北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

阪神難波延長線 工事進捗状況

2006年08月08日 | 阪神






阪神難波延長線の概要等については、6月6日の記事で詳しく述べましたが、改めて簡単にいうと、阪神難波延長線(西大阪延伸線)とは、阪神や大阪府などの出資によって設立された第三セクター「西大阪高速鉄道」が、現在、阪神西大阪線の西九条駅と近鉄難波線の難波駅までの間3.4kmを連絡するために建設中の新線のことです。
この新線が完成するのは3年後の平成21年の予定で、この連絡線が完成すると、近鉄名古屋駅から山陽姫路駅までが一本のレールで繋がることになり、近畿・中部の2地域に跨る私鉄の新たな広域ネットワークが誕生することになります。

先月関西に旅行に行ってきた際に、私は、この難波延長線の工事の進捗状況を視察してきました。
一番上の写真は、難波までの延伸に備えて現在大幅な改良工事が進められている阪神の尼崎駅の様子です。
この写真に写っているホームは、新設工事中の1番ホーム(120m)で、現在の3・4番ホームが新線に割り当てられることから、このホームは梅田までの本線用に使用されることになります。
なお、この写真には写っておりませんが、新線に割り当てられる3・4番ホームは、10両編成の近鉄電車が停まれるように、現在、全長215mのホームに延伸工事中です。

中央の写真は、現在西大阪線の終端駅となっている阪神西九条駅の、線路の車止め部分です。難波への延伸が計画されてから40年以上もここで線路は途切れたままでしたが、難波への延伸工事が始まったことにより、ようやくこの先から線路が延伸されることになりました。
この車止めのすぐ先には、高架駅であるJR大阪環状線の西九条駅がありますが、阪神の西九条駅は高々架駅のため、そのまま線路とホームを真っ直ぐ延伸し、JRの西九条駅とは垂直に立体交差することになります。

一番下の写真は、JR西九条駅の東側で撮影した、阪神難波延長線の工事現場の様子です。沢山の大型重機が動いており、大変活気のある工事現場でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿