今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

久しぶりに再会 中学時代の憧れの人~苦い想い出も

2023-04-17 07:10:40 | 

数日前の事です。

懐かしい友から、突然電話がありました。

そのお名前はIさん。

これは旧姓です。

旧姓しか思い出せないほど、高校を卒業してからは、会う機会は殆どありませんでした。

 

彼女は、小学校の六年間、担任だった先生のご長女。

中学になりクラスが一緒に。

成績も優秀で、大人びた雰囲気。

卒業後は、国立の広島大学に入学されました。

心優しくて、楚々とした雰囲気の彼女は、私には憧れ的な存在でした。

家も割と近かったので、もっと親しくなりたいと、強く願ってもいました。

 

ネモフィラ
ピンボケですね。
新しいカメラ、未だに苦手意識が強くて、前のカメラが懐かしい。
今なお、そんな気持ちでいます

 

ところがその内、彼女は四人組の仲良しグループを結成。

そのグループに名称までつけて、その結束ぶりを周りの人にも感じさせていました。

そのグループの一人に、小学校時代、とても私が苦手とする人も入っていました。

きれいで、成績も優秀でしたが、その人は何故か私を強く意識しているのが分かりました。

一種のライバル意識だったのでしょうか。

小学生時代、その人の態度に、何かと傷つくことが多かった私です。

 

ですからそのグループに彼女も入っていたことで、私はかなり落ち込み、次第に自信を失っていきました。

この心の痛手は、思春期の私には大きな影響を与えました。

それだけが原因ではなかったでしょうが・・・。

私は次第に情緒不安定になり、中高は私の人生で一番暗い時期だったような気がします。

体力にも欠け・・・。

親にも随分心配を掛けました。

 

私の親友の男友達。

このブログにも時々登場いただいた、郷里の市政で大活躍したH君には、

「小学校時代は、とても元気だった~さんが、別人のようにおとなしくなり、びっくりしたよ」と、

よくからかわれたものです。

彼の言う通りでした。

 

前回の記事でご紹介したエリゲロンです。
今の時季、長年咲き続けてくれる宿根草です。

 

しかし大学入学後から、今日に至るまで、思うように過ごせなかった幾分暗い思春期が嘘のように、良き多くの友人に恵まれるようになりました。

その後の半生は、その素晴らしい友達の薫陶に与かり、私はみるみる成長できたと思っています。

結婚した夫も、大した理由もなく私を絶対的に信頼し、育児家事全般すべてを任せてくれたことも、私が逞しく変貌した大きな理由でした。

 

私達姉妹は、お互いに時期を同じくして、夫の海外赴任で外国暮らし。

さほど変わらない時期に帰国しましたが・・・。

数年振りに会った妹には、私がまるで別人のようと言われたものです。

 

恐らくこの度、声をかけてくださった中学時代の友、Iさんも、私に妹が感じたのと同じ印象を抱かれたのかもしれません。

十数年前の事。

彼女のお父様、すなわち小学校の担任だった先生のお墓詣りに、有志で一泊旅行を兼ね出かけた時の事。

彼女にも久し振りに会い、お墓に案内してもらい、夕食も共にしました。

それからしばらくして彼女からお礼の手紙をいただきました。

そこに下記のような文面がありました。

「貴女がどんなに幸せな人生を送ってこられたか、一目で分かりました」と。

 

私には何にも替え難い嬉しい言葉でした。

中学時代に少々苦い思い出のある人からの言葉でしたから、なおさら嬉しかったのかもしれません。

その言葉を目にした時、誰よりも、既に病床に臥していた夫に感謝したい気持ちになったものです。

そう言えば、数年前、ご近所の人に、「~さんはいつも本当に幸せそうね」とも。

そんなオーラ―を私に感じてくれる人が居るなんて、とても嬉しい事です。

全てやはり、主人と家族のお蔭だと思っています。

 

 

そして数日前の事です。

突然中学時代のその友人から、「お会いしたい」と。声を掛けられました。

恩師のお父様のお墓参りをしてから、もう十年以上経過。

その後、都内で開かれたミニ同窓会で、二度お目にかかりましたが、個人的に二人で会うのは初めて。

 

とても楽しみでしたが、何だか会うまでは気がソワソワして・・・。

心の片隅が何時も緊張しているような感じで、精神的に疲れてしまいました。

自分の思いがけない心理状態に、戸惑うばかり。

声をかけていただいたけれど、その理由がよく分からなかったからでしょうか。

高齢になると、お友達のお付き合いは、長年気心の知れた親友と会い、おしゃべりするのが気楽で一番愉しい。

 

そして数日前、二人で我が家の近所の和食レストランで昼食を共にしました。

コロナ禍以降3~4年ぶりに駅で再会したのですが、彼女の変貌繰りにびっくり。

これまでお会いした時は、割と地味な印象でしたが、服装もあか抜けて見違えるように美しくなられ、本当に本当にびっくり。

私も割と若く見られがちですが、彼女はもっと若々しくて、

50代と言ってもおかしくないほど

ご主人様は大学の教授、息子さのお一人は弁護士さん。

伊豆にセカンドハウスがあり、横浜市内の本宅と半々でお住まいとか。

伊豆の住まいからは毎日富士山が望め、でも周りにお店がなくてとても不便。

コロナ禍の時だけは、助かったわ、と。

裏千家のお師匠さんをなさっていて、大学で教えてもおいでのようでした。

 

今お会いしても、非の打ちどころがないような本当に素敵な方。

恐らく彼女は、中学時代、私の心が彼女の態度で痛手を受けたことがあるなんて、知る由もないでしょう。

その頃の私は、まだあまりに未熟で世間知らずの子供でしたから、既に大人っぽかった彼女には物足りなかったのでは。

とてもよく分かります。

 

ですから数十年ぶりに会った時、私の雰囲気の変わり様に驚かれたのかもしれません。、

もっといろいろお話ししてみたいと思い、声をかけて下さったのでしょうか。

楽しいひと時を過ごすことが出来、嬉しかったのですが・・・、

少々、疲れもしました。

 

この撮影をした時は、まだエリゲロンは咲いていませんでした。
今は満開です。

 

その翌々日、大学時代の親友から電話があり、二時間ほどおしゃべりしたのだけれど、姉妹のように気の置けない人なので、疲労は全く感じませんでした。

ご主人さまはまだ現役の開業医。

友も、医療事務を一手に引き受け、やり甲斐をとても感じるものの、スタッフの方達への気苦労も多いとのこと、

Iさんもやっこちゃんも、高齢なのに、お仕事に従事され、まだ活躍の最中。

只々感心するばかりの私です、

でも友は、高齢になると、何十年もお付き合いの続く親友が、会っても一番心が疲れないで楽しく話せる、と。

改めて思ったこの数日間のの出来事でした。

 

その内、都内で催される同窓会の声がまた掛かるでしょう。

今迄は、出席率は皆勤に近かったけれど、今度声が掛かったらどうしようかな。

楽しいだけでなく、疲れも感じてしまう場所ですから。

 

やっこちゃんはじめ、親友達とはいつでも会いたい。

今はそんな心境です。

 

 

 花のように泉のように

お立ち寄りくださいまして有難うございました。

 


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