大切なものを失ったショックは相当なものですが・・・。
お財布となると、犯罪が被害を大きくしそうで、ますます怖くて。
クレジットの被害額は補償されることは知ってはいましたが。
家に辿り着いた時は、まだ放心状態のまま。
ファミリールームに入った時、最初に目に飛び込んできたのが、長女からの定期便のビビッドカラーのお花でした。
このお花から、とてもとても元気を貰えた私です。
何事が起きても、いつも冷静な長女に、励まされたような思いに一瞬なりました。
何度問い合わせても、その様な紛失物はありませんと言われ、もう半ば諦めかけていた私です。
明日は、カードからの自動引き落とし会社に連絡、といった後始末を色々しなければなりません。
何よりも悲しかったのは、お守りのように、お財布にしまっていた母と主人の写真を、二度と手にすることが出来ない事でした。
家事等、まるで手が付けられなくて・・・。
又、無くなってしまったお財布の事を思い出しては、嘆かわしい気持ちになり、私は沈痛な心持ちのままでいました。
すると、夜の8時過ぎの事です。
携帯の呼び出し音が鳴り・・・。
出ると、なんとその電話はクリニックから。
そして、「問い合わせのお財布がありました」と。
もちろん、私は最初、大感激!!!
でも、すぐその後、思ったことは・・・。
連絡が遅過ぎ。
何度も尋ねたのに、今頃になって知らせてくるなんて・・・。
カードはすべて、もう紛失届を提出し、二度と使えません。
多少腹が立たなくもありませんでしたが、落とした私が一番悪いのだから。
出てきた幸運を喜ぶことにしました。
そして何よりも感謝しなければいけないのは、Fさん。
バッグが落下した時に、バッグの傷が気になり、お財布が放り出されていたことに気が付かなかった、自分の浅ましさをを思い、又ちょっぴり恥ずかしくなった夜でした。
翌朝、すぐFさんに連絡。
共に、とても喜んで下さり…♪
その数日後、お財布を取りに出かける途中で、彼女とまた会う事にしました。
思いがけず、彼女が住む街にある、ミシュランガイドで二つ星を毎年受けているフレンチレストランで、感動する程に美味しい昼食をいただいた私達。
お財布が戻った祝杯!
この時のお料理の紹介と尽きなかった話題については、また次回でお話しさせていただきます。
庭の近景
今、紫陽花が満開です。
お立ち寄りくださいましてありがとうございます。
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