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たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

八月末、平和を願う舞台二本

2005年09月05日 18時20分45秒 | 観る
『千ちゃんが、行く!』(於: 両国 シアターΧ H.17.8.26)



【スタッフ】
作・演出 :古澤徹
舞台監督 :篠本賢一
照明 :蝶名林秀樹
音響 :山田健之(やまさん)
【キャスト】
檀 臣幸、宮崎 稲穂、古澤 徹、北村 梓、野々村 のん、柘植 英樹、古田 信幸、
疋田 高志、蔵内 よしはる、山田 大策、倉田 葉子、北島 佐和子、武田 充樹、
麻木 めぐみ、名村 幸太朗、山中 真尋、新山 馬之佑、北村 華

東京大空襲で 母親を戦火の中に置いてきたというトラウマを持つ報道カメラマン村岡と 元プロ野球選手という経歴を持つ おでん屋台の店主 千ちゃん。そして その屋台に集う人々の人生模様。母親との思いを断ち切れない村岡は 戦争とそして自分と向き合うため 戦場カメラマンとしてベトナムへと向かいます。その後、残された家族は...
重いテーマを扱いながらも、昭和の空気感とユーモア溢れる登場人物により 涙あり笑いありの舞台となっていました。村岡と母親の戦火の回想シーンが 涙をそそります。(公演期間:8月24日~28日)

風Rlung─ルン─(古澤徹 主宰) HPはこちら


あびこ市民ミュージカル『バレンタインドリーム』
こちらは出演者全員 一般市民という舞台...
我孫子市教育委員会主催の市民ミュージカルの第二弾!
「恨みを復讐で返していては、平和は訪れない」という平和へのアピールを込め、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を大胆に翻案、ストーリーそのものを歌で綴っていくオペレッタ仕立てのミュージカルです。
今回 市教委の主催を取り付けてはいるものの、一昨年の市民ミュージカルが プランニング・予算の段階から 市が大きく関わっていたのとは違い 今年は市民団体のプランニングに市が助成金を出しているという格好で、内情は大きく異なっていた様です。予算も稽古スケジュールも厳しい中、中心となって働いたjun-peちゃんの苦労は如何ばかりだったかと察してあまりあります。
ラストシーンでは、ロミオとジュリエットにあたるベルノとマリエットを始め 劇中で命を落とした人物全員が生き返るという突っ込み所 満載の演出ながら、エピローグで涙する子ども達の姿を見るにつけ みんなでひとつのものを作り上げていくことの素晴らしさを 感じずにはいられませんでした。

これからの学校教育には もっともっと 演劇的要素を取り入れていくといいのになぁ...と思います。それも 型どおりのテーマを導き出す様に設えられた出来合いのロールプレイイングではなく、普通のお芝居を一から作り上げていくような時間があれば いろんな立場で物を考えたり見たり 心を解放させることが出来たりするのに...と思うのです。

お嬢や王子が参加した一昨年の市民ミュージカルを懐かしく思い出したのか 殿は今年の市民ミュージカルを観て以来 車の中で一昨年のCDを掛けています。jun-peちゃん 本当にお疲れ様でした。
コメント (4)
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