先日，障がいを持った子の自立支援を目的とするＮＰＯ法人の職員と会合を持ちました。以前話題になった社会福祉法人化の件です。このＮＰＯは，活動を初めて既に１０年を経過していますが，対外的なネームバリューや職員の意識向上のためにも，是非この機会に社会福祉法人の認可を得たいとのことでした。社会福祉法人の認可を受けるためには要件があって，この一つに，基本財産という法人存立の基礎となる財産の保有が有ります。法人の運営する施設を設置する土地については自前が望ましいのですが，要件の緩和により民間人からの賃貸借でも可能となりました。他には１０００万円以上の資金を基本財産として確保する必要が有ります。このＮＰＯは，賃借した土地の上に施設を保有して事業を行っていますので，後は１０００万円以上の資金の確保が，認可に向けての第１歩となります。具体的には，ＮＰＯの方針に賛同する任意団体を立ち上げ，寄付を募ったり収益事業を行ったうえで，最終的に任意団体から寄付を受けて１０００万円をクリアーする予定です。設立趣意書を８月中に作成し，９月中には立ち上げようということに決まりました。事業の行方を見守ることができる事が楽しみです。