北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

札幌市の共通ウィズユーカード、発売終了

2014年06月04日 | 切符・カード
札幌市内の複数の交通機関で利用できるプリペイドカードとして人気が高かった、札幌市交通局発行の「共通ウィズユーカード」が、来年3月31日をもって廃止されることになり(その日までが利用有効期限ということです)、それに先立って、先月末日、同カードの発売が終了しました。



私は、発売終了日の先月31日に、ちょっと奮発をして(笑)、共通ウィズユーカードの中では最も高額な1万円カードを2枚買いました。
1万円のカードは、1,500円分のプレミアムが付くので(つまり利用可能額は11,500円)、5種の販売額がある共通ウィズユーカードの中では最もお得なのです。
ちなみに、このカードには、昨年導入されたばかりの札幌市電の新型低床車両A1200形のイラストが描かれていました。

共通ウィズユーカードの発売が中止される理由は、札幌市によると、「環境負荷低減のため、再利用が不可能な使い捨てタイプの磁気カード(共通ウィズユーカード)から、再利用可能なICカード乗車券(SAPICA)に完全移行するため」とのことです。
但し、還元率はSAPICAよりも共通ウィズユーカードのほうが高いので(例えば購入金額が1万円の場合、SAPICAの利用可能額は11,000円なので、共通ウィズユーカードの同額カードとは500円の差があります)、私みたいに共通ウィズユーカードをずっと使い続けていた人にとっては、共通ウィズユーカードの廃止は事実上の交通費値上げといえます…。

ちなみに、昔は「共通ウィズユーカード」ではない、ただの「ウィズユーカード」というのもありました。
元々は札幌市営の交通機関でのみ利用できるプリペイドカードとしてウィズユーカードが登場し、その後、ジェイアールバス、中央バス、じょうてつバスなどの他社にも対応した「共通ウィズユーカード」が登場し、最終的には全てのカードが共通ウィズユーカードへ統一されました。