メキシコの隅っこ

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チリスープとチリソース

2009-11-07 08:00:00 | チレとその料理
おまいさんら、どんだけ外食してんねん!と言われそうですが。
はい、うちはけっこう外食多いです。
ダンナが休みだと生活がものすごく不規則で予測がつかないので、
腹減った! といきなり言われても。
で、そうなると外食、というのがお定まりに。

んで、どうやらなんかそういうのも面白いらしい、と
最近ようやく私もわかってきたっぽいもんだから、
何か食べるたんびにせっせと写真撮ってます。

死者の日の霊園に行った帰りにも、風邪引いてるダンナが、
あそこ行きたい、と言い出したのがファミレス。
病人の言うことには勝てぬ、というわけでもないですが、
まあ行きました。

で、定食というんでしょうか、
日替わりスープとメインディッシュと飲み物と食後のコーヒーのセット。
ふたりともその定食のいくつかあるうちから同じものを。

まずこの日の日替わりスープは、「プエブラスープ」だとウェイトレスさんが。
プエブラスープ sopa poblana って何ですか?と訊いたら、
チレ・ポブラーノのスープだと言うんですね。
何だかよくわからんが、まあいいや、それにします。
(日替わりスープの他に、コンソメスープとか選択もできます)



あはは、そこらで出てくるチリソースの緑色のを薄めたみたい。
飲んでみると、まあ普通のポタージュに
チレ・ポブラーノの味がついていました。
辛いけど、辛くてどうにもならないほどではまったくなく、
普通に飲める程度。
チレ・ポブラーノって季節差と個体差がありますが、
基本的にはあまり辛くない部類だと思います。

うーん、でも思い出してみれば、メキシコに来てすぐのころは
チレ・ポブラーノでも充分ひぃひぃ言うほど辛かった……っけ?
日本人の友人が、まだよく知らなくて、
スーパーでチレ・ポブラーノをピーマンと間違えて買って調理し、
ひどい目に遭ったという話もあったっけ。

チレ・ポブラーノは以前にもチレ特集で取り上げたと思いますが、
ピーマンより暗い緑色で、先っちょがとんがっています。
知っていると、簡単にピーマンと見分けつくんですけどね。
知らないとピーマンに見える、らしい。

まあとにかくこの日のスープは適度な辛さでした。

それから、メインディッシュはこちら。



ビフテキ、とメニューにはありましたが、しゃぶしゃぶよりは厚いかな?
下に見えている黄色っぽいのはワラチェと言って、
トルティーヤなんですが、わらじのような楕円形をしたもの。
そのワラチェの上にうっすらとフリホーレス(煮込みマメディップ)を塗り、
焼肉を乗っけています。

で、中央に置かれた小芋の横にかかっている赤茶色のソース、
これが料理名、Bistec de res con pasilla の Pasilla に当たる部分らしい。
チレ・パシージャ、またはパシーヤってのも以前に紹介したと思いますが、
これは乾燥チレです。

前のチレの話で金太な郎さんに教えていただいた考古学雑誌チレ特集を見ると、
このパシーヤってのはチレ・チラカを乾燥させたものなんだそうです。
この雑誌からもいろいろ情報、紹介していきますね。
前に書いたのの、間違いも発見しましたし。

チレ・パシーヤはちょっと酢っぱみがあります。
このソースもしかり。
ほとんど辛くはないです。ピリ辛くらい。

焼肉がもう少し上手に焼けていたらねえ……。
きっとものすごくおいしかったんだろうと思います。
ろくに料理もしないくせに、生意気言ってスイマセン。