北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

京阪プレミアムカーに初めて乗車してきました

2018年08月03日 | 京阪(京阪線系統)
「京阪プレミアムカー」については平成27年10月3日の記事でも紹介しましたが、改めて簡単に紹介すると、京阪プレミアムカーとは、8両固定編成の京阪8000系電車の各編成に、6号車(京都側から6両目)として1両だけ組み込まれている、京阪初の有料座席車の事です。



そのプレミアムカーに乗車するためには、通常の運賃の他に「プレミアムカー券」が必要で、プレミアムカー券の料金は、行き先(乗車する区間の距離)によって400円と500円の2種類があります。
全席指定の有料座席車だけあって、プレミアムカーは内装も外観も、京阪の他の車両に比べると豪華なものとなっており、私は先月、関西を旅行した際に、樟葉から淀屋橋まで、初めてそのプレミアムカーに乗車してきました。




以下の写真3枚は、プレミアムカーに乗車する前日に出町柳駅で撮影した、プレミアムカーです。この時は、プレミアムカーの外観をホームから間近で見学してきました。
なお、京阪特急が停車する駅のホームには、いずれもこのように「プレミアムカー乗車口」の表示があります。







以下の写真2枚は、私がプレミアムカーに乗車した樟葉駅のホームから撮影した、ホーム上の「プレミアムカー乗車口」の表示と、プレミアムカー乗車口の乗降の様子です。





そして、以下の写真3枚はいずれも、私がこの時乗車したプレミアムカーの車内で撮ったものです。
短い乗車時間ながら、初めてのプレミアムカーで、プレミアムな車内空間を満喫してきました(笑)。







車内の座席配置は、2人がけのシートと1人用シートが並ぶ、グリーン車のような「2+1」の横3列で、前の座席との間隔も従来のシートピッチより10cm広くなっているので、足元の空間もゆったりとしていました。
大型テーブルに電源コンセントや無料wifiなど、モバイル端末で仕事が出来る環境も整っていますので、移動中のビジネスマンにもいろいろと使い勝手が良さそうです。

但し、車内にトイレは無いので(プレミアムカーに限らずそもそも京阪の電車にトイレはありません)、「有料の車両なんだから車内にトイレくらいあるだろう。用は車内で足そう」なんて思い込んで乗車すると、場合にとってはかなり辛い思いをする事もあるかもしれません。この点だけは注意が必要です。


ところで、日刊工業新聞が先月報道したニュースによると、8000系電車で運行されているこのプレミアムカーの利用が好調で、鉄道の収益改善効果も高い事から、京阪は、2年後までにプレミアムカーを3000系電車にも拡充する方針らしいです。
3000系電車の各編成8両のうち、中間車1両を改造する予定で、需要次第では、1編成当たりのプレミアムカーを2両に増やして、団体客や予約利用にも備えるとの事です。
プレミアムカーが3000系にも導入されると、京阪間を結ぶ、10分毎に発着する特急の全編成で、プレミアムカーの利用が可能となります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿