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熱き血の誇り

2014年12月22日 | Weblog

 逢坂剛著 大手製薬会社に勤める女性とその同僚、友人のカメラマンで製薬会社が過去に製品化できなかった人工血液を巡るサスペンス。スペインのフラメンコの歌い手とそのギター演奏者が日本に来た動機がその歌手がスペインでギター演奏者を守ろうとし殺人を犯しギャングの組織から命を狙われて逃走しているとの設定。ところが歌手は、特殊な血液であり北朝鮮の最高権力者と血液が同じ型でありその権力者が輸血を必要としているのでそちらの側からも狙われる。最初の書き出しは、製薬会社の女性社員かと思っていたが途中から女性カメラマンとなり、外事課の刑事と協力して事件の真相を暴いていくというものです。最後は、登場人物が製薬会社の社長と血の繋がりがあるという小説しかあり得ないという設定でした。