北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

嵐電を題材にしたマンガが発行されました

2012年10月25日 | 書籍紹介・書評
京都嵯峨芸術大短期大学部マンガ分野でマンガを専攻している学生5人と卒業生、教員達が、大学の近くを走っている、京都で唯一の路面電車としても知られている嵐電(京福電鉄嵐山線)沿線の寺社や車窓から見える古都の風景を紹介するマンガ「嵯峨嵐漫+2」を製作しました。
値段は一冊500円で、嵐電の嵐山駅でも販売しているそうですが、私は札幌在住のため、なかなか嵐山までは行けないため、同大学から直接自宅に郵送して貰いました(お金はその翌日に振り込みました)。



昨年、東日本大震災の被災地にマンガで元気を届けようと製作した「嵯峨嵐漫」は、宮城県石巻市で50冊を無料で配ったほか、売上金は義援金として寄付したそうですが、今回の「嵯峨嵐漫+2」はそれに続く第2弾で、今回も、経費を差し引いた分を東日本大震災の被災者に寄付するとのことです。

この本の執筆者の出身地はバラバラで、嵐電に乗ったことのない学生もいたことから(そもそも、生まれも育ちも札幌という生粋の札幌市民でも、札幌の市電に一度も乗ったことが無い人は沢山いますしね)、まずは嵐電を知ろうと嵐電を何回も乗り降りし、各駅の構造や乗客の様子、周辺に何があるかなどをじっくりと観察してから執筆したそうです。
ページ数は120ページで内容はアンソロジーのため、各エピソードはいずれも短編ですが、嵐電に興味のある方や、嵐電の沿線風景が好きな方は、多分楽しめる内容だと思います。嵐電の各駅を擬人化した企画なども面白かったです。

この本の入手法など詳しくは、京都嵯峨芸術大短期大学部マンガ分野のホームページを御覧下さい。
http://sagageimanga.com/