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首里の馬

2021年03月10日 | 

 高山羽根子著 出だしはミステリー仕立ての内容でしたがどうも謎解きではないようです。いったい何を表現したかったのでしょうか。変わりゆく行く現状を未来にどう残してゆくかと言いうこだわりでしょうか。何故宮古馬が登場するのでしょうか。その馬が小説の主題を暗示しているのでしょうか。良く分からない小説でした。


少年と犬

2021年02月24日 | 

 馳星周著 東北の震災で飼い主が亡くなった犬がある目的地に向かうと途中で色んな人々に会う物語。しかし、犬に関わった人たちは、事故にに巻き込まれたり殺されたりで皆不幸になって行きます。最後に熊本で目的の少年に会い熊本地震で少年を守って死んでしまいます。少年を守るため福島から熊本まで旅をしたことになる。その途中であった人たちの物語を描いています。犬を擬人化しない内容で面白かったです。


失われた地図

2021年02月19日 | 

 恩田陸著 意味の分からない小説です。異次元の世界の割れ目から軍人が出てき来るので割れ目を修復する物語なのか。その役目を代々の続く一族の家系より引き継ぐ者たちの活躍を描いているか。されが何を意味するのかさっぱり分かりませんでした。


恐い間取り

2021年02月10日 | 

 松原タニシ著 幽霊と宇宙人をこの歳になるまで見たことない私にとって中々理解できない本です。事故物件のアパートに住んで画像の悪い携帯画面で幽霊が写っていると載せてもさっぱり分かりません。ただし、建物が古くて床が少し傾斜しているとか壁が直角に交差していない間取りとかは感覚が微妙にずれて気分が悪くなるとかで気分の良くない物件となることは、理解できます。後は湿気がこもるとか換気が悪い物件は、要注意ですね。


げいさい

2021年02月03日 | 

 会田誠著 芸大の予備校に通う主人公の物語。芸大受験に落ちて予備校に行き恋人の通う大学の学園祭を見に行くという流れで物語が進行して行くが時間軸が前後して最後の方は、話の流れが悪くなっています。余り馴染みのない油絵を描く過程が絵の道具を含め詳しく語られています。それに絡めて恋人との破局や芸術に関して登場人物が揉める事が話の柱になっていますが最後の方は、結末がちょっと無理があります。


幻夏

2021年01月22日 | 

 太田愛著 夏の一時期に友達になった小学生が失踪の謎を大人になって解き明かす小説です。冤罪の父親の恨みを晴らすように司法制度に挑戦することで当時の裁判官、検察官、刑事の親族と現職者に罠を仕掛ける。その仕掛けを解き明かす警察官の主人公とその協力者が核心に迫る。その協力者の警察組織の技官が小学生の時の疾走した友人で犯人と言うどんでん返しです。犯人が予想もしない展開で面白かったです。


刑事の怒

2020年12月17日 | 

 薬丸岳著  主人公の刑事が犯人の犯罪動機の真相に迫る物語。事件ごとの短編が収められていますが読み進めていくと筋書きが同じなので結末の流れが予想できてしまいます。主人公が犯罪の裏付けを取ると事件の真相が暴かれます。筋書きが似通っていて残念です。


歪んだ波紋

2020年12月02日 | 

 塩田武士著 新聞記者の偽記事の真相を探る物語。今どきのネットニュースや嘘の記事に対する記者の葛藤を描いている。終わり方がすっきりしませんでした。特に面白い小説ではなかったです。


三体

2020年11月11日 | 

 劉慈欣著 読み始めは中国の文化大革命の話なので中国の支配体制のの内容かと思ったのですが違いました。荒唐無稽な話です。空想小説ですね。量子物理学の話が最後の方で展開されますが異星人が地球に連絡するとの事です。「1Q84」的な訳の分からなくなる小説ですね。あまり面白くなかったですね。