今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

良かった!!!安堵

2011-12-02 07:15:53 | 病気

昨日は、午後から、冷たい冬の凛とした空気が張り詰める中、幾分不安な気持ちを抱きながら、病院に出かけてまいりました。

ところが、期待以上のドクターの前向きなお言葉のお陰で、佳き日となりました。
嬉しい言葉を幾度もかみしめ、昨日は良かった良かったと、心の中で繰り返していた私です。

診察室を出た時、私は思わず夫に、
「あなた良かったわね~本当におめでとう!」と、語りかけました。
夫は、軽くうなずき、いつもと変わらない淡々とした態度でしたけれどね。
私は、こんなに嬉しかった事は、孫のかれんの誕生以来のことでは、と思えるほど舞い上がってしまいました。

昨日午後から病院を訪ね、診察室に入ると、担当医のT先生が、
「その後如何ですか?」と
いつもの爽やかな笑顔で、私達に声をかけて下さいました。
夫は、「え~特別変わりなく過ごしています」と。

すかさず、私はこれまでの鬱積した不安な気持ちをぶつけるが如く、
「夫の肝臓は大丈夫でしょうか?」と、唐突に尋ねてしまいました。

先生のお答えは、「実に順調です。切除した肝臓も、逞しく成長し、大きさが元の八割方、戻っていますよ。」

私、「本当ですか。良かった~でもS病院の先生のお話しでは、血液検査の結果が、まだ良い数値でないように伺っておりますが。」

「大丈夫です。インターフェロンの副作用により、白血球は多少減少していますが、ほかには問題は全くありません。肝機能も正常です。」と。

私達に差し出されたグラフを見ると、折れ線グラフが、途中から急カーブで上向き、頂点近くにとどまっていて、夫の回復状況の素晴らしさを、一目で確認することできました。
私は余りに嬉しく、心に込み上げるものを抑えながら、感謝の気持ちを、先生に何度もお伝えしました。

最近は、週一回の最寄り駅近くのS病院での診察には、私はいつも同伴はしていません。
しかし帰宅するまでは、落ち着かない気持ちで、夫の帰りを待ちます。
そして帰宅した夫に、「先生今日は何とおっしゃった?」と尋ねます。
すると夫は、「何も言われなかったよ」と答えるだけ。
私は、いつも本当かしら?と首をかしげたくなるのですが、いつも答えは同じ。

無愛想で寡黙な夫と、同じように愛想が良いとは言えない先生の間では、コミュニケーションがうまく成り立たないようです。(笑)
患者さんが、どんなに無愛想でも、そんな先生の態度には多少疑問を感じますが・・・・・・

ところが私が付き添って診察室に入った時の先生の雰囲気はまるで異なります。
私の質問にも、丁寧に応えてくださり、先生の誠実さも伝わってきます。
確かに、T先生に比べると、慎重なご性格なのか、あまりプラス思考のお話しの仕方をなさいませんので、不安な気持ちになることが多いのですが。

私は夫に良く言います。

「私の方が、先生の言葉を引き出すのが上手だし、チョットした何気ない一言で、先生の今後の見解がすべて察知できたりするものなのよね~
あなたはそれが不得手だから、やっぱり私が付いていかないとだめね~」と。

でも今日のT先生のお話には一点の曇りもなく、夫の回復の素晴らしさを確信することができました。
去年のような、疑わしき影も全くなく、実にきれいな肝臓のようです。
多少形がいびつなため、胃を圧迫している状態のようですが、心配することではないとか。

次回の診察は、三カ月先になりました。

15年は、この肝臓を持たせられるよう、今後も頑張りましょうとの先生の励ましの言葉を胸に、冬の凛とした青空のように、清々しい晴れやかな気持ちで診察室を後にしました。

私は、最初に述べたおめでとうの言葉かけの後、

「ね~あなた、余生を未だ15年も生きられれば、もう本望じゃない。
私は恐らく、もう死んでこの世にはいないわよ。」

と笑いながら夫に語りかけ、残されたこれからの人生を、夫婦仲良く健やかに暮らしたいものと、改めてしみじみ思いました。

でも、本当の私の気持ちは、主人には、もっともっと長生きしてもらいたい、と願っています。

今日は三越のチェルシーガーデンのガーデナーさんが、冬の草花の植え付けと花壇の手入れに見えます。
台風15号で倒れ撤去したミモザに変わり、新しい樹木も植えられます。

明日は、私の住まい周辺の道路の年末の大掃除。

いよいよ年末年始の準備へと、本格的な始動開始の我家です。
去年の年末と異なり、何の不安もなくお正月を迎えられる当たり前の幸せを、ことさら嬉しく思います。

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今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。
たくさんの温かな励ましの応援も、嬉しく、感謝と共に、心よりお礼を申し上げます。

 

 

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