立春が過ぎました。
暦の上では、春が立つ嬉しい時ですが、それは名ばかり。
実際は厳しい寒さが、まだ当分続きそうです。
けれど、春はもうすぐと、春をまちわびる心持が一層強くなるのも、この時期ですね。
春浅し、春近し、春淡し、春兆す、春めく等々。
様々な春待ち言葉が浮かんできます。
今年ほど、春を待ち焦がれる気持ちが強かった事が、今まであったでしょうか。
今年ほど、冬の寒さを辛く感じたことが、今まであったでしょうか。
私はその辛い気持ちを、今冬は、「寒さストレス」と、よく表現してきました。
もともと冷え性で、手も足も異常に冷たくなってしまう私です。
今、暖房をつけてパソコンのキーを叩いていますが、手はまだかじかんだまま。
なかなか温まってくれません。
そのために人一倍寒さが応え、冬嫌いの私。
妹(ブログ名 世界に一つだけの姥花日記)は暑さに弱く、私は寒さに弱い。
お互いに言い合い、認め合ってきたこと。
それにしても、今年は特に辛い私です。
例年になく、今年の寒さが、特別であることも一因でしょうが。
遊び心で画像を加工。
冬の厳しさを表したつもりです。(笑)
今更の弁ですが・・・・・・・
夫のいない一人暮らしが、私の心身を、一層寒々とさせている大きな原因だと、しみじみ思うこの頃です。
Yさんは寡黙な照れ屋さんでしたから、温かな優しい言葉など、直接かけてくれた事はほとんどありませんでした。
けれど口うるさい言葉や文句もも皆無。
空気のような人でしたが、その空気感が、私をいかに支え、元気づけてくれていたか。
改めて思い知らされている今。
Yさん恋しに、時々なってしまいます。
私は毎日、朝は御位牌に語り掛け、感謝の言葉を忘れません。
未だに胸にこみ上げるものが、時々あります。
Yさんの事を、念力のようにして、もっともっと思い続ければ、心身が温まってくるのかもしれませんね。(笑)
上の画像と同じ場所で撮った本来の景色
凛とした佇まいの冬木立は、私は大好きです。
寒い!寒い¡と愚痴を言い、行動を鈍くしていると、益々寒さストレスが大きくなるだけ。
冬にも、魅力はいっぱいありますもの。
素直に、その良さ感じ、愉しむ心の余裕をを持ちたいものです。
高村幸太郎の詩のように、勇ましく冬に向かい、もっともっと元気に過ごしましょう。
きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いてふ)の木も箒(ほうき)になった
きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
冬よ
僕に来い、僕に来い、
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た
少々勇ましすぎて、私には馴染めないものがありますが。
今の時期、冬は来たではなく、冬よ去れ!ですね。(笑)
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花のように泉のように