俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月4日(火)

2024-06-04 21:24:28 | 日記
晴れ、夜雷

●納骨後はじめて墓参。納骨の時立てた花は枯れて取り除かれていた。すぐ近くに水道があるので、花立をきれいに洗って菊の花を立てた。24日の月命日にはまたお参りするから、今日は菊ばかり。月命日のお花は、樒があればいいけど、なかなか花屋にはない。いつも水が流れている御影石の花立てには、墓地の紫陽花が活けてあった。墓地には何度も行っているが、バスの乗継がなかなかスムーズにいかないので、ずいぶん時間がかかった。墓参というのはそういうものだろう。

●夕方晴美さんと四季の森公園に蛍を見に行く約束をしていた。暮れてから里山である四季の森公園に一人で出かけるにはよほど勇気がいる。それで連れ立っていくことにした。

夕方6時頃の電車で出かけた。四季の森公園に着いた時はまだ明るいので、菖蒲園を散策した。暮れかけた菖蒲の花はめったに見られない風情で佇んでいる。鑑賞用の板橋がカギ形に掛けられていて、10センチほどの段差がついている。段差を上る行きはよかった。帰り、下るときは10センチの段差があぶない。先を行く晴美さんが足を踏み外して菖蒲田にはまってしまった。私が先を行っていたなら、私が足を踏み外すところだった。泥はついたものの、大事にならなかった。やはり、夕方は危ない。菖蒲田を離れ、矢車草の畑の傍のベンチに荷物を置いて腰かけているとそばの川に蛍が灯るようになった。風にふわりと浮いたり、木の間に家の明かりのような感じで見えたり、10匹ばかりが飛び始めた。暮れるにつれて蛍も増えて、蛍を見に来た家族やきっと俳人だろうと言うような人も増えてきた。蛙の声も聞こえて今日の蛍鑑賞会は十分だと二人で言い合った。

すると一瞬稲光がして、軽雷。晴美さんが「昨日のようなひどい雨と雷になってはいけないので帰りましょう」というので、空を走る雷鳴と競うように駅へ向かった。幸い今夜は雷雨とならないで済んだ。日吉本町駅に電車が着いたのは午後8時半。家までは5分かからない。晴美さんも自転車で10分ほど。今度は洗足池と等々力渓谷に一緒に行こうということになった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする