曇り。
朝顔を挿してより水きらきらす 正子
いちじくの輪切りとろんと飾られて 正子
ふうせん蔓枯れ色少し見えはじむ 正子
●夕べNHK[の古典芸能鑑賞で「翁」「那須与一語」「無布施経」を見た。久しぶりに面白かった。「翁」の千蔵は、野村真之介。少年らしさがよかった。「那須与一語」は、野村拳太郎の披き。熱演だった。「無布施経」の御坊は、野村萬、施主は野村万之丞。萬のお坊さんは、おかしみとかなしみがあって、本当によかった。施主を呼びだすのに、「万之丞殿」と、役者名で呼んだあり、お経が、はじめは朗々と「南無妙法蓮華経」であるが、あとはお経をそれらしく「にょろにょろ?」といった感じの略で、一人笑った。万之丞は、野村三兄弟の長兄らしい。野村萬三代のファンになった。
能や狂言は、劇中に没頭して見るようなことはなく、時間の流れにそいつつ我を返りつつ見ている気がした。
●昨日夕方句美子が林フルーツのケーキを土産に持ってきてくれる。いちじくがちょうどいい感じに熟れて季節だなあと思って食べた。
●秋刀魚、初物は一匹1000円の祝儀値。初物は大切に扱われるので、少し高くても買うとよいことらしい。秋の声を聞けば、すぐにでも秋刀魚を食べたい。コープに秋刀魚の焼いた冷凍があったので買い置いた。便利だからと句美子に持たせた。焼き魚の冷凍は、焼き具合がよくて忙しいときは、かなり便利。