たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

王子と‘海’へ

2006年03月31日 09時59分33秒 | 観る
溜めちゃってる記事もありますが、ちょっと横に置いておきまして、昨日 王子が楽しみにしていた‘海’へ行った話題を先に...。ただし‘海’といっても 浮かんでいる舟にはファントムとクリスティーヌが...、そうです♪ 行ったのは、電通四季劇場 観てきたのは、もちろん『オペラ座の怪人』。。。




作曲・・・アンドリュー・ロイド=ウェバー
作詞・・・チャールズ・ハート
追補詞・・リチャード・スティルゴー
台本・・・リチャード・スティルゴー
翻訳・・・安東伸介
指揮・・・西野淳




《キャスト》
オペラ座の怪人・・・・・・・・・高井 治
クリスティーヌ・ダーエ・・・・・苫田亜沙子
ラウル・シャニュイ子爵・・・・・柳瀬大輔
カルロッタ・ジュディチェルリ・・岩本潤子
メグ・ジリー・・・・・・・・・・宮内麻衣
マダム・ジリー・・・・・・・・・戸田愛子


いやぁ~~~ 劇団四季の底力を感じます。現在展開している専用劇場の公演だけで9ヶ所を数える劇団だけに 擁する団員の数も言わずもがな。裾野が広いということは、実力者も多く抱えているということなのでしょう。パンフレットの中には‘ラウル役’として石丸幹二の名前もあるものの「残念...今日は違うのね...」なんて心のつぶやきも あっという間に吹き飛ばされてしまいました。以前 映画版の『オペラ座の怪人』をDVDで観た時、なんだか ちょっと画面の中の芝居を遠くに感じてしまいましたが、今回あらためて舞台版を観て これはやはり舞台のものだなと再認識しました。そして、映画版の あまりにも忠実に舞台を再現している様にも ちょっと驚き! アンドリュー・ロイド=ウェバーの思い入れの深さを感じると共に、やはり メディアが違うのだから表現の仕方が違ってもよかったのではないかしら...とも 思ってしまいます。ただ、舞台版を体感した今なら もう一度 観てみたい気がします。

さてさて 四季版に話を戻しますと...、翻訳歌詞の違和感は否めないものの 生で聞く歌の迫力のみならず、アンサンブルでのバレエに至るまで 全てが標準値を軽く超えてしまう職人技の素晴らしさは 観客を裏切ることはありません。飽きさせることなくグイグイ引き込んでくれました。ファントム(怪人)が 劇場の天井近くに登場したり シャンデリアが舞台上から客席の上空に上がっていったりするので、二階席正面という位置取りは A席ながら かなりお得だった様な気がします。
しかしながら、『オペラ座の怪人』だけでなく 劇団四季という集団が‘観光客のためのショー’としての完成度‘完璧なまでの段取り’に留まらず 更なる飛躍を期待したいというのも 要求が高いかも知れませんが 正直な気持ちです。



でもね、堪能しましたよ  王子も納得


情報...

既に 『オペラ座の怪人』や『マンマ・ミーア!』をご覧になった方なら ご存知だと思いますが、浜松町の四季劇場‘春’や‘秋’‘自由劇場’と違って、汐留の‘海’の場合は 腹ごしらえをするためにキョロキョロする必要はありません。すぐ傍の 松下電工東京本社ビル内でも 劇場まで行っても大丈夫。次回は、劇場の階下にあるアジャンタ(インド料理)を狙っている私です。
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覚え書き

2006年03月26日 08時10分16秒 | 四方山話
忘れないうちに、MEMO MEMO ☆

3月18日(土) 『大いなる休暇』(DVD)観る。
3月21日(祝) 演劇ワークショップにて 頭部ちょい強打
3月23日(木) 高校の保護者謝恩会に出席(@柏玉姫殿)
3月26日(日) 本日、中学最後の演劇発表会♪

明日から二泊三日、年末年始に帰省出来なかったので 殿の里 兵庫に行って参ります。戻ってきて落ち着いたら 記事にまとめなきゃ! と思いつつ ひとまず覚え書き デス☆
5/13に バレエの発表会を控えているお嬢は、明日 パートナーの先生とひと踊り。一日遅れ 一泊の日程となります。
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Dance in the Art Museum

2006年03月19日 11時39分07秒 | 観る


今日は、これから 埼玉県立近代美術館にお出掛けです。

ダンス・バレエ パフォーマンス「仮想植物園」

開催中の第四期常設展「百花繚乱-仮想植物園」のイメージを
ダンスとバレエによって表現するという企画☆

たのしみ たのしみ♪


¨':*:'¨':*♪*:'¨':*:'¨♪*:'¨':*:'¨♪*:'¨':*:'¨♪*:'¨':*:'¨

ただいまぁ~♪(以下 Pm.9:00 追記)
本日、関東地方は強風が吹き荒れた一日でした。おととい17日と同じく 電車のダイヤも乱れに乱れ... 目的地‘北浦和’に向かうべく乗っていた武蔵野線の電車も ちょっと徐行気味。乗換駅の‘南浦和’に着いたと思って降りたものの はて...? どこ...? 京浜東北線のホームは...??? ナント降りたのは、南は南でも‘南越谷’

南浦和までは、あと3駅。もう一度電車に乗らなくちゃと、ホームに戻ると...なんとナント「武蔵野線は現在 運行を見合わせております」と振り替え輸送の案内付きアナウンス

馴れない路線に乗り換えて 余計な時間を喰ったりなんかしたら オープニングを飾る一番観たいダンサーが観られなくなっちゃう!!! えぇ~いっ! と ばかり、清水の舞台から飛び降りるつもりで ここはタクシーだ!! と奮発したのはいいけれど、電車ならほんの3~4駅という距離も 車の道は思ったより遠いのだ!! 払い戻して貰った電車賃...二人分で400円強、掛かったタクシー代... 5,370円(含む 有料道路利用料150円)

帰りは帰りで、武蔵野線はまだ動いていない...ので 一旦 都内に出たものの、今度は肝心の うちに帰る必須アイテム常磐線がぁ...! とまぁ お嬢と二人 珍道中ながら、本来の目的:ダンス パフォーマンスはとっても Goo  そうそう、パフォーマンスの始まる前に常設展を観るつもりで うんと早く行っていれば 樋口一葉は飛んで行ったりしなかったのよね。(^^;)

それはともかく、美術館のそこここで 不意にダンスの始まる素敵な企画☆ しかも 無料☆ ダンサー目当てに行ったお客様は もちろんのこと、普段ダンスに縁のない ただただ 美術作品の鑑賞に行ったお客様も 今まで触れたこともない様なコンテンポラリーダンスに驚きつつも、肩の凝らない企画に誰もが愉しめたのではないでしょうか。美術館と埼玉県舞踊協会の目論見は大成功だったといえると思います。さいたまは、芸術に理解のある素敵な街だし、埼玉県立近代美術館のよい評判も耳にしているので、次には ゆっくり じっくり 参りましょう。vol.1 ってことは きっと次もあるわよね...?

帰ってきたら、WBCで 日本が韓国に勝っていました。三度目の正直...ネ
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☆♪☆ 修了 ☆♪☆

2006年03月16日 11時13分55秒 | 四方山話
昨日、中学校の卒業証書授与式が執り行われました。王子、無事 義務教育修了です!

王子やお嬢の卒業した中学の生徒達は、今時あり得ないというほど 素朴で素直。年三回の合唱コンクールに燃える...‘一生懸命’を恥ずかしがらない...そんな空気に包まれた学校です。卒業式も、ステージ上は吹奏楽部が配置され、式自体は フロアーでの対面方式となっています。つまり、卒業生と在校生が向かい合い 真ん中に通路、その奥が正面になっていて 低めの壇が設(しつら)えてあるのです。

内容も...‘送ることば(送辞)’や‘別れのことば(答辞)’の間に 何曲もの合唱が組み込まれていたり、先生には内緒で用意したサプライズ...クラス毎で担任や 学年でお世話になった先生への感謝のことばに花束...。なんだか こうして思い出すだけでも目頭が熱くなってくる様な 温かい気持ちのこもった卒業式でした。前年度の卒業生と被らない様 やり方を変えたサプライズを用意している様子を思い浮かべてしまいます。本当にいい卒業式でした。



王子...、こうしてみると あんま変わってないジャン! (^^;)

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オイオイ

2006年03月14日 16時52分20秒 | 四方山話
入試関係の話題も そろそろおしまいですが...。
きのうは、最後の最後に残っていた合格発表(お嬢の方ね)の日でした。最近の合格発表は、便利なもので、直接学校に見に行かなくても その辺のわけ分かんない業者に合否電報を頼まなくても、大概のところは インターネットの合否サイトで 補助的にではありますが合否の確認が出来る様になっています。ホント 便利☆ さてさて きのうの発表ですが...。

前日辺りから 部屋を大々的に片付け始めたお嬢...なんかヤバイな...とは思っていたのですが、案の定!! なんと、肝心の 合否確認をしたい大学の入試要項が見あたらない!= 合否サイトのURLが分からない!!!= 合否確認が出来なぁ~~~い!!!!!

もともと、もう願書出さなくていいや...と本人は言っていたのではあるけれど、私の方が 後で後悔するのは嫌だな...と思い 出させておいた センター試験利用後期日程の合格発表。...なので、特に受験に出掛けたわけでもなく 本人もちょっと忘れかけていたほどだから、どうしても今この場で結果を知りたい!と言うほどではなかったし、まぁ 一両日中に合格通知が来るか来ないかで 結果は分かるわけだけど...でもねぇ...なんたること...。

でも、ヤキモキしたところで しようがない。そして、待つこと 一昼夜...。
来ました来ました、合格通知。


雪降る一月は センター試験に始まった(いやいや昨年11月には既にスタートしてた)我が家の長きに亘る受験劇は、こうして へんてこりんでトンチンカンな大団円を迎えることと相成りました。

既に 本人の腹は決まっている様なのですが...ま、全て出そろったところで 最後に ちょっとだけ(?)じっくり(?) 考えてみるのもいいんじゃない?

ってなとこで、一巻の終わり。チャンチャン♪

明日は 王子の卒業式です。
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本当の平和

2006年03月13日 14時12分41秒 | 観る
1972年ミュンヘンオリンピック...
『ミュンヘン』(3/1 劇場にて)
制作国:アメリカ(2005年)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:エリック・バナ、
   ダニエル・クレイグ、
   ジェフリー・ラッシュ、
   マチュー・カソヴィッツ 他

1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中に、パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー 黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が起こる。人質となった選手11名は全員死亡。これに激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は、秘密裏に暗殺チームを編成、首謀者11名の殺害を企てる。リーダーに任命されたアフナーは、仲間4人とともに殺害を実行していく。

工作活動を離れ、家族と暮らし始めたアフナーの元を訪ねたモサドの幹部にアフナーが言った言葉が印象的。「自分の行ったことが、殺人でないという証が欲しい」「こんなことをしても本当の平和は訪れない」



自分の中で大切にしたい作品のひとつとなりました。


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ビバ! 巣立ち

2006年03月09日 10時07分45秒 | 観る
気付けば 一週間も間が空いてしまった更新...。親しい友人には、体調が悪いのでは...と 気遣わせてしまいました。 
ご心配なく! 元気でぇ~~~す♪


一昨日 3月7日、お嬢は 無事 高校の卒業式を迎えました。出身中学の合唱に包まれた生徒自身が作り上げる卒業式を経験しているだけに、お行儀がいいだけの卒業式では...? と あまり期待しないで臨んだ式でしたが、三年間...或いは18年間を振り返る式典に 涙は止めどなく溢れ、ありがたいことにいくつかの賞も頂戴し 予想外に 感動!! の式典参列と相成りました。

進路の方は、サクラも咲いたり散ったりではありましたが、某国立大の教育学部合格ということで お世話になった高校へのご恩にも報いたところで、本人はサラリと 某体育大の舞踊学専攻という道を選びとる様です。 出願に際し、本人にとって手頃で彩りの良い大学を幾つか薦めてくださった進路担当の先生に対し「受けてどうするんですか?」と 手厳しい言葉を返し(と 後から聞いた)、部活でのダンスではなく専攻にこだわった お嬢らしい選択です。来週の月曜日に まだ一つ合格発表を残してはいますが、本人の意思には かないません。


踊って踊って踊りまくる四年間に突入でちゅ。


昨日 8日は、お嬢と二人 浜松町の四季劇場‘秋’に出掛け『クレイジー・フォー・ユー』を観て参りました。文句なく楽しい 肩の凝らないコミカルでアメリカ~~~ンな ミュージカルらしいミュージカルですネ。三人キャスティングされているヒロインのうち きのうの舞台に立っていた樋口麻美さん...細い躰から出るスパーンと抜ける様な張りのある歌声、はつらつとした演技☆ 魅了されました。



ブロードウェイのオリジナル版を含め『クレイジー・フォー・ユー』の振り付けを担当したスーザン・ストローマン...彼女の監督作品『プロデューサーズ』(4/8公開)が、楽しみ☆

遅れております『ミュンヘン』のレビュー...少々お待ちを!
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もうひとつ泣けなかったわけ

2006年03月01日 16時02分54秒 | 観る
もう 月が変わってしまいましたが、先週の金曜日『オリバー・ツイスト』を観てきました。

『オリバー・ツイスト』(劇場にて)

制作国:イギリス(2005)
監督:ロマン・ポランスキー
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:バーニー・クラーク(オリバー)、
   サー・ベン・キングスレー(フェイギン)、
   ハリー・イーデン(ドジャー)、
   ジェイミー・フォアマン(ビル)、
   エドワード・ハードウィック(ブラウンロー)、
   リアン・ロウ(ナンシー) 他

救貧院でも 奴隷さながらに働く事になった葬儀屋でも居場所を失い、孤児オリバー・ツイストは ひとりロンドンに向かって歩き始める。やっとの思いで辿り着いたロンドン...そこでオリバーが身を寄せたのは、フェイギン老人率いるスリ団。貧しさという不幸の底にいるオリバーに希望の光を与えたのが、彼の純粋無垢な性質を信じてくれたブラウンロー氏。

という、物語としては 極単純なシンデレラストーリー。オリバーは、確かに スリに手を染めてはいなかったけれど、だからといって なにか特別な事をしたわけではなく たまたま白羽の矢が立ったという感がなきにしもあらず。孤児版の『マイ・フェア・レディ』の様相です。『マイ・フェア・レディ』も、物語自体は ちょっぴり男尊女卑的だったり 時代背景ゆえの‘お金があった方が幸せ’的構図が見え隠れ(見え見え?)だったりするわけで、決して奥深い話ではありません。当然ながら『マイ・フェア・レディ』の見どころは、ミュージカルシーンにあるといえます。

『オリバー・ツイスト』の場合も それとよく似た事が言えるのではないでしょうか。時代の風景を切り取った中に 一筋の希望の光が差し込んだ様なお伽噺...。‘どん底of貧困’から来る豊かさへの憧れは、それ以上でもそれ以下でもありません。この場合、映画化で大切になってくるのは 物語性よりも どんな映像に仕上げていくかということ。そういった意味では、実にきめ細かく丁寧に作られた作品だと言えます。

さてさて、感動のラストシーン...監獄に囚われの身となったフェイギンに面会に行くオリバー...確かに 涙を誘う場面なのですが、オリバー以外の子ども達は どう考えたって 生活が豊かにも幸せにもなっていないに違いないわけで...どうも それがチラチラ気になってしまって 心おきなく涙を流すには至らなかったわけです。
スリを繰り返すしか生きる術の無かった子ども達の行く末がねぇ...。

あまりにも有名な‘オリバー!のテーマ’に彩られたミュージカル映画『オリバー!』('68年 英作品、監督:キャロル・リード、主演:マーク・レスター)と、比較して観てみると面白いかも知れません。生へのエネルギーを感じるカラッとしたラストも いいかも...。お奨めです。


本日 観て参りました『ミュンヘン』については、また後日。いやぁ...ひとりで行ってよかった。友達と連れだって行く向きじゃないや...。‘ヘビー’過ぎて...書けるかな...。
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