今日は、私のこだわりについて、もう少し触れたいと思います。
前回、衣類のことを書きましたが、もっと大きな課題に取り組む時も同様です。
大きいだけに、支払額は相当なものになります。
人任せになど、私はとてもできませんでした。
家を建てる時、庭をリフォームするときなど。
私は図面は、すべて自分で引きました。
いわゆる見取り図です。
もちろん本格的な設計図など描けるわけがありませんから。
とてもとても大変だったけれど、夢を実現すると思うと、楽しい作業でした。
そのおかげで、マイフォームも庭も、私のこだわりが隅々まで行き届いたものになり、夢が叶えることができたと思っています。
ファミリールームと居間の仕切りの窓です。
わが家は今流行りのオープンキッチンではありませんが、
この窓を開けると、それに似た効果があります。
我が家担当の設計士さんは、某大手住宅会社で一番評判の高い優秀な方でした。
その当時、渋谷の住宅展示場のモデルルームを設計された人です。
その方とは、その後、今に至るまで、年賀状のやりとりが続いています。
必ず私信を添えて下さいます。
後からファミリールームもアップしました。
居間の内窓との連続性と紹介した絵柄のタイルをよくイメージして頂けると思いましたから。
センスもお人柄も良くて、格好いい爽やか青年でいらしたYさん。
全面的に信頼していましたが、それでもその人任せにはできなかった私です。
任せられなかった訳ではなく、初めてお会いしたとき、私が描いた見取り図がほぼ完成していたというべきでしょう。
マイホームを建てる前に、優先しなければならない出来事がいろいろある時期でしたから、建築を急いではいませんでした。
建てたのは、土地を購入して、数年経過してからです。
その期間、自分の夢をかなえるために、見取り図を描き、家具のレイアウトなど、あらゆることをじっくり練ることができました。
キッチンのタイルに三か所はめ込まれた、絵柄の輸入タイルです。
こんなところにも、とてもこだわりました。
一拭きして写真を写せばいいのに。
タイルが汚れていて恥ずかしいです。
幼い時から、紙におうちの見取り図を描いて遊ぶのが大好きな子でしたから。
その小さな才能(?)が、40代半ばになってちょっぴり花開いた。
そんな感じだったしょうか。
住宅雑誌は、百冊以上読み込んだと思います。
営業の方が、私が描いた見取り図を見て、感心して下さいました。
設計士さんには、
「僕がやったことは、屋根のかけ方と、窓の大きさ位です」と言われたものです。
厳しい暑さでかなり荒れた庭に数日前、お花を植えこみました。
野原に野の花が咲くイメージが、私が抱く理想なのだけれど・・・・・・。
なんだかまとまりのないアレンジで、今一つ気に入っていない私です。
でもこれも若かったからできたこと。
もともと体力がありませんから、完成後は、燃え尽きてしまい、それほど家にも庭にも、情熱は欠けていません。
でもささやかなこだわりは健在。
自分の気に入ったものだけ、こだわって買う暮らしは、今も継続中です。
夫が亡くなった寂しさを、私の大好きな家と庭が、どんなに慰め支えてくれていることでしょう。
計り知れないものがあります。
この夢の実現も、夫がおおらかな気持ちで私に任せ、見守ってくれていたからこそ、できたことです。
感謝の気持ちで夫を思い出す度に、涙ぐんでしまう生活は、相変わらずの私ですが・・・・・・。
私が心から愛するこのマイホームで、前を向いて元気に過ごす心がけを忘れないこと。
それが、何よりの夫への供養になる、と思っています。
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花のように泉のように