★山中に鵯鳴きわが身まっ二つ 正子
鵯はスズメ目ヒヨドリ科、どこにでもみられる鳥だが、とくに秋になると人里にやってきて盛んに植木の実を食べ、せっかくの庭の柿なども被害に合う。ヒイヨ!と結構鋭い声で鳴くので、晴れた山中などで突然頭上から鳴き声が降ってくるとびっくりさせられるでしょう。「わが身まっ二つ」が清冽な秋空の雰囲気を描き切っていると思います。 (河野啓一)
○今日の俳句
ポインセチア赤し街にも我が家にも/河野啓一
ポインセチアは、クリスマスの花として街を飾り、家にも鉢植えなどで飾られて、楽しく明るい雰囲気を醸している。「街にも我が家にも」は、市民的で家庭的であるが、足りている世界。それが読み手に快く伝わる。(高橋正子)
○今日はクリスマス。
高橋家のクリスマス・イブは、天皇誕生日の23日に済ませた。句美子の勤めさきが休みなので、それに合わせた。ケーキは、スヌーピーの砂糖菓子がのったサーティーワンのアイスクリームのデコレーションケーキ。食事は、簡単に、コープのパエリアセットで作ったパエリアとフライドチキン。このパエリアは、電子レンジですべて作ったが、フライパンでつくると、すこしお焦げができてぱりっとするかもしれない。
句美子からのクリスマスプレゼントは、寄せ植えの花鉢。小ぶりの葉牡丹、ビオラ、蔦が植えてある。それにポットに入ったビオラ3鉢。この年末は、クリスマスセールのくじで真っ赤なシクラメンが当たったし、花が増えた。ナデシコも今頃になって、盛んに咲き始めた。
来年の元日は、家族5人が揃って迎えることとなった。長男の元夫婦は、青砥の社宅から来てくれる。信之先生、私、句美子と長男夫婦で5人である。松山から横浜に引っ越してきて、もっともよかったことのひとつに、家族がすぐに顔を合わせられることであろう。別に住んでいる長男も、独身のときから、ちょくちょく寄る。もっともいつも急にきて、あわてて食事を作ることが多いのだが。この前も柚子をもって来てくれ、上がらずに帰ったが。こういうことは、全く予想もしていなかった。