メキシコの隅っこ

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花の咲く木

2007-04-30 12:37:42 | 植物
今日はちょっとアメリカはお休みして、メキシコに戻ります。

と言うのもですね、毎年3月くらいには満開になる
桜のような花の木があるんですが、
それが今年はなんか遅いなあ、と思っていたら、
今ごろ満開になってきました、それも町中いっせいに。

割と個体差のある木で、一本が満開でも他のはぜんぜん、とか
よく見たんですが、今年は本当にいっせい。

シティや中部高原地帯では紫色のハカランダがきれいで有名ですが、
残念ながらこの辺ではほとんど見かけません。
その代わりにあるのが、このマクリース Maculis(iにアクセント記号)という木です。



写真ではわかりにくいかもしれませんが、
濃いピンクから、薄いピンク、そしてほとんど白いのや、真っ白もあります。

 

真っ白のは、今日はちょっと撮影できませんでしたが、
まあ何となく色の違い、わかっていただけるでしょうか。

遠目には桜に見えるんですが、花はよく見るとかなり違います。
大きくてラッパ型、そして真ん中は黄色っぽかったりします。
以前にも書いた記事と写真があるので、そちらもどうぞ。
コメント欄に、花のアップ写真があるサイトへリンクもあります。



その一方で、鳳凰木という名前だと、ここで教えていただいた
オレンジ色のフランボヤンも、同時に咲いている始末。



セマナサンタはとっくに過ぎたのに、
暑くてたまらない異常気象に、樹木も花の時期を間違えてるんでしょうかねえ。



さらには、名前がわかりませんが、こんな黄色い花も満開。



ドイツでよく見かけたGoldregen「金の雨」というのによく似てますが、
葉っぱの形が違うし、
花の房も短いですね。



似たような黄色い花を咲かせているこちらは、



カッシア Cassia というらしいです。
以前参加したマヤ儀式ツアーに来ていたオーストリア人夫婦に教えてもらいました。
この木、実が細長く大量にぶら下がってるんですが、



中には黒い樹液のようなものが、硬い種を包んでいます。
その部分が、頭痛の特効薬なんだそうです。

ドイツにラクリッツ Lakritz っていう変なお菓子があるんですが、
それと同じ味がするんですよ。
まあ、懐かしいともいえる(笑。

ついでですが、マクリースの樹皮を煮出したものは、
かぶれたりしたときつけると肌にいいんだそうです。