久し振りにまた、サパタのmumuちゃんとこの話題を。
いやもう、毎日気紛れに話題を選んでて、申し訳ないです。
12月にシマちゃんと遊びに行ったタバスコ州サパタ。
mumuちゃんの旦那さまがランチョ Rancho を持っていると聞いたのは、
もうずっとずっと前のことでしたが、そのとき私が、
うわ~、いいなあ、遊びに行きたい~、と漏らしたのを、
mumuちゃんはちゃぁんと覚えてくれてました。
ランチョは、農場、大農場、放牧場、なんと訳せばいいんでしょうか。
革命前は一部の大金持ちがものすごい土地を所有し、
インディオたちを奴隷として働かせていましたが、
それを革命後にかなり縮小してもっと大勢に切り分け与えたものが、
今のランチョだと思います(でいいかな、mumuちゃん?)。
で、ランチョとはもちろん「遊び」に行くところではなく、
大変な肉体労働で経営・維持しているところではあるんですが、
私たち厚かましくも遊びに行きました。
クリスマスも間近な日で、ちょうど(?)親戚一同が集まって
ランチョのごちそうの日だったんでしょうか?
大きな栗の木の下で~♪
て、何の木か知りませんが、思わず歌いたくなるような大木の下で、
みんなが集まって一族団欒の図。
集まった子供たちは、何頭いるのかもわからないランチョの犬たちと、
一緒になって地べたで遊んでるし~。
犬が怖い、とか言うひ弱な子供はいないんだろうなあ(うっとり。
皆さんから歓迎を受けて、勧められたテーブルに着くと、
頭の上は……
うっそうと大木、その枝にはびこる植物たち。
ランチョのお姉さんが、「何撮ってるんだろう?」と
不思議そうに一緒に見上げちゃってましたが(笑。
いやスミマセン、単にこういうのに感激しただけなんです。
さて、テーブルについているのは主に女性たちで、
ランチョの男ども(写真撮れなかったんですが、そのうちシマちゃんが
盗撮したのをアップしてくれると期待してます 笑)が
離れたところで料理担当。
カウボーイハットにブーツのお兄さんたちです。
巨大な鍋、ボートの櫂のような木ベラでかき回してます。
中身は、ブタ。
ときどき火から下ろしてました。なんでか、よくわかりませんが。
皿からあふれんばかりの肉の山。
手前のは、ブタの皮です。一緒に煮込んで、
木のテーブルで、これまた男性たちが切り分けてくれて、
私たちがいただくのはこんな感じ。
手前のくりんとなったのが、皮で、ちょっと毛が残ってます。
でもピンボケになっちゃって残念。
これを、手作りのでっかいトルティーヤ(これも写真撮り損ねて悔しい~)に包んで
ホクホクと食べます。
いや~、草原を渡る風、涼しい木陰、ほっかほかの料理。
おいしかったかどうかなんて、言わなくてもわかりますよね~?
◆
ちなみに、メキシコに来たばかりのころ何度か、
ダンナの上司のホームパーティみたいなのに招ばれて行ったことがあります。
そのころはドイツから来たばかりということもあって、
夫婦で訪ねていったのに、男は男たちだけ、女は女だけで
別々に座ることに異常さを覚えました。
私の場合特に、スペイン語もまだままならず心細いのに、
まるで知らないおばさんの群に放り込まれた感じがしたってのもあります。
まあ、アメリカ人女性が同行して、
「まあ~ッ、まるでアラブ人の集会ね」とあけすけに言ったこともあって、
そこまで言うと、どっちに対しても失礼じゃないっすかね、とちょっと思いましたけど。
で、今思えばそのときも、ポーチに座った男たちがグリルをして、
家の中に座った女たちに焼けたのを持ってきてくれた、という感じだったんですが、
ドイツと同じような石造りの一軒屋で、そういう方式って
やはりすごく違和感ありました。
それが、今回はランチョでだと、そんなに気にならなかったんですよね。
むしろ、ランチョの女性たちのほうが(何もしてないわけではないですが)
悠然としておしゃべりに勤しんでいるふうで、
ちょっと向こうの柵越しには牛たちが草を食んでいる状況、
というのもあってか、ここはこういう生活、とすんなり受け入れられたような。
まあ、当時よりメキシコに長いから感覚鈍ってるってのもあるかも(笑。
でも、今でもダンナの上司のパーティに行きたいとは思いませんが。
◆
さて、腹ごしらえをして、
あとランチョのさまざまな動物たちも見せてもらいましたが、
それはまた今度。
私たちがお腹いっぱいになっても、まだまだあるお肉。
ちょっと見学~。
生肉のテーブル。
頭が、下顎と上顎に分かれて転がってます。
ひっくり返して、目玉まで確認してしまった私たち。
成仏してくださいと拝んでおきました。
肉と皮は鍋にぶち込まれますが、
内臓は別の鉄鍋にそのまま入れられてました。
ハエがワンサカたかってましたが、気にする人もなく。
腸なんかはきっとソーセージに使うんでしょう。
その他の内臓も、使い道はあるはず。
ブタの足が一本、ビニール袋に入れて木の枝にぶら下げてありました。
一家族が帰るとき、それをお持ち帰り。
きっと、犬にやられないためには、それが最善の方法なんでしょうね。
ランチョには、確実に10頭を超える犬がいました。
ぷぷぷ、みんな、かわえぇ~。
肉を狙っては、蹴っ飛ばされて悲鳴を上げてるのもいましたが。
ここでは、犬も甘やかされてません。
いかんことしたら、遠慮会釈なくぶっ飛ばされます。
でも、おとなしく待っていれば、ちゃんと順番が来て、
でっかい肉の塊をポイポイとテーブルから切り分けてもらってました。
うーん、うちのワンコよりいいものもらってんな~。
甘やかされるより幸せかもな~(しばし反省)。
ランチョのその他の「生きてる」動物たちは、明日紹介します。
一回じゃ終わらないかも。
いやもう、盛りだくさんでめっちゃ楽しかったんですよぅ~、ランチョ!
いやもう、毎日気紛れに話題を選んでて、申し訳ないです。
12月にシマちゃんと遊びに行ったタバスコ州サパタ。
mumuちゃんの旦那さまがランチョ Rancho を持っていると聞いたのは、
もうずっとずっと前のことでしたが、そのとき私が、
うわ~、いいなあ、遊びに行きたい~、と漏らしたのを、
mumuちゃんはちゃぁんと覚えてくれてました。
ランチョは、農場、大農場、放牧場、なんと訳せばいいんでしょうか。
革命前は一部の大金持ちがものすごい土地を所有し、
インディオたちを奴隷として働かせていましたが、
それを革命後にかなり縮小してもっと大勢に切り分け与えたものが、
今のランチョだと思います(でいいかな、mumuちゃん?)。
で、ランチョとはもちろん「遊び」に行くところではなく、
大変な肉体労働で経営・維持しているところではあるんですが、
私たち厚かましくも遊びに行きました。
クリスマスも間近な日で、ちょうど(?)親戚一同が集まって
ランチョのごちそうの日だったんでしょうか?
大きな栗の木の下で~♪
て、何の木か知りませんが、思わず歌いたくなるような大木の下で、
みんなが集まって一族団欒の図。
集まった子供たちは、何頭いるのかもわからないランチョの犬たちと、
一緒になって地べたで遊んでるし~。
犬が怖い、とか言うひ弱な子供はいないんだろうなあ(うっとり。
皆さんから歓迎を受けて、勧められたテーブルに着くと、
頭の上は……
うっそうと大木、その枝にはびこる植物たち。
ランチョのお姉さんが、「何撮ってるんだろう?」と
不思議そうに一緒に見上げちゃってましたが(笑。
いやスミマセン、単にこういうのに感激しただけなんです。
さて、テーブルについているのは主に女性たちで、
ランチョの男ども(写真撮れなかったんですが、そのうちシマちゃんが
盗撮したのをアップしてくれると期待してます 笑)が
離れたところで料理担当。
カウボーイハットにブーツのお兄さんたちです。
巨大な鍋、ボートの櫂のような木ベラでかき回してます。
中身は、ブタ。
ときどき火から下ろしてました。なんでか、よくわかりませんが。
皿からあふれんばかりの肉の山。
手前のは、ブタの皮です。一緒に煮込んで、
木のテーブルで、これまた男性たちが切り分けてくれて、
私たちがいただくのはこんな感じ。
手前のくりんとなったのが、皮で、ちょっと毛が残ってます。
でもピンボケになっちゃって残念。
これを、手作りのでっかいトルティーヤ(これも写真撮り損ねて悔しい~)に包んで
ホクホクと食べます。
いや~、草原を渡る風、涼しい木陰、ほっかほかの料理。
おいしかったかどうかなんて、言わなくてもわかりますよね~?
◆
ちなみに、メキシコに来たばかりのころ何度か、
ダンナの上司のホームパーティみたいなのに招ばれて行ったことがあります。
そのころはドイツから来たばかりということもあって、
夫婦で訪ねていったのに、男は男たちだけ、女は女だけで
別々に座ることに異常さを覚えました。
私の場合特に、スペイン語もまだままならず心細いのに、
まるで知らないおばさんの群に放り込まれた感じがしたってのもあります。
まあ、アメリカ人女性が同行して、
「まあ~ッ、まるでアラブ人の集会ね」とあけすけに言ったこともあって、
そこまで言うと、どっちに対しても失礼じゃないっすかね、とちょっと思いましたけど。
で、今思えばそのときも、ポーチに座った男たちがグリルをして、
家の中に座った女たちに焼けたのを持ってきてくれた、という感じだったんですが、
ドイツと同じような石造りの一軒屋で、そういう方式って
やはりすごく違和感ありました。
それが、今回はランチョでだと、そんなに気にならなかったんですよね。
むしろ、ランチョの女性たちのほうが(何もしてないわけではないですが)
悠然としておしゃべりに勤しんでいるふうで、
ちょっと向こうの柵越しには牛たちが草を食んでいる状況、
というのもあってか、ここはこういう生活、とすんなり受け入れられたような。
まあ、当時よりメキシコに長いから感覚鈍ってるってのもあるかも(笑。
でも、今でもダンナの上司のパーティに行きたいとは思いませんが。
◆
さて、腹ごしらえをして、
あとランチョのさまざまな動物たちも見せてもらいましたが、
それはまた今度。
私たちがお腹いっぱいになっても、まだまだあるお肉。
ちょっと見学~。
生肉のテーブル。
頭が、下顎と上顎に分かれて転がってます。
ひっくり返して、目玉まで確認してしまった私たち。
成仏してくださいと拝んでおきました。
肉と皮は鍋にぶち込まれますが、
内臓は別の鉄鍋にそのまま入れられてました。
ハエがワンサカたかってましたが、気にする人もなく。
腸なんかはきっとソーセージに使うんでしょう。
その他の内臓も、使い道はあるはず。
ブタの足が一本、ビニール袋に入れて木の枝にぶら下げてありました。
一家族が帰るとき、それをお持ち帰り。
きっと、犬にやられないためには、それが最善の方法なんでしょうね。
ランチョには、確実に10頭を超える犬がいました。
ぷぷぷ、みんな、かわえぇ~。
肉を狙っては、蹴っ飛ばされて悲鳴を上げてるのもいましたが。
ここでは、犬も甘やかされてません。
いかんことしたら、遠慮会釈なくぶっ飛ばされます。
でも、おとなしく待っていれば、ちゃんと順番が来て、
でっかい肉の塊をポイポイとテーブルから切り分けてもらってました。
うーん、うちのワンコよりいいものもらってんな~。
甘やかされるより幸せかもな~(しばし反省)。
ランチョのその他の「生きてる」動物たちは、明日紹介します。
一回じゃ終わらないかも。
いやもう、盛りだくさんでめっちゃ楽しかったんですよぅ~、ランチョ!
普段は、DR.で、週末は、農場でお仕事するのに、よく一緒に連れて行ってもらいました。
近所には、やはり親戚の方が、馬などを飼うランチョを買いました。
お子さんが5人いて、末っ子の娘さんの結婚式は、ランチョで、盛大に行われ、私たち夫婦も、出席させていただきました。主人は、映画の場面のような結婚式に感激していました。
そのランチョには、小川が流れていて、イースターの頃には、みんなで水着を着て、遊びました。
そこで摘んだベリーが忘れられず、今庭に、ラズベリーと、ブラックベリーを植えています。
ラズベリーは、年に2回収穫でき、娘と私のお気に入りです。
たまに訪れて、のんびり?ワイルドに?過ごせたら
いいですね~
豚尽くしのお料理、食べた~い。あのものすごい
たらいの様な鍋も、魅力的だし
BBQ系は、男の料理。サーブしてもらえるのも
うれしいじゃないですか。なぜ日本にはそういう
風習が伝わらなかったのか、非常に残念です。
日本ではハエや虫にうるさいのですが、海外だと
なぜか寛容になってしまいます。なんででしょう?
ワンコ、お行儀良く待たずにくすねようとするのも
いるんですね~(笑)親戚の家のネコも子供以上に
大事にされているくせに、そ~っと忍び寄って来ます。
私は家族がいないの確かめて、足で追いやりますけれど。
ふっふっふ、食べ物に関しては、シビアです(笑)
私も羽をむしられた鶏ちゃんにビビッている場合じゃないですね(?)とてもじゃないけれど、亀さんのように目玉は確認できません~~(夢に出てきそう)
私も亀さんのようにたくましくなりたいです。
思わず思い出させるような、素敵な”ランチョ”♪
”ランチョ”ってゆうのですねー。
やばい、また(?)1つ賢くなってしもうた♪
つか、「え?トンソク?」って目を凝らしました、
ブタの皮^^;もれなく?毛のおまけ付き・・・
美味しかったでしょうか>▽<
コラーゲンたっぷりでお肌にいいのは間違いないですねん。
メキシコに住むんなら、ランチョで馬でも飼わないと意味がない~、
とか思っちゃいます(笑。
まあそんなお金ないし、あっても経営が大変でやっていけないでしょうけど……。
いいのはやはり、そうやって身近な知り合いのところへちょいちょい遊びに行って、
おいしいところだけ摘まむって方法ですかね~
さくらんぼうさん、いいお知り合いがおられて、満喫されましたね。
羨ましいです~。
しかし、ランチョの結婚式と言うと、映画『Como agua para chocolate』を思い出しちゃって……
プププ、と笑っちゃいます。
>mieさん
そうなんですよ、「たまに」だからこそ、いいなあいいなあって言えるんでしょうね。
でもやっぱり動物相手の仕事だったら、私は多少きつくても楽しいと思うんですけど。
食べるのに困ったらmumuちゃんちのランチョで雇ってもらおう……
とかこっそり考えたりしてます(内緒よ?)。
ハエは、日本はうるさいですよね。
こっちじゃ誰も気にしないし。
ドイツでも(少ないってのもあるけど)あまり重要視されてませんでしたね~。
動物たち、甘やかされてないから、自力で生きる戦いの日々ですよね(笑。
蹴飛ばされることが大半としても、うまくくすねることもあるんじゃないかな~(笑。
人間だって自分を守らなくてはね。ってことですよね。
>NANAOさん
そうそう、スミマセン、すごいタイミングで対照的な記事になってしまいました
いや、目玉を確認したのはシマちゃんが先で~、とか言い訳してみる(笑。
鳥は、子供のころドイツの市場でキジがそのままだらんと首を垂れて
テーブルに積み上げられて売ってたりしたのを見たので、
その辺で免疫できちゃったみたいですね。
ブタも、スーパーとかで、頭の縦割り半分とかパックに入れて売ってませんか?
初めて見たときはギョッとしたけど、すぐに慣れてしまいました。
それはそれで問題だと思いますが……。
でもNANAOさんもきっと、こういうところでワイルドにおいしいものを食べれば、
そのうち平気になる、かも……?(いいのか悪いのか?
でもせっかくだから、そういう体験もできるといいですね(いらない?
>あやたろうさん
そうそう、大草原の小さな家! あの世界ですよね。
西部劇のまんまやん~、とかいつも思います。
ブタの皮、おいしかったですよ~。
チチャロン(ブタの皮揚げ)も好きですが、
このランチョのは、こりこりしつつしっとりとして、いやもう……。
毛もしっかり食べちゃいました
あ~、でももっと食べておけばよかったな~(遠い目)。