誕生日の晩は 都内に宿を取り、翌22日は メインイベントの歌舞伎座へ。この夏 納涼歌舞伎では、ニューヨーク公演の凱旋記念でもある「乳房榎」(第三部)が話題でしたが、「乳房榎」は 何度か観ているので、この度は 三津五郎がたっぷり観られる第二部を選びました。開演は15:00というので、午前中は シネスイッチ銀座 へ。
『めぐり逢わせのお弁当』(8/22 劇場にて)
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制作国:インド、フランス、ドイツ(2013年)
監督 / 脚本:リテーシュ・バトラ
出演:イルファーン・カーン(サージャン)、
ニムラト・カウル(イラ)、
ナワーズッディーン・シッディーキー(シャイク)他
正直、「マダム・イン・ニューヨーク」程には期待していなかったのだけど、どうしてどうして なかなか面白い映画でした。インドの弁当配達システムがどうなっているのか、見当も付かないけれど、なんか凄い。個人の家に取りに来てくれた弁当は、電車に積まれ トラックに積まれ、手から手へ転々としながら ランチタイムには ちゃんとオフィスに届くのです。間違える確率 なんと600万の1☆ 凄過ぎる!!
さて...
夫を振り向かせようと弁当に腕をふるう主婦イラと、早期退職を控えた男寡サージャン... 互いに 配達の間違いに気付かぬまま 物語が進むのかと思ったら、そこは案外早く気付くのね。そして、そこからの手紙の遣り取りに始まるふたりのコミュニケーションや展開が面白い。
"人は たとえ間違った電車に乗ったとしても、正しい場所へと導かれる"... のか? 「マダム・イン...」にせよ「めぐり逢わせ...」にせよ、悶々としつつ家事に従事している主婦の悩みは、インドだけではなさそうです。
映画館を後に 銀座から東銀座へ
観劇前の腹ごしらえは こちら
新世界 グリル 梵
極上ビーフヘレカツサンド ハーフ
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ランチセットは ミニサラダとコーヒーが付いて 税込み1,000円
(一人前は 2,000円)
もう 超お奨め!!!
フードメニューはヘレカツサンドのみという 絶対の美味しさです
そして、歌舞伎座へ。
【第二部】
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一、信州川中島合戦
(しんしゅうかわなかじまがっせん)
~ 輝虎配膳 ~
[配役]長尾輝虎 橋之助
直江山城守 彌十郎
唐衣 児太郎
越路 萬次郎
お勝 扇 雀
二、たぬき
[配役]柏屋金兵衛 三津五郎
太鼓持蝶作 勘九郎
妾お染 七之助
門木屋新三郎 秀 調
松村屋才助 市 蔵
倅梅吉 波野七緒八
隠亡平助 巳之助
芸者お駒 萬次郎
狭山三五郎 獅 童
備後屋宗右衛門 彌十郎
女房おせき 扇 雀
芝居を観に行くにも、映画を観に行くにも、殆ど下調べという物をしないので、歌舞伎座に行って初めて 七緒八くんの出るのを知った次第で、こりゃ儲けた儲けたデス。勘九郎の長男 七緒八くん、私は二度目だけど、殿は初めて。しかも、可愛らしくもちゃんと芝居をするのだから、やんややんや♪ 喜ばない筈はありません。今から初舞台が楽しみです。
それにしても、次から次に歌舞伎役者に襲い来る 怪我 病気、逝去。「輝虎配膳」で 児太郎が立派に勤め上げるのを目にすると、何事も無かったならば 今や福助を名乗っていた筈 と、思わないでは居れません。歌右衛門襲名は二の次としても、福助さんの元気な姿を舞台で拝見出来る日が 早く来ます様に。