鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

庭にて

2008-04-13 19:15:21 | いけばな




今日は天気は悪いわ、寒いわ・・・

そんな中でも、庭には芽吹いた初々しい植物が生き生きと
しています。

特に花型は意識せず、自由に生けてみました。
傾斜型っぽいけど、しばらくやってないので
忘れちゃった!

カラーと撫子は数週間前に購入したもの。
白の斑入りはたぶんギボウシで、
白い花がぶら下がってるのは「あまどころ」。
みずみずしくておいしそうな葉です。
食べられるそうです。
ちょっとすると、いつも毛虫が丸裸にしてしまうのですが。

稽古(かたむけるかたち)

2008-04-13 03:00:19 | いけばな


モルセラ・カーネーションの「かたむけるかたち」です。

研究会用のお稽古です。

初モルセラ。
うわさ通り、貝みたいなのがいっぱいついてます。
これは「葉」で、その中に紫がかった花が咲いてます。

既に2回、研究会で「たてるかたち」をやったので、
気持ち的には今回は「かたむけるかたち」をやりたい。

やってみた結果、できそうはできそうです。
でも「たてる」より難しい点もあります。

モルセラは茎の中が空洞になっています。
ひまわりの茎のように少しカスッとした
縦の繊維状でできてます。
これを60度~90度傾斜させるのですが、
葉がびっしりついて重みがあるので
そのままだと重さに負けて倒れてしまいます。

で、竹串登場。

主枝のモルセラの空洞のとこに刺します。
が、短かったようです。
剣山に挿すと竹串が奥に入ってしまうし、
串の上らへんで茎が折れてきてしまうし、
失敗!

主枝は最低でも5cmくらい、しっかり奥まで刺さないとだめなようです。

本番で、代えの枝はないので
どんどん短く切るわけにはいかないから
1回でうまくいくようにしないとネ。

竹串は茎と揃えて切ってもいいのですが、
1cm程出した状態で、串を剣山に挿す様に
しても良いとのこと。
どっちがやりやすいか練習しとこ。

挿すときはまっすぐしっかり挿してから
傾斜させます。
このへんも、慣れてないとちょっと手間取ります。

バランスですが、
主枝側に1本、中間枝のモルセラを主より低い位置に挿しました。
位置は主枝より高くても低くてもいいのですが、
今日の主枝のモルセラは途中から下が葉がありませんでした。
中間はびっしりだったので、高くするとそっちの方が
目立ってしまいます。

本番で主枝に葉がびっしりの場合、
どの空間に配置するのがバランスが良いか・・・

いずれにしても中間は主を引き立てる役なので
主がより生き生きと見えるよう気を配って
配置を考えるしかナイ。
って、口で言うのは簡単です。。。

同じことが中間のカーネーション(高い方)にも言えます。
初め左側に挿していたのですが、
先生の指摘で右に変更。

右の主枝の上の空間が何もないのより、
右に持ってくることで空間を充実させます。
これも、主が葉びっしりだと
また変わってくるかもしれません。

中間を右にふったので、
客枝のカーネーションを左にふりました(先生のアドバイス)。

今回は花意匠の「基本」です。
剣山の位置は真ん中が基本で、左右どちらかに寄せるのは
応用。
寄せた方がいい感じの気もしますが、
今回は真ん中で。

来週もう一回稽古できるし、
自主錬もできたらしとこうと思います。


ところで、
今日発見したこと。。。

・スタバの「桜のシフォンケーキ」がサイズが小さくなってる!!
(値段あげないでサイズを小さくする食品、
最近多いですね。ハーゲンダッツのアイスとかも)

・ブロードキャスターの土井君の髪の量が増えてる!?
減るものがあれば増えるものもあり・・・

・姪が生後2週間ちょっとなのに、んがぁ~と両腕頭の上に伸ばして
伸びをする。「オッサンか?」とつっこみいれる。
おもしろいので毎回つっこむ。

横浜支部創立80年記念

2008-04-10 23:07:15 | 花展
横浜高島屋8Fで「いけばな小原流展 花遊曼荼羅」
が開催中(4/14まで)。


研究員 名誉院長の先生の作品。
ところどころにある丸いのは、切り株の輪切りみたいので、
仏画のような絵が描かれています。


大きな水盤が重ねられて・・・
ほんとに大きな池を見るかのようです。


杉?の大きな木を組み合わせて。
ほんとの森みたいです。
後ろに鶴がいますよ。



藤や桜の大きな幹が使われていて
とっても艶やか。
この季節にどうやって調達するんでしょうね?


たけのこやキャベツといった野菜を使った作品も。



漆器を使った作品がとても素敵でした。



デジカメを忘れてしまい、ケータイで撮ったので
写真はちょっとご不満。
明日から後期になるので
また少しいけばなが変わるかもしれません。
行けたらもう一回行こう。

駅のいけばな(上代古流)

2008-04-09 23:58:58 | いけばな


上代古流。

山吹の1種生けですか・・

明るいみどりと山吹色(黄色に近いオレンジ?)が
生き生きと広がってます。
あざやか~

通り過ぎる人もまぶしそうに見てました。

上から見ると木の葉のような形の花器が2つ、
くの字に配置されていて、
山吹が立体的に広がるように生けられてました。



本を買いました。
『椿づくし』。

茶席の椿の生け方、
お茶の道具や茶室のしつらえと共に
椿を生けるポイントなども詳しく書かれています。
単にいけばなの作品ではなく、
単にお茶の流儀ではなく、
季節と、もてなしの場で
椿を愛でるヒントがたくさん詰まっています。
(その他、和菓子の椿・椿の名所などの情報も・・・)

とにかく、椿が美しくてかわいい!

苗、ほしいんですけどねぇ・・・
茶毒蛾問題が。。。

茶毒蛾、調べたら結構やっかいですね。

長い毛じゃなくて短い毛に毒があって、
風で飛んできたやつでも、刺さると毒にやられる。
最初は気づかないそうです。
刺さって数時間経つと痛痒くなってきて、
60時間後くらいが症状がMAXで
2週間くらい炎症が続く。
掻くと毒針が折れて深く刺さってひどくなるので、
刺さったと思ったらガムテープを貼って引っ剥がす。

茶毒蛾の生態はですね、
なんと年2回も産卵・繁殖の時期があって(GW頃・8月~9月に孵化)、
大人も毒の毛を持っていて(見つけたら素手でさわらないように。ビンなどで
つかまえてね)、
産卵した卵の上に毒毛をいっぱいはっつけて(用意周到!)、
幼虫の抜け殻にも毒毛がいっぱい残ってて(何のメリットがあって?)、
卵の間は殺虫剤は効かない(・・・)。
つまり、卵のうちに捕殺するか、
幼虫でまだ一箇所に固まってる間に殺虫剤。

産卵時期に網かけとけばいいんじゃん?
って考えてたけど、年2回かぁ・・・

鉢植えにして管理が行き届くようにすれば
いいんだけど、
実家に置くとすると、面倒を見るのが難しいかぁ。

鎌倉には山にも庭にも椿がいっぱい。
みなさん、対策はどうされてるの?

ほしい苗が6種類。
これでも絞りに絞ったんだけどなぁ。

注文は5月まで。
どーしよ!?

燕子花を植えました

2008-04-06 22:47:24 | ガーデン


身近で観察したり、
いけばなで使ってみたくて
燕子花(かきつばた)の苗を購入しました。

品種は「多摩川」。

燕子花にも種類がいろいろあるようで、
模様が入っていたり、四季咲き、色が赤みのある紫など。

「多摩川」は普通っぽい感じかな?
ブルー系です。

葉がとてもきれいな状態で届きました。
杜若園芸さん、ありがとう。。。

素焼きの鉢(12号)に赤玉土や黒土・腐葉土・骨粉などを
混ぜて植え付け(土は選ばないそう)。
一回り大きなプラ鉢に入れ(中にレンガを二つ敷いて)、
常に水を切らさないようプラ鉢に水を満たします。
(スイレンなどのように水に浸かっている必要はなし)

上手に花が咲かせられるかな?



実家の近所の森に行くと、
山吹、シャガ、椿などがたくさん咲いていたので
少しいただいて
「かたむけるかたち」で生けてみました。

稽古(かたむけるかたち)

2008-04-06 01:59:09 | いけばな


研究会用の花材の「モルセラ」が入らなかったそうで、
ストックとカーネーションで練習。

ストックはたてるかたち向けかなぁ・・・と思いつつ、
ずっとたてるかたちばっかりだったので、
今日はかたむけるかたちにしました。

来週はモルセラが入るので、
どっちのかたちにするかは、見て決めようと思います。

剣山を端に寄せるのは応用になります。
(基本は真ん中)

主枝は枝が2本になっています。
1本にしても良いんだろうけど、
カーネーションが立派だったので、
ボリュームがなくなると
主らしくないかなぁ・・・と。
ちょっと、微妙・・・?

ストックの数は奇数で3。
付き枝っぽく見せられれば、足元などに
添える分には増やしても構わないとのこと。

カーネーションがとても立派で目立ちますので、
中間枝(高い方)はあまり高い位置にはしません。
これは、2月の研究会の金魚草でだいぶ練習したので
感覚として覚えられたように思います。
先生にもこの点は○をいただきました。

ストックのような上に向かって生える植生のものでも、
かたむけたときに先がわずかでも上を向くカーブを持っていれば
それらしくなるということで、
手のひら全体でストックの先を軽く握って
体温であたためつつすこーしくせ付けする方法を
教わりました。
が・・・、自分でやったらポキッと先端が折れてしまいました!
アワワ・・・


花展の花材は自分で好きなのを選んで良いそうです。
なんにしよ?
器は自分のでもいいし、先生に借りても良いそう。
うーーーん。
まだノーアイデアです。。。

海棠が見頃・・・『妙本寺』

2008-04-06 01:42:25 | 鎌倉の寺社


鎌倉駅から歩いてほんの数分。
比企ヶ谷というところがあります。

これは幼稚園。
こんな幼稚園に通いたかったかも・・・



妙本寺。
日蓮宗のお寺です。
全国の日蓮宗寺院のなかでは身延山久遠寺、池上本門寺とならんで最古の寺だそうです。日蓮の像(非公開)は日蓮が生きていたときに作られたとか?



いつもは素通りしてしまう案内を何気に見ると、
”小林秀雄の「中原中也との思い出」”に、
「妙本寺境内に、海棠の名木があった」とあります。

そういえば、今は海棠の季節。
でも、このお寺で海棠の花はまだ見たことがない。

中原中也というと、独特の音と世界観の詩で
結構好きだったのを思い出しました。
詩集も持ってます。
最愛の子供を亡くし、失意の中、
自身も病に倒れ亡くなったという
寂しくなるような生い立ちが
詩の情感と重なってちょっと感傷的になります。

そっか!
中也って山口の人だけど、鎌倉にいたことがあったんだ・・・。
告別式は鎌倉の寿福寺だったそうです。
知らなかったなぁ・・・



おぉ~!!!
すごい!
5メートルくらいはあるでしょうか。
海棠の木が大きい物で3本。
そのうち本堂に向かって左の2本が7分咲きで見事です。
人もいっぱい来てました。

一眼レフ持ってくれば良かった~!!
もう4時過ぎだし、桜ももうそろそろ盛り過ぎたしと
思って油断した・・



海棠って、ピンクが濃くて蕾はさくらんぼのように下がってますね。



右の木はこれからですよ。
よっしゃ!



日蓮さん。

この妙本寺がある比企ヶ谷は、かつて比企一族の屋敷があった地域です。
比企能員は源氏の重臣であり、比企の尼は頼朝の乳母でした(頼朝が伊豆に
流刑になった際、よく助けたそう)。
能員の娘、若狭局は2代将軍頼家の嫡子一幡を生みました。

比企氏の勢力拡大を恐れた北条氏によって、
比企一族は滅ぼされ、その弔いのために妙本寺が
この地に建てられたのだとか。

一幡も5歳くらいで北条氏が攻めてきたときに
火に包まれて亡くなったそうです。
お墓があるのですが、幼い頃に亡くなったことが
分かるので、かわいそうに思います。
ここに来ると必ず手を合わせます。



山門を内側から見た写真。
桜がはらはらと舞っていました。



枝垂れ桜もありますが、もうだいぶ散っています。



楓ですかね?
よく見ると、小さな花が・・・



椿もまだまだ見頃。
なんてくっきりした色合いでしょう。



スミレも。
シャガももう咲き始めています。
見頃はもう2週間くらい先でしょうか。

駅のいけばな(草月流、勅使河原和風会)

2008-04-05 00:41:53 | いけばな


草月流。
蔦、れんぎょう、かすみそう、カラー。

かすみそうの花が空中に浮いてるみたい。
「白」が効いた作品ですね。



こちらは勅使河原和風会の作品。
会頭の和風さんは鎌倉生まれ。

木苺、百合、スターチス。

木苺は森の中で見かけます。
子供の頃は実にしか興味なかったなぁ・・・


今月はいけばな関連の催しが幾つかあります。
鎌倉極楽寺花まつり献花:4/7-9
横浜支部の花展(横浜高島屋F8):4/9-14
鎌倉支部の花展:4/26-27

さらに、鎌倉もイベントいっぱい。
若宮例祭(八幡宮):4/3
潅仏会(妙本寺):4/8
鎌倉祭り:4/13-20(静の舞は13日18時~。流鏑馬は20日13時~。)
義経祭り(満福寺):4/19 13時~
ライトアップ(長谷寺・高徳院・光則寺・鎌倉文学館):4/18-20 20時まで
など。。。

こりゃ、暇してらんないわァ。

称名寺~建長寺

2008-04-02 01:07:02 | 鎌倉の寺社


今日は会社は休み。
桜を探しながら、初めて訪れる「称名寺」へ行ってみます。

スタートは北鎌倉駅。
改札そばの桜が本当にきれい。
雲水さんが踏み切りを渡っています。
(姿勢がいいなぁ)



あじさいで有名な明月院の脇から散在ヶ池方面へ坂を上がっていきます。

途中、いろんな花がありました。
写真は朴半(ぼくはん)という椿。
中心の白い部分は、雄しべの葯が花弁化したものです。



つくしがいっぱい生えてました。
だれも採らないのかな?



キブシの花がきれいに垂れ下がって花かんざしみたい。



山を越え、だいぶ歩いて称名寺の看板発見。
煙突はごみリサイクルセンターのもの。
大船からバスでも来れます。



称名寺は弘法大師空海が開いたとされる浄土宗のお寺。
観光エリアからは遠く、天園ハイキングコースなどもある
山や谷の多い場所です。



お寺の中には陰陽の滝があり、水の音が響きます。



不動堂へは苔むした古い、急な石段を登ります。
降りるときは気をつけて。



花もたくさん咲いています。
これは貝母(ばいも)。
いけばなでも使われます。



編笠百合(あみがさゆり)という別名があるように、
うつむいて咲く姿が笠のよう。
中を覗くと模様があります。
花屋で見ると、華奢で弱そうだけど、
こうして生えている姿を見ると、
いろんな植物の間から群生し、
山野草のようにたくましいです。



称名寺を出て、半僧坊から建長寺を下りることにしました。
途中、天園ハイキングコースを通ります。
こんな感じの山道。



途中、木々の間から下界を見下ろすと、
先ほどの称名寺あたりが見えました。
その後ろの方には横浜みなとみらいのランドマークタワーが見えます。
以外に近いんだぁ・・・
びっくり。



ハイキングコースから建長寺に下る際、見晴台があります。
半僧坊よりまだ少し上に位置するのですが、
ここからの眺めは絶景です。
オススメ!

富士山も見えます(写真中央より少し右。雲じゃありませんよ)



正面には相模湾が広がり、下に建長寺全域、
鎌倉市街が見渡せます。



建長寺は鎌倉五山の第一位。
臨済宗建長寺派の大本山。
鎌倉時代(1253年)、北条時頼によって創建。

半僧坊とは、建長寺の境内のずっと奥、
急な階段を上ったところにある、
半僧坊権現を祀っています。

半分人間の姿で半分鳥だから半僧坊なのかと
思ってたんだけど(天狗の像がいっぱいあるし)、
半分僧みたいで半分俗人みたいな神通力を持つ不思議な人
が現れたそうデス・・・

寺と神社が一緒にあるのが面白いです。



ここの狛犬が好きです。



桜越しの法堂。
天井の龍(仏法の番人)の絵は最初はなく、割と最近描かれたもの。
仏像は円覚寺の方が好きだな。



方丈です。
ここで座禅会が行われます。
円覚寺より初心者が多く来てる気がしました。
説明などもしてくれます。

うちの最愛の犬が死んだ後に座禅に来たとき、
今日は犬のためにと思っていました。
すると、雲水さんがお話を始めて、
「座禅は自分や他人の病気を治したり、
願い事をかなえたり、そういった超能力のような力はありません。
座禅は他人のためにするのではありません。
自分のためにするのです。」
見透かされた感じでびっくりしましたが、
多くの人は座禅に何かパワーを得たいと考えがちなのかも。
でも、座禅は自分の鍛錬の手段なんだね。



三門に夕方の日差しが差し込みます。
ぼちぼち閉門の時間。



桜がきれいです。



建長寺を出て、八幡宮へ。
源平池の桜が池に映ってきれいです。
弁財天につながる橋の上でたくさんの観光客に混じって
パチリ。



若宮大路の桜もそろそろ散り始めています。

今日はめちゃくちゃ歩きました!