会場も 作品の購入が可能です。

都合上 この欄での作品の紹介は割愛させて頂きます。氏の作品サイトは、現在休止中となっております。秋口辺りに サイトの状態が整いましたら 改めてご紹介させて頂きますね。悪しからずご了承ください。箔一さんのDMには 作品の写真が載っているハズなので ヨロシク。

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《追記》
あこ作品は、玉の独創性と共に、仕立ての独創性も魅力の一つです。
天然石やビーズ、時にシルバー彫金を使ったオリジナリティー溢れる仕立て──玉と仕立てをトータルでデザインする作家は 珍しいのではないでしょうか。
アクセサリーに仕立てる事を前提とし巻かれた玉は、女性の肌を美しく見せる色づかいがなされています。
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本日 太腿が痛いワケ

2005年06月15日 10時09分18秒 | 四方山話

先日[チケットWeb松竹]を利用して 入手した 義母所望の大阪松竹に於ける勘三郎襲名興行のチケット...
送付サービスはなく 購入に利用したクレジットカードを持って 松竹各所の発券機で受け取ることになっています。もちろん 本人が入手したチケットなら 観劇当日にでも 劇場に行った時に引き替えればいいのですが 今回はそうはいきません。都内に出るついでにと 昨日 東銀座の歌舞伎座に出向きました。
さて 無事チケットを引き出した後 本来の用事へと向かうべく目指した場所は、新橋と浜松町の間。
まずは、東銀座から有楽町まで ちょっと歩いて そこから山手線に乗って...と思っていたのですが、有楽町まで行き マリオンのからくり時計を見上げると なにやら時間にかなりの余裕があります。
   「えぇ~い 歩いてやれ!」
有楽町から新橋は一駅なので、お天気もいいことだし と 歩き始めました。ところが、このお天気の良さが仇! でした。山手線の一駅だから 郊外の一駅ほどのことはないと高をくくっていたけれど これが意外に距離があり...その上 目的地は 新橋駅前ではなく 更にその先... どちらかというと浜松町の方が近いっつーの。
まぁそんなことは最初から分かっていたことですが 時々やってしまうのです こういう意味のないバカ歩き。ふぅ~暑っ...

新橋のヤクルトホールって 今は‘ニュー新橋ビル’っていう雑居ビルになっているのねぇ~ なんて ちょっと感慨深い発見はあったけど 目的地に着く前に力を使い果たして どうするんだぁ~~~。

物件情報...東銀座より徒歩45分(早足にてお願い致します)
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オランダ発 ご近所ミュージカル

2005年06月14日 01時15分34秒 | 観る
『クリビアにおまかせ!』(DVD)

制作国:オランダ(2002年)
監督:ピ-ター・クラマー
原作:アニー・M.G.シュミット
出演:ルス・ルカ(クリビア)、
 パウル・R・コーイ(ボーデフォル)、
 パウル・ドゥ・レウ(ワウター)、
 チツケ・ライディンハ(イエット)、
 ワルデマル・トーレンストラ(ヘリット)

アメリカのホームコメディや三谷幸喜作品がミュージカルになったらこんな感じ...?
60年代に連続TVドラマシリーズとして放送が始まったとき、オランダ中の国民が テレビに釘づけになったという国民的作品の映画化。
TVシリーズ終了から30年が経って舞台化され、その時 好評を博した演出のピーター・クラマーが そのままメガホンをとっている。原題の『Ja ZUster Nee Zuster』は‘Yes Nurse No Nurse’の意。
イエット役の女優 チツケ・ライディンハの顔立が 江利チエミを彷彿として‘じゃんけん娘’が思い浮かぶ。60年代のファッションも魅力。

『オペレッタ狸御殿』も公開中だし、純国産のミュージカルも覗いてみたくなった。『恋に唄えば♪』は どうかしら...。
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『どろんここぶた』

2005年06月13日 10時40分46秒 | 子どもと楽しむ本

お百姓さん夫婦が飼っている‘こぶた’が なにより好きなこと...それは、やわらかいどろんこの中にすわったまま ずずずぅ~っと沈んでいくこと。
ある朝、お百姓さんのおばさんは家中を大そうじ。家の中だけでは気がすまず、うし小屋、うま小屋、とり小屋とたて続けにきれいにした後、ぶた小屋を見て「おーや、ここが いちばん きたないね」ぶた小屋も大そうじ。あらあら...小屋の前にあった泥まで 掃除機ですっかり吸い取ってしまいました。おばさんは大満足...でも でも こぶたは...?
大好きなどろんこがなくなってしまったこぶたは、うちを逃げ出し どろんこ探しの旅に出ます。

好きなことをしている時が一番幸せ
なのに 周りでお節介しっちゃってるのは だぁ~れ?

本の体裁としては 絵本というより読み物ですが、文字は けっして多くありません。年長さん ~ 一年生以上なら読めそうです。おはなし会で使うには 絵本と違って開き読みが難しいので 紙芝居に仕立てようとしつつ 中途で作業がぁ~
いま、読み手としては おはなし会から離れていますが 多くの子ども達に見てもらえる様 作業の完結を祈るばかりです。(祈ってるだけじゃ完成しないよ!)
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