今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

ショッキングな出来事

2022-06-03 07:14:01 | 人生

昨日の記事で触れたショッキングな出来事とは、なんとお財布が見当たらなくなってしまったことです。

Fさんと一緒に、椅子の周り、テーブルの下と、あらゆるところを探しました。

バッグの中は幾度も幾度も・・・。

やはりありません。

お財布の中に収めた多種のクレジットカード、4万円の現金、主人と母の写真。

それがなくなる最悪の事態を心に描き、顔が青ざめる程に、私は動揺してしまいました。

 

お財布の中にいつも入れている母と主人の写真です。
私のお守り、といった感じでしょうか。

チェリーセージ ライトパープル

庭の草花
植え付けて3~4年がたつ逞しい宿根草です。

 

専業主婦一筋で世間知らずの私と違い、Fさんは、若い頃は海外留学、外資系会社に勤務と、実に社会経験豊富な知性的な女性です。

その後、冷静な彼女に、いかにお世話になったか・・・。

それは計り知れないほどでした.

 

まず今、身を置いている和食処に来るまでの経路と自分の行動を振り返ることに。

お財布を出したのは、クリニックの受付で診察代の支払いをした時だけです。

二子玉川までの渋谷からの電車は、パスモ利用でしたから、お財布は手にしていません。

そうなると、思いつくのは、支払い時に、受け付け台の上にお財布を置き忘れた、ということ。

或いは電車の中で盗まれる。

私が手に提げていたバッグは、間口が広くて多少不用心かな、と常々思っていたからです

 

しかし、日中の空いた電車の中では、そのような行為はまず不可能では、と彼女が言い・・・。

受付の際、置き忘れた可能性が一番高いとの結論に。

私がいくら高齢者とは言え、そんなうっかりミスを犯すだろうか?

半信半疑ながら、それ以外、その時は思い付かなくて、すぐクリニックに問い合わせの電話をかけました。

 

電話は、すべて彼女が自分のスマホでかけてくれ、放心状態気味の私に手渡してくれました。

ところがクリニックの返答は、「そのような忘れ物はありません」とのこと。

があーん!と頭を殴られたようなショックを受けた私です。

 

しかししばらく経過し、私は思いがけない出来事がクリニックで遭った事を思い出しました。

受付で支払いを済ませ、待合室の奥にある化粧室に寄った時のこと。

バッグを置く場所が見当たらず、私は、便器の背にある細い棚の上にそれを置きました。

そして手を洗っている最中でした。

ドッサ、といった大きな音がし、その方向を見ると、私のバッグが床に落下していたのです。

 

購入時、すぐ撮った画像です

 

実はこのバッグ、昨年の秋、4~50代の頃、購入したブランドバッグを三つ手放し、その買い取り額として受け取った数十万の代金の大半を使用して買った物です。

もう二度と、こんな高価な買い物はしないつもりでしたので、湿気対策を十分心がけ、大切に大切に愛用するつもりでいました。

 

東急百貨店本店のタイムレスで、査定を受けている時の画像です。
ほとんど使用していなかったのに、皮の表面が傷んでしまいました。

店員さんの話によると、湿度の高い日本の気候が良くないようです。
この後、修理してでも使い続けるべきだったのでは、と悔やんだりもしましたけれど・・・。
今は購入時の三倍くらい値が上がっていて、さりげなく私が持てるバッグではなくなってしまいました。

 

ですから、狭い隙間に落下しているバッグを見た時、大きな傷がついたのではと、とても私は心配になりました。

でも幸にも、それらしき傷はなく、ホッと一安心。

そのちょっと浅ましい安堵が、その後のチェックを怠ってしまったのでしょう。

バッグの落下と共に、外に放り出されてしまったお財布には、私は、その時全く気が付かなくて・・・。

そのまま、バッグを提げて電車に乗り、友との待合場所、二子玉川駅ににむかってしまいました。

 

これも数十年使用しているお財布です。
日々使う方が、湿気対策にもあり、皮が傷まないということを、このお財布が実証してくれているかのようです。
内側は、結構傷んでいます。
質のいいものを数少なく持ち、長く使用する。

これが私の暮らし方です。

あなたは大丈夫!? 革製バッグの保存のしかたをご紹介 | ブランドの手帳 (komehyo.co.jp)

 

お財布のない事に気が付き、しばらく経過後、化粧室における棚からのバッグの落下を、私は思い出しました。

この時、お財布がバッグから出たに違いない、とわたしは確信。

その時の、私の安堵と喜びは相当なものでした。

すぐまた、クリニックに電話。

その出来事を話しました。

でもその返答は、相変わらず、その様なお財布は見当たりませんでした。

またまた、頭をがぁ~!と殴られたような心境に。

 

こうなると電車の車内で盗まれた以外、考える余地が残っていませんでした。

でも、日中の空いた電車の中で、そんな犯罪を犯すことが可能でしょうか。

Fさんも、それは不可能では、と。

それでまた、しばらく経過して、もう一度クリニックに電話。

そのような紛失物がないか、再度、確認してもらいました。

暫く経過して、私が受け取った返事は、やはりそのようなお財布は見当たりません、との虚しい返事。

その言葉がどうしても信じられなくて、その後もう一度電話を掛け直しましたが。

それでもだめ。

 

Fさんが言いました。

「これだけ問い合わせてもないと言われたからには・・・。

まず心当たりのクレジットカードは不用心だから、すべて止めましょう」

そう言うと、自分のスマホで銀行と東急などのクレジット会社の電話番号を手際よく検索し、呼び出し音が鳴ると、

私に手渡してくれました。

その手さばきの早い事。

すっかり彼女に頼り切り、取引先の銀行とすべてのクレジット会社の連絡先に、速やかに電話することが出来た私です。

最近替えたばかりの高島屋のプレミアムカードは、そのサービスカウンターまで足を運び、そこで手続きを済ませることが出来ました

そこは人影もなく静かな場所で、自販機のジュースは無料とのこと。

その落ち着いた環境に身を置き、やっとホッと一息つくことが出来た私達です。

その後、Fさんに導かれ、二子玉川駅の窓口と警察署にも足を運び、紛失届けを済ませました。

 

 

こんなに速やかに後始末の過程をこなせたのは、すべてF,さんのお陰です。

数千円のお札を私の手に載せ、「疲れてるでしょうから、タクシーで帰ってね」と。

どこまでも優しいFさん。

溢れるような感謝の気落ちと 掛け替えのない時間を無駄にしてしまたお詫びを彼女に述べ、帰路に私は就きました。

その後、お財布はどうなったでしょうか。

次回に続くとさせていただきます。

 

思いがけない出来事が時々起き、78歳の身には応えますが、
上のノートに目先の目標を立て、その達成感をささやかな喜びとして、
生活記録と反省点も綴りながら、残りの半年も、日々元気に明るく過ごしたい。
そう願っています。
ウクライナの悲劇が一日も早く終わることを、切に祈りながら。

 

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