鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

称名寺~建長寺

2008-04-02 01:07:02 | 鎌倉の寺社


今日は会社は休み。
桜を探しながら、初めて訪れる「称名寺」へ行ってみます。

スタートは北鎌倉駅。
改札そばの桜が本当にきれい。
雲水さんが踏み切りを渡っています。
(姿勢がいいなぁ)



あじさいで有名な明月院の脇から散在ヶ池方面へ坂を上がっていきます。

途中、いろんな花がありました。
写真は朴半(ぼくはん)という椿。
中心の白い部分は、雄しべの葯が花弁化したものです。



つくしがいっぱい生えてました。
だれも採らないのかな?



キブシの花がきれいに垂れ下がって花かんざしみたい。



山を越え、だいぶ歩いて称名寺の看板発見。
煙突はごみリサイクルセンターのもの。
大船からバスでも来れます。



称名寺は弘法大師空海が開いたとされる浄土宗のお寺。
観光エリアからは遠く、天園ハイキングコースなどもある
山や谷の多い場所です。



お寺の中には陰陽の滝があり、水の音が響きます。



不動堂へは苔むした古い、急な石段を登ります。
降りるときは気をつけて。



花もたくさん咲いています。
これは貝母(ばいも)。
いけばなでも使われます。



編笠百合(あみがさゆり)という別名があるように、
うつむいて咲く姿が笠のよう。
中を覗くと模様があります。
花屋で見ると、華奢で弱そうだけど、
こうして生えている姿を見ると、
いろんな植物の間から群生し、
山野草のようにたくましいです。



称名寺を出て、半僧坊から建長寺を下りることにしました。
途中、天園ハイキングコースを通ります。
こんな感じの山道。



途中、木々の間から下界を見下ろすと、
先ほどの称名寺あたりが見えました。
その後ろの方には横浜みなとみらいのランドマークタワーが見えます。
以外に近いんだぁ・・・
びっくり。



ハイキングコースから建長寺に下る際、見晴台があります。
半僧坊よりまだ少し上に位置するのですが、
ここからの眺めは絶景です。
オススメ!

富士山も見えます(写真中央より少し右。雲じゃありませんよ)



正面には相模湾が広がり、下に建長寺全域、
鎌倉市街が見渡せます。



建長寺は鎌倉五山の第一位。
臨済宗建長寺派の大本山。
鎌倉時代(1253年)、北条時頼によって創建。

半僧坊とは、建長寺の境内のずっと奥、
急な階段を上ったところにある、
半僧坊権現を祀っています。

半分人間の姿で半分鳥だから半僧坊なのかと
思ってたんだけど(天狗の像がいっぱいあるし)、
半分僧みたいで半分俗人みたいな神通力を持つ不思議な人
が現れたそうデス・・・

寺と神社が一緒にあるのが面白いです。



ここの狛犬が好きです。



桜越しの法堂。
天井の龍(仏法の番人)の絵は最初はなく、割と最近描かれたもの。
仏像は円覚寺の方が好きだな。



方丈です。
ここで座禅会が行われます。
円覚寺より初心者が多く来てる気がしました。
説明などもしてくれます。

うちの最愛の犬が死んだ後に座禅に来たとき、
今日は犬のためにと思っていました。
すると、雲水さんがお話を始めて、
「座禅は自分や他人の病気を治したり、
願い事をかなえたり、そういった超能力のような力はありません。
座禅は他人のためにするのではありません。
自分のためにするのです。」
見透かされた感じでびっくりしましたが、
多くの人は座禅に何かパワーを得たいと考えがちなのかも。
でも、座禅は自分の鍛錬の手段なんだね。



三門に夕方の日差しが差し込みます。
ぼちぼち閉門の時間。



桜がきれいです。



建長寺を出て、八幡宮へ。
源平池の桜が池に映ってきれいです。
弁財天につながる橋の上でたくさんの観光客に混じって
パチリ。



若宮大路の桜もそろそろ散り始めています。

今日はめちゃくちゃ歩きました!