北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

吉野山ロープウェイ

2006年08月02日 | 特殊軌道






先月、奈良県吉野町に行ってきた際に、吉野山ロープウェイ乗って吉野山(山上にある、世界遺産の金峯山寺や吉水神社など)に行ってきました。吉野山ロープウェイは、正式には「吉野大峯ケーブル自動車」といい、昭和3年に開業した、国内では現存最古のロープウェイです。
近鉄吉野線の終端駅である吉野駅から徒歩3分の場所にある「吉野千本口駅」と、山上の「吉野駅」までの間330mを、28人乗りのゴンドラで、片道5分で結んでいます。

国内最古のロープウェイだけに、このロープウェイの構造は現在のシステムとは少し異なっており、ロープに片側からぶら下るのではなく、2本のロープの内側からぶら下る、四線交走式という方式を採っています。この方式は、懸垂式モノレールのサフェージュ式に近いといわれています。

また、ゴンドラがケーブルカーの車両のように、平行四辺形のように斜めになっている所も現在のロープウェイとは異なります。

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