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おまえさん

2013年04月04日 | Weblog
 宮部みゆき著 江戸時代の捕り物の物語。推理小説の部類ですが薬屋の主人が昔の因縁で殺されたと最初に疑って調べる内に実は、当初登場しない殺された主人の娘の恋人が突然登場する。多くの推理小説は、最初の登場人物から犯人を解明するのが多いですが今回は、突然に恋人の男が現れ、その犯人だったとの結末です。最初の因縁と直接かかわりのない犯人では、推理も何もないですね。動機も今一つですし、娘の恋人としても動機が無いですね。小説は、各登場人物のエピソードが沢山散りばめてあり話が逸れたりしながら進みます。それでこの小説は500ページの本が上下で刊行されているのですが長過ぎます。中弛みで話が進みません。もう少し展開のある内容だったら面白かったと思います。