俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月25日(火)

2024-06-24 17:22:40 | 日記
曇り
待宵草寺への径に月のいろ    正子

●今日の大事な仕事は銀行のアプリをダウンロードして登録することだった。無事登録できたが、アプリは、パソコンではなく、スマホにダウンロードした。大事なことはパソコンで、万一紛失しても大過ないことはスマホと分けていたが、今後は、性能のいいスマホにして、スマホに働いてもらわないといけないかとも思った。今のところ、スマホよりパソコンのキーボードのほうが断然文章は速く書けるし、花冠会員の方のやりとりもパソコンの方がやりやすい。コロナ以降、世の中変わったのは事実だが、パソコン派からスマホ派へ移るのは難しそう。

生成AIが役所などでもずいぶん使われている。ここ6か月間マイクロソフトの生成AICopilotを使ってみた。生成AIに質問することをプロンプトと言うらしいが、実際質問をしてみると、的を具体的に絞り、質問を繰り返すと、かなり深堀りでき、まともな回答が返ってくるように思った。質問の仕方次第である。それでも回答がまともかどうかは、質問者が判断しなければいけないので、知らないで使うのは大変危険だと思われる。生兵法はケガのもと、危険ということ。情報学者の西垣通先生が、最近『デジタル社会の罠 生成AIは日本をどう変えるか』(毎日新聞社/1980円)を出されたようだ。

●ひさしぶりに興禅寺まで歩いた。今朝は誰もいなくて、菩提樹の葉をよくよく見た。ハート型の葉を選んで2枚、この前より少し大きくなった実の房を2つもらった。ヨーロッパに菩提樹があるところは・・と、「すっとぼけたこと」を思っていたら、「ウンター・デン・リンデン」がそうじゃない、と思いあたった。「菩提樹の下」通り。実際、ブランデンブルグ門の辺りをぶらついて、この並木を少し歩いて、後はタクシーで通り抜けたのだ。あのとき、よく葉っぱを見て「菩提樹」を確認しておけばよかったと思ったが、小学生の子供を連れての旅行なので、そういう心の余裕はなかった。旅は一度行ったところへもう一度行きたい性分なので。チャンスがあれば、など思って。

●句集『忘筌』(室 達朗著/北斗書房)を「櫟俳句会」より贈っていただく。昨日夕刻届いた。著者は愛媛大学工学部の土木工学の名誉教授で、京都市生まれ、京都市在住。今日、お礼状を出した。

好きな句
人足に踏まれてかをる夏蓬
地の果てに月光のみの暮しあり
若者の歩幅で過ぎる賀茂祭
長旅のあふひの萎れ検非違使
秋出水海の中まで吉野川
 サモア
椰子の実の座や初潮の潮溜
盆踊り海より暮れてきたりけり
落鮎の川は力を抜きにけり
ダム現場飯場に届く青蜜柑
化野の墓ことごとく精霊火
秋の叙勲や一生の透きとほり
馬の目に正しく映る夏の山
かいつぶり群青の水抜けてくる
春水のひかりも影もきらきらと
濁したる棚田の水や田草取





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