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読書感想

2008年07月18日 | Weblog
サムライ、バリに殉ず 坂野徳隆著 第2次大戦でバリ島で敗戦を知りそのまま捕虜になることを良しとせず地元のゲリラに身を投じてオランダの植民地から独立を勝ち取るために戦った元日本兵のドキュメント。結局は、ゲリラ戦では独立を勝ち取れなかったが世界情勢が大国の植民地支配を許さなくなってインドネシアとして独立することになった。基本は、民族自立であり今も植民地とは違う形で少数民族を支配する構造が残っている。多数民族との差別、格差が無く民主的に体制に参画できるのであれば特に独立という形まで発展しないのかもしれない。
 それが、無くならない限り民族紛争、宗教紛争が無くならないのかも。やっぱり武力行使によって多くの人が不幸になっていく。この元日本兵も戦争が無ければ故郷で平和に暮らせてのかも知れない。戦後、日本は紛争に直接参加していないが今、多くの危険な動きが始まっている。