先週末の夕食後、レイトショーへ。今年度米国アカデミー賞8冠 公開を心待ちにしていた作品です。館内のイタリアン・トマト カフェJr.で お茶。3人でミルフィーユ1個つついて(一杯のかけそばかっ!) 入場時刻となりました。
イタリアン・トマトって、高校生の頃は まだ目新しくって お洒落ぇ〜♪なイメージだったなぁ...
(  ̄_)遠い目
『スラムドッグ$ミリオネア』(4/25 レイトショー)
原題: SLUMDOG MILLIONAIRE(2008年)
制作国:イギリス/アメリカ
監督:ダニー・ボイル
脚本:サイモン・ビューフォイ
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
音楽:A.R.ラフマーン
原作:ヴィカス・スワラップ『ぼくと1ルピーの神様』(ランダムハウス講談社)
出演:デヴ・パテル(ジャマール・マリク)
マドゥル・ミッタル(サリーム・マリク)
フリーダ・ピント(ラティカ)
アニル・カプール(プレーム・クマール)
イルファン・カーン(警部)
アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール(ジャマール/幼少期)
アズルディン・モハメド・イスマイル(サリーム/幼少期)
ルビーナ・アリ(ラティカ/幼少期)
クイズ番組のイメージやオンエアー中のTV用告知の雰囲気から エンターテインメントを期待して劇場に行くと、ちょっぴりショックが大きいかも。意外に 悲惨だったり陰惨だったり暴力的だったりっていう場面も多い かなりスパイシーな作品です。
《世界が選んだ今年“最高”の一本!!》
個人的には そこまで絶賛するつもりはないんだけど...。
とはいえ、これまでにない独創的な内容と 舞台となったインドのロケーション、そして ドキュメンタリーのタッチを意識したカメラワークなど 興味深く観る事が出来ました。衝撃的カットにドキドキしながら。
ラストに向かうにしたがって、これまたショッキングな結末だったら どうしよう...と一抹の不安を抱えつつ、結果 気持ちよく観終わる事が出来てヨカッタ 底辺社会を生き抜きく中で 知らず知らず会得した知識に依る 無学なお茶汲みジャマールのクイズ驀進劇...。都合のいいストーリーだけど 夢がある。ジャマールが番組に応募したのは 大金目当てではないかも知れないけど、一攫千金は 庶民だからこその夢。日本のクイズ$ミリオネアも 一般視聴者のエントリーを再考してみては?
アカデミー賞授賞式でのパフォーマンスの印象もあって、インド映画っぽく 不意に歌や踊りが入ったりするのかしら...と思ったりもしていたのですが、作品自体は飽くまで硬派。歌と舞踊は、エンディングでお楽しみください
子役もみんな素晴らしかったけど、もしアカデミー賞に〈子役演技賞〉なんてのがあったら、是非ジャマールの幼少時代・少年時代を演じた二人の子役に☆ ところで、インドでのミリオネア賞金最高額を換算すると、日本とほぼ同額になると思うんだけど、現地の物価を考えると とてつもない額の賞金という事になるのでしょうね。
【PG-12指定】
今後 アカデミー賞絡みで劇場に出掛けるつもりでいるのは、
『ミルク』『ダウト ~あるカトリック学校で~』かな。