前回の日記で述べたように、私は今月中旬、2泊3日の日程で関西に行ってきたのですが、2日目の午前中は、前々からずっと行ってみたいと思っていた「京都鉄道博物館」へ行き、同館を初めて見学してきました。
この博物館の概要等については、今から4年近く前にアップした平成24年12月22日の記事で解説しておりますので、その詳細は割愛しますが、改めてざっくり言うと、京都鉄道博物館とは、元々京都の梅小路にあった「梅小路蒸気機関車館」に、大阪にあった「交通科学博物館」(平成26年に閉館)の機能を統合・再編させ、それに合わせて展示品も大幅に追加して今年の4月29日にオープンした、鉄道の総合博物館です。
事実上、梅小路蒸気機関車館を大幅に拡張・リニューアルした施設といえ、JR西日本が運営しております。
京都鉄道博物館には、その前身ともいえる梅小路蒸気機関車館に収蔵・展示されていた20両の蒸気機関車を含む、合計53両の車両が収蔵・展示しており、それらの展示車両の中には、営業列車として初めて東海道新幹線を走った0系新幹線電車の第1号車や、時速300kmでの営業運転を実現しギネスブックにも掲載された500系新幹線電車、戦後の特急列車を牽引した国鉄最大のC62形蒸気機関車など、歴史的な価値を持つ車両が多数含まれております。
ちなみに、京都鉄道博物館の展示面積は約31,000平方メートルあり、現時点では、さいたま市大宮区にあるJR東日本の「鉄道博物館」(但し来年に拡張される予定)や、名古屋市港区にあるJR東海の「リニア・鉄道館」を、面積・展示車両数共に上回っており、日本最大の鉄道博物館といえます。
以下は、京都鉄道博物館で収蔵・展示されている車両の一部を、構内の各エリア毎に大雑把にまとめたものです。
但し、ここに掲載したのはあくまでも代表的な車両のみで、全車両(53両)を掲載しているわけではないので御了承下さい。
≪プロムナード≫
●C62形蒸気機関車26号機
●DD54形ディーゼル機関車33号機
●22形制御電動車1号車(0系新幹線電車の4両編成、鉄道記念物、未来技術遺産)
●クハ103形制御車1号車(103系通勤形電車の先頭車)
●マロネフ59形2等A・B寝台緩急車1号車
●ナシ20形食堂車24号車
≪トワイライトプラザ≫
●EF58形電気機関車150号機
●EF65形電気機関車1号機
●EF81形電気機関車103号機(トワイライトエクスプレス牽引専用塗装)
●オロネ24形A寝台車4号車
●スロネフ25形A寝台緩急車501号車
●スシ24形食堂車1号車
≪本 館≫
●230形蒸気機関車233号機(現存する最古の国産蒸気機関車、鉄道記念物、国の重要文化財)
●1800形蒸気機関車1801号機(英国キットソン社製、鉄道記念物)
●122形制御電動車5003号車(100系新幹線電車の東京方先頭車)
●521形制御電動車1号車(500系新幹線電車W1編成の博多方先頭車)
●クハネ581形制御寝台車35号車(583系特急形寝台電車の先頭車、ヘッドマークは「月光」)
●クハ489形制御車1号車(489系特急形電車の先頭車)
●EF52形電気機関車1号機(鉄道記念物)
●EF66形電気機関車35号機
●DD51形ディーゼル機関車756号機
●キハ81形制御気動車3号車(キハ80系ボンネット型特急先頭車、ヘッドマークは「くろしお」)
●ヨ5000形車掌車5008号車(テールマークは「たから」)
≪扇形蒸気機関車庫≫
●8620形蒸気機関車8630号機(構内運転用動態保存機)
●C62形蒸気機関車2号機(構内運転用動態保存機)
●C61形蒸気機関車2号機(構内運転用動態保存機)
●D51形蒸気機関車200号機(構内運転用動態保存機、本線運転復活予定有り)
●C57形蒸気機関車1号機(本線運転可能動態保存機、冬期以外は下関総合車両所新山口支所に常駐)
●7100形蒸気機関車7105号機(義経号、構内運転用動態保存機)
●C62形蒸気機関車1号機
●D51形蒸気機関車1号機
●C58形蒸気機関車1号機
●C59形蒸気機関車164号機
今回は時間の都合上、残念ながらやや駆け足での見学とはなりましたが、一応、館内各所を一通り見学する事が出来ました。
展示品の全てを入念に見学出来たわけではありませんでしたが、私としては、とりえあえずは満足です!
以下の写真3枚は、京都鉄道博物館に入場した私が、まず、同館を構成するエリアのひとつであるプロムナードで見学・撮影してきた車両の一部です。入場者がまず最初に見る光景がこれです。
以下の写真2枚は、私がトワイライトプラザで見学・撮影してきた車両の一部です。
御覧のように、今年の3月まで札幌~大阪間を走っていた寝台特急「トワイライトエクスプレス」に使用された車両の一部が展示されております。
以下の写真は、博物館の構内路線と、JRの営業路線とを直接結んでいる連絡線(引込線)です。
この引込線を介して館内の展示車両を入れ替える事が出来るのも、京都鉄道博物館の大きな特徴のひとつで、現役で運行している車両も臨時(期間限定)で館内に展示出来るようになっています。
以下の写真3枚は、本館1階の、メインスペースの様子です。
メディアなどで京都鉄道博物館が紹介される時は、大抵ここで撮影した写真がよく使われており、同館の“象徴”ともいえる空間・車両です。
以下の写真2枚は、私が本館1階の引込線で見学・撮影してきた車両の一部です。
1枚目の写真に写っている電源車(トワイライトエクスプレス仕様のカニ24形電源車12号車)はここで静態保存されているもので、恐らく当分の間ここから動く事は無い思われますが、2枚目の写真に写っている軌道モーターカー(保線作業用の車両)は、昨年末に製造されたばかりの現役の新型車で、数日間の期間限定でここで公開されていました。
(後編に続く)
この博物館の概要等については、今から4年近く前にアップした平成24年12月22日の記事で解説しておりますので、その詳細は割愛しますが、改めてざっくり言うと、京都鉄道博物館とは、元々京都の梅小路にあった「梅小路蒸気機関車館」に、大阪にあった「交通科学博物館」(平成26年に閉館)の機能を統合・再編させ、それに合わせて展示品も大幅に追加して今年の4月29日にオープンした、鉄道の総合博物館です。
事実上、梅小路蒸気機関車館を大幅に拡張・リニューアルした施設といえ、JR西日本が運営しております。
京都鉄道博物館には、その前身ともいえる梅小路蒸気機関車館に収蔵・展示されていた20両の蒸気機関車を含む、合計53両の車両が収蔵・展示しており、それらの展示車両の中には、営業列車として初めて東海道新幹線を走った0系新幹線電車の第1号車や、時速300kmでの営業運転を実現しギネスブックにも掲載された500系新幹線電車、戦後の特急列車を牽引した国鉄最大のC62形蒸気機関車など、歴史的な価値を持つ車両が多数含まれております。
ちなみに、京都鉄道博物館の展示面積は約31,000平方メートルあり、現時点では、さいたま市大宮区にあるJR東日本の「鉄道博物館」(但し来年に拡張される予定)や、名古屋市港区にあるJR東海の「リニア・鉄道館」を、面積・展示車両数共に上回っており、日本最大の鉄道博物館といえます。
以下は、京都鉄道博物館で収蔵・展示されている車両の一部を、構内の各エリア毎に大雑把にまとめたものです。
但し、ここに掲載したのはあくまでも代表的な車両のみで、全車両(53両)を掲載しているわけではないので御了承下さい。
≪プロムナード≫
●C62形蒸気機関車26号機
●DD54形ディーゼル機関車33号機
●22形制御電動車1号車(0系新幹線電車の4両編成、鉄道記念物、未来技術遺産)
●クハ103形制御車1号車(103系通勤形電車の先頭車)
●マロネフ59形2等A・B寝台緩急車1号車
●ナシ20形食堂車24号車
≪トワイライトプラザ≫
●EF58形電気機関車150号機
●EF65形電気機関車1号機
●EF81形電気機関車103号機(トワイライトエクスプレス牽引専用塗装)
●オロネ24形A寝台車4号車
●スロネフ25形A寝台緩急車501号車
●スシ24形食堂車1号車
≪本 館≫
●230形蒸気機関車233号機(現存する最古の国産蒸気機関車、鉄道記念物、国の重要文化財)
●1800形蒸気機関車1801号機(英国キットソン社製、鉄道記念物)
●122形制御電動車5003号車(100系新幹線電車の東京方先頭車)
●521形制御電動車1号車(500系新幹線電車W1編成の博多方先頭車)
●クハネ581形制御寝台車35号車(583系特急形寝台電車の先頭車、ヘッドマークは「月光」)
●クハ489形制御車1号車(489系特急形電車の先頭車)
●EF52形電気機関車1号機(鉄道記念物)
●EF66形電気機関車35号機
●DD51形ディーゼル機関車756号機
●キハ81形制御気動車3号車(キハ80系ボンネット型特急先頭車、ヘッドマークは「くろしお」)
●ヨ5000形車掌車5008号車(テールマークは「たから」)
≪扇形蒸気機関車庫≫
●8620形蒸気機関車8630号機(構内運転用動態保存機)
●C62形蒸気機関車2号機(構内運転用動態保存機)
●C61形蒸気機関車2号機(構内運転用動態保存機)
●D51形蒸気機関車200号機(構内運転用動態保存機、本線運転復活予定有り)
●C57形蒸気機関車1号機(本線運転可能動態保存機、冬期以外は下関総合車両所新山口支所に常駐)
●7100形蒸気機関車7105号機(義経号、構内運転用動態保存機)
●C62形蒸気機関車1号機
●D51形蒸気機関車1号機
●C58形蒸気機関車1号機
●C59形蒸気機関車164号機
今回は時間の都合上、残念ながらやや駆け足での見学とはなりましたが、一応、館内各所を一通り見学する事が出来ました。
展示品の全てを入念に見学出来たわけではありませんでしたが、私としては、とりえあえずは満足です!
以下の写真3枚は、京都鉄道博物館に入場した私が、まず、同館を構成するエリアのひとつであるプロムナードで見学・撮影してきた車両の一部です。入場者がまず最初に見る光景がこれです。
以下の写真2枚は、私がトワイライトプラザで見学・撮影してきた車両の一部です。
御覧のように、今年の3月まで札幌~大阪間を走っていた寝台特急「トワイライトエクスプレス」に使用された車両の一部が展示されております。
以下の写真は、博物館の構内路線と、JRの営業路線とを直接結んでいる連絡線(引込線)です。
この引込線を介して館内の展示車両を入れ替える事が出来るのも、京都鉄道博物館の大きな特徴のひとつで、現役で運行している車両も臨時(期間限定)で館内に展示出来るようになっています。
以下の写真3枚は、本館1階の、メインスペースの様子です。
メディアなどで京都鉄道博物館が紹介される時は、大抵ここで撮影した写真がよく使われており、同館の“象徴”ともいえる空間・車両です。
以下の写真2枚は、私が本館1階の引込線で見学・撮影してきた車両の一部です。
1枚目の写真に写っている電源車(トワイライトエクスプレス仕様のカニ24形電源車12号車)はここで静態保存されているもので、恐らく当分の間ここから動く事は無い思われますが、2枚目の写真に写っている軌道モーターカー(保線作業用の車両)は、昨年末に製造されたばかりの現役の新型車で、数日間の期間限定でここで公開されていました。
(後編に続く)