俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月8日(土)

2024-06-08 21:47:42 | 日記
晴れ
幾たびも夕日車窓に蛍見に   正子
広やかに夕空あわし蛍見に   正子
ほうたるの火のすれ違う水の上 正子

●朝顔の蔓がまだのびていないのに、小さい蕾がついている。自由な投句箱の選とコメントを早朝に済ませ、午前中にミシンを出して裁縫をした。久しぶりにミシンを使う。すいすい縫っていたら、どうも縫えていない。下糸がないようなのだ。ボビンケースを取り出してみると、ボビンが入っていない。こんな事これまで一度もなかった。なんとしたことか。

●午後花冠7月号の雑詠の選をする。6月末には入稿したい。投句が無い人の句を月例ネット句会の投句から集める。なんとか16人全員の句を揃えたい。花冠が出来上がって届いたとき、自分の句がないとどれほど淋しい思いをするか。投句を休もうとするときは思わないが、それでは遅いのだ。

●今日から16日まで四季の森公園で「蛍の夕べ」がある。四季の森には4日に友人と蛍狩に来たばかりだが、また蛍を見たくなったので、6時過ぎの電車でひとりで出かけた。夜、里山に一人で出かけるのはとてもじゃないが怖くて来れないが、今日は幼児や低学年の子供を連れた家族連れが大勢来て,道も夜店でもあるかのように込んでいる。園内には、菖蒲田、葦原など蛍がたくさん飛ぶところがある。葦原をそぞろ歩いて一周した。足元に気をつけながら歩いたが、歩きながら蛍を見るというのがいい。奥の方には蛙が鳴いている。ほうほうと飛ぶ蛍の光はイメージにある光より弱い。確かに儚い。消えた光はどこへ行ったのかと目を凝らせば、またほうと火が見える。帰り、東の空に三日月が上がった。月の円が青く見えている。くちなしの花が匂っている。8時前なのに道が見える。8時9分の電車で帰った。家には明かりをつけて出かけていたので誰もいない家に帰った感じがしなかった。
コメント
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