俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月3日(月)

2024-06-03 18:52:02 | 日記
曇り、夕方、雨と雷

青葦をひたし流るる川みどり    正子
はやばやと寝しに雷雨の真上より  正子
雷の空駆く音の空巡り       正子

●鶴見川へ行く。家からずっと歩いて、河口から7,8キロのこれまで何回か来た土手に着いた。たくさんの椋鳥が葦と葛の生い茂るところを塒にしていた。椋鳥の塒はこんなところにあるのだと驚く。川の水はみどり色で湖水のようで、満々と流れるともなく流れていた。向こう岸の木と葦の作る茂みで鴬が鳴いている。白蝶が葦の繁りをひらひら飛んでいるのが幾箇所もある。矢上川と鶴見川の出合の小さい広場に胡桃の木が一本低く葉を広げて茂っている。もし、自分の家に広い芝生があればこの胡桃の木を植えたいと思うほど形がいい。この冬、この木にそばで私に吟詠をして、「夏に来なさい。胡桃の木が茂って涼しい木陰になるから。」と言った老人のことを思いだした。そのとおりに胡桃の木は茂っていたが、近くまでは行かなかった。曇り空で川を見るにはいい天気だったので、木陰を求める必要はなかったから。魚を釣る人が一人川に立ったままいた。20センチくらいの魚がたびたび川から飛び上がる。5mほどくぐっては、また飛び上がる。それが一匹ではない。かなり、ジャンプするのだ。何をしているのだろう。飛び魚ほど飛び上がる。

鶴見川からの帰りは川から近い「南日吉住宅」バス停から日吉駅東口行に乗った。ここまでで歩数計は11000歩。帰ってすぐ図書館の本の返却日だったことを思い出し、3時ごろ図書館へ返却に。借りたヘッセの本を読んでいると眠くなる。少し読んでは眠っている。つまらないと言うことではないのに、眠くなるので、『わが心の故郷アルプス南麓の村』を読み切れていない。それで再度借りた。花冠の編集があるので、たくさんは借りれないが、新しく『人は成熟するにつれて若くなる』(ヘッセ著/岡田朝雄訳)を借りた。

●墓地を管理しているお寺からお盆の案内状が届いた。7月14日(日)、午後3時からわが家の宗旨のお盆供養があるということだった。カレンダーに書き込む。

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