鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

燕子花を植えました

2008-04-06 22:47:24 | ガーデン


身近で観察したり、
いけばなで使ってみたくて
燕子花(かきつばた)の苗を購入しました。

品種は「多摩川」。

燕子花にも種類がいろいろあるようで、
模様が入っていたり、四季咲き、色が赤みのある紫など。

「多摩川」は普通っぽい感じかな?
ブルー系です。

葉がとてもきれいな状態で届きました。
杜若園芸さん、ありがとう。。。

素焼きの鉢(12号)に赤玉土や黒土・腐葉土・骨粉などを
混ぜて植え付け(土は選ばないそう)。
一回り大きなプラ鉢に入れ(中にレンガを二つ敷いて)、
常に水を切らさないようプラ鉢に水を満たします。
(スイレンなどのように水に浸かっている必要はなし)

上手に花が咲かせられるかな?



実家の近所の森に行くと、
山吹、シャガ、椿などがたくさん咲いていたので
少しいただいて
「かたむけるかたち」で生けてみました。

稽古(かたむけるかたち)

2008-04-06 01:59:09 | いけばな


研究会用の花材の「モルセラ」が入らなかったそうで、
ストックとカーネーションで練習。

ストックはたてるかたち向けかなぁ・・・と思いつつ、
ずっとたてるかたちばっかりだったので、
今日はかたむけるかたちにしました。

来週はモルセラが入るので、
どっちのかたちにするかは、見て決めようと思います。

剣山を端に寄せるのは応用になります。
(基本は真ん中)

主枝は枝が2本になっています。
1本にしても良いんだろうけど、
カーネーションが立派だったので、
ボリュームがなくなると
主らしくないかなぁ・・・と。
ちょっと、微妙・・・?

ストックの数は奇数で3。
付き枝っぽく見せられれば、足元などに
添える分には増やしても構わないとのこと。

カーネーションがとても立派で目立ちますので、
中間枝(高い方)はあまり高い位置にはしません。
これは、2月の研究会の金魚草でだいぶ練習したので
感覚として覚えられたように思います。
先生にもこの点は○をいただきました。

ストックのような上に向かって生える植生のものでも、
かたむけたときに先がわずかでも上を向くカーブを持っていれば
それらしくなるということで、
手のひら全体でストックの先を軽く握って
体温であたためつつすこーしくせ付けする方法を
教わりました。
が・・・、自分でやったらポキッと先端が折れてしまいました!
アワワ・・・


花展の花材は自分で好きなのを選んで良いそうです。
なんにしよ?
器は自分のでもいいし、先生に借りても良いそう。
うーーーん。
まだノーアイデアです。。。

海棠が見頃・・・『妙本寺』

2008-04-06 01:42:25 | 鎌倉の寺社


鎌倉駅から歩いてほんの数分。
比企ヶ谷というところがあります。

これは幼稚園。
こんな幼稚園に通いたかったかも・・・



妙本寺。
日蓮宗のお寺です。
全国の日蓮宗寺院のなかでは身延山久遠寺、池上本門寺とならんで最古の寺だそうです。日蓮の像(非公開)は日蓮が生きていたときに作られたとか?



いつもは素通りしてしまう案内を何気に見ると、
”小林秀雄の「中原中也との思い出」”に、
「妙本寺境内に、海棠の名木があった」とあります。

そういえば、今は海棠の季節。
でも、このお寺で海棠の花はまだ見たことがない。

中原中也というと、独特の音と世界観の詩で
結構好きだったのを思い出しました。
詩集も持ってます。
最愛の子供を亡くし、失意の中、
自身も病に倒れ亡くなったという
寂しくなるような生い立ちが
詩の情感と重なってちょっと感傷的になります。

そっか!
中也って山口の人だけど、鎌倉にいたことがあったんだ・・・。
告別式は鎌倉の寿福寺だったそうです。
知らなかったなぁ・・・



おぉ~!!!
すごい!
5メートルくらいはあるでしょうか。
海棠の木が大きい物で3本。
そのうち本堂に向かって左の2本が7分咲きで見事です。
人もいっぱい来てました。

一眼レフ持ってくれば良かった~!!
もう4時過ぎだし、桜ももうそろそろ盛り過ぎたしと
思って油断した・・



海棠って、ピンクが濃くて蕾はさくらんぼのように下がってますね。



右の木はこれからですよ。
よっしゃ!



日蓮さん。

この妙本寺がある比企ヶ谷は、かつて比企一族の屋敷があった地域です。
比企能員は源氏の重臣であり、比企の尼は頼朝の乳母でした(頼朝が伊豆に
流刑になった際、よく助けたそう)。
能員の娘、若狭局は2代将軍頼家の嫡子一幡を生みました。

比企氏の勢力拡大を恐れた北条氏によって、
比企一族は滅ぼされ、その弔いのために妙本寺が
この地に建てられたのだとか。

一幡も5歳くらいで北条氏が攻めてきたときに
火に包まれて亡くなったそうです。
お墓があるのですが、幼い頃に亡くなったことが
分かるので、かわいそうに思います。
ここに来ると必ず手を合わせます。



山門を内側から見た写真。
桜がはらはらと舞っていました。



枝垂れ桜もありますが、もうだいぶ散っています。



楓ですかね?
よく見ると、小さな花が・・・



椿もまだまだ見頃。
なんてくっきりした色合いでしょう。



スミレも。
シャガももう咲き始めています。
見頃はもう2週間くらい先でしょうか。