今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

南禅寺と懐かしい母校巡り

2016-09-27 08:02:10 | 旅行

京都旅行の記事の最終回に、やっと辿りつけました。

毎回月並みの表現で、面白くもない文章を書き連ねてしまい、お読みくださった方々は、少々退屈でいらしたことでしょう。

気の利いたことを書くには、私の素養は貧弱過ぎです。

申し訳ありませんが、もう一記事、お付き合いくださいませ。

 

永観寺を後にし、次に向かったところは、京都観光スポットとしても、特に名高いな南禅寺です。

高校の同窓会でも訪ねた思い出深いところです。

その時は、南禅寺境内を巡った後、近くの由緒ある食事処のお座敷で、湯豆腐を頂いたものでした。

その思い出を辿るように、境内の同じ場所を訪ねた私です。

観光慣れしていない私は、それが一番無難、と思いました。

広い境内には、何か所も寺院が点在し、目移りしてしまいそうでしたから。

 

個人旅行ですと、よほど綿密な下調べをして観光に臨みませんと、見落としてしまうところがありますね。

後で気が付き残念に思っても、後の祭りです。

くまなく見て回る意欲など、私にはもともとなく、下調べもいい加減。

見たいお寺に無事にたどり着き、その雰囲気に浸れたなら、もう80パーセントは満足。

そんないい加減なところが、私にはあります。

旅行記の記述も、私の受けた印象を綴る内容が大半です。

そのお寺の史実など、いつもはあまり触れませんが、今回は、その点の記述でも、多少は努力をしたかしら。

 

お天気が良すぎて、山門が、濃い影で真っ黒。
私の未熟な撮影の腕では、仕方ありませんね~

圧巻の巨大な南禅寺の山門
日本の三大名門の一つに数えられているそうです。

 

さて南禅寺で、同窓会の時は経験しなかった、ちょっと勇気の要ることに、私は挑みました。

石川五右衛門が発した、「絶景かな 絶景かな」の感慨の言葉を身をもって味わいたいと思った私。

有名な山門の楼上に実際に上りました。

その階段の何と急だったこと。

恐る恐る、こわごわとでしたが、何とか無事に上にたどり着けました。

回廊からの眺めは、期待通り、素晴らしいものでした。

 

 

回廊は一周できます。

 

私も、石川五右衛門同様、「絶景かな!絶景かな!」と言いたいほどの感動でしたが・・・・・・。

その気持ちが一気に吹っ飛んでしまうような、緊張感を、その後味わう羽目に。

階段を下るときの事です。

上り以上にもっともっと大変。

階段は、ほとんど垂直に下に落ちている感じに見えました。

一瞬泣きそうな気分になりましたが・・・・・・。

下りないわけにはいきません。

柵と縄を頼りに、一歩一歩、必死でした。

無事に下にたどり着いた時、、どんなにホッとしたことでしょう。

 

次に、私の心に、同窓会の時と同様、強烈な印象を与えたのは、赤煉瓦のアーチの橋、水路閣です。

哲学の道の傍らを流れていた疎水はこの南禅寺に通じています。

昭和の始め、琵琶湖から京都市内に向けて引かれた水路。

物語性が漂う、絵になる実に魅力的な光景です。

映画の撮影場所としても、よく利用されるとのこと。

境内の中に、近代的な構造物を通すには、おそらく反対者も多かったことでしょう。

けれども、異質なその水路の橋が、お寺の境内に、今ではしっくりと溶け込んで、非情に趣きのある景観になっています・

南禅寺の観光スポットとして、今では、一番人気が高い所ではないでしょうか。。

 

 

次に訪ねたのは、国宝の枯山水のお庭と、狩野派の代々の画家執筆の襖絵のある小方丈へ。

枯山水のお庭は、奥が深すぎて、とても私の浅い人間性では理解は難しいけれど、相対すると、心がとても落ち着いて無我の境地に近づけたような気持ちにちょっぴりなれました。

この頃には、疲労が濃くなってきつつあった私です。

静逸なお庭の雰囲気が、幾分でも、その疲れを癒してくれたことでしょう。

 

 お寺で、枯山水のお庭はよく見かけますが、南禅寺の庭は、国宝級でとくに有名なようです。

 

京都観光も、いよいよ終盤に差し掛かりました。

最後に、どうしても見ておきたかったのが、私と父の、大学の母校です。

私の人生最後の見納めのようなつもりでした。

南禅寺観光後は、タクシーで回ることに

タクシーの運転手さんを待たせ、途中下車をして、思い出に一瞬浸るといった気忙しいものでしたが。

 

まずは、父の母校へ。

私が大学時代、所要のついでだったっと思いますが、父が京都に寄ってくれたことがあります。

その時、父が母校の大学の界隈を案内ししてくれました。

 

経済学部を卒業した父でしたが、なかなかの文学青年のロマンチストだったようです。

一方、スポーツも万能で、背が高く、すらっとした体形で、さらに美男子。

さぞもてたことでしょう???(笑)

こんな事をブログに綴ると、天国の父が、「そうだそうだ。その通りだよ」と言って、喜んでくれるかしら(笑)

テニス部で活躍し、主将も務めたようでした。

 

 

吉田神社の近くだったと思いますが、吉田山に登る坂道当たりの住宅地を指して、「あのあたりに下宿があった」と教えてくれました。

その時の親子の光景は、今になっても、生き生きと蘇ってきます。

私には忘れられない懐かしい、父との良き想い出です。

散策の後、四条河原町の交差点にあるデパートで、豪華な刺しゅう入りの白のアンサンブルのセーターを買ってプレゼントしてもらいました。

長い間それを愛用したものです。

 

この思い出を、ずっと心に温め懐き続けてきた私。

ですから、その懐かしい場所を、いつかまたぜひ再訪したい、と思っていました。。

その願いが、この年になってついに叶い、本当に幸せでした。

 

次に向かったのが、私の大学の母校です.

車を待たせての思い出巡りでしたから、落ち着いて、見て回ることはかないませんでしたが。

五十数年前の校舎が、全く変わることなく同じ佇まいでキャンパスの中にありました。

本当に感激してしまった私です。

悲しいけれど、変わったのは私だけ、そんな感じでした。

 

但し、横の奥に通じる道のあたりを見ると、近代的な建物が立ち並び、雰囲気が変わって見えました。

その道を行くと、私が下宿するまでの二年間を過ごした学生寮があるはずなのですが・・・・・・。

最初の感動が消えてしまうのが残念でしたし、待たせているタクシーの事も気になりましたから、それ以上は歩を進めず、礼拝堂と昔さながらのの赤レンガ風のの校舎にしばらく見惚れ、それを胸に焼き付けて、車に乗り込みました。

 

 

 

旅の最後を私の青春時代の思い出巡りで締め括るることができたこのたびの旅行。

満足以外の何物でもありませんでしたが、体は暑さに耐えかねて、かなり疲労気味でした。

この後、ホテルにもう一泊し、翌日の朝早く広島に向かいました。

その後のお墓参りは、東京から日帰りの強行軍で駆けつけてくれた、しっかり者の長女が同伴。

心強くて、本当に助かりました。

お盆の記述は、先に済ませましたので、、今回の一連の記事は、これで終了にします。

 

やっと書き終わりました。

だらだらと書き連ねてきた私です。

最後までお付き合いくださいました皆様には、恐縮の至りです。。

貴重なお時間を割いてまで、お読みくださいまして、本当に有難うございました。

今回は三記事を投稿したのみですが、またしばらくお休みさせていただきます。

 

サンマの塩焼き・じゃが芋とちくわの煮物・茄子の田楽・きゅうりの酢の物・冷奴・お味噌汁
お味噌汁は、恥ずかしけれど、インスタントでした。

一人ごはんにしては、ちょっと頑張った一昨日の夕食です。

 

私のブログは、日常の出来事を徒然なるままに綴る、ただの日記に過ぎません。

ですが次回からは、新しいカテゴリーの趣旨に多少は添えるように、私のライフスタイルの紹介を、時には記事にできるように努めたいと思います。

今後とも宜しくお願い致します。

 

秋らしい爽やかなお天気が待たれますが、まだ気候が不順なようです。

皆さま、くれぐれもお体をご大切に、よき日々を、お過ごしくださいませ。

 

  
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花のように泉のように

 

 

 

 

 

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