《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

富雄川流域探索「信じていたのに…」

2020年07月24日 | Weblog

「長髄彦の本拠地」。学研北生駒駅西へ直線距離1.2㎞の旧集落内にある。
高千穂から河内湾(現・大阪湾)まで来た神武天皇(磐余彦(いわれひこ))は、
旧添下郡鳥見郷(現生駒市北部・奈良市富雄地方)付近を支配していた
神武天皇は長髄彦の抵抗により上陸を阻まれる。
長髄彦は、天照大神から十種の神宝を授かり天磐船に乗って
河内国(大阪府交野市)の河上の地に天降り、
その後大和国(奈良県)に移ったとされて、
長髄彦の娘を娶っていた饒速日(にぎはやひ)と言う神に忠誠を誓っていた。
ところが、長髄彦が戦っているうちに
饒速日は磐余彦(神武天皇)に仕えてしまう。
磐余彦は長髄彦に「天は一人でない」と諭すが、
改心しないので殺してしまう。
「あー私はあなたが唯一の神と信じていたのに…」
この饒速日は後の物部氏の祖であると日本書紀にあると言う。

今日の暦:天平勝宝1(749)年、東大寺大仏の鋳造が終わる。