《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

ちょこっと京都「長谷川等伯」

2017年10月11日 | Weblog

名勝庭園手前右側に収蔵庫があり障壁画が展示されていた。
説明によると「桃山時代の狩野派に対抗し、独自の画風を確立した
長谷川等伯とその一派によって描かれた智積院が所有する
楓図、桜図、末に秋草図、末に黄蜀葵(とろろあおい)図等。特に楓図、桜図は
障壁画を代表するものとして知られている。
桜図は等伯の息子、久蔵25歳の作で描いた翌年26歳でこの世を去った。
息子を失った翌年等伯は哀惜の情を振り切り描いたのが楓図だとか。
桜図は現在博物館・国宝展に貸し出し中」とある。
楓図は中央に「でーん」と大きな力強い木を画面いっぱいに置き
大自然を描き出した障壁画だ。
期待していた息子の突然の死、どんな気持ちで等伯は
金箔の上に色を落とし込んだのだろうかっ。(画像はリーフレットより)