俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

2月6日(月)

2023-02-06 22:56:59 | 日記
晴れ。

●3月のような陽気。信之先生が今日は全く眠くないようで、元気いっぱいなので、「散歩しますか」と言うと、行くというので、公団の緑地を散歩した。蝋梅がよく咲いているのを見たり、栴檀の実が生っているのを見た。四十雀がよく鳴いていた。昼間は結局信之先生に付き合って何もできなかった

●『懺悔室』(松本余一著 俳句アトラス出版)を恵贈いただいている。2月2日に林誠司さんにお礼の返事はすでに出している。
好きな句。(春夏秋冬20句)
海見えて波見えてくるいかのぼり
押すだけで湯の沸く雪の二月かな
麦踏みのひとりがとほい空をゆく
しゃぼん玉百も吹き出す日のひかり
桜湯に花のいのちを映しけり

水筒の冷たい緑茶夏期講座
矢車や夜は星空を駆けめぐり
夏めきて水に翳あり汽水域
遺言に涼しさしるす樹木葬
生きてゐる人だけ載せる蓮見舟

朝採れのたうもろこしを朝茹でて
新米の搗きかたあまくうすみどり
水澄みて一直線に空映す
出迎える影に言わるる十三夜
残菊や好きに咲いたら好きにしろ

鷹の目に水の星だとわかるまで
大雪で遅れたバスの頼もしき
手を胸に死に方決めて柚子湯かな
早梅や自分のことで精一杯
雪吊を見に来る星の集まりぬ



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1 コメント

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Unknown (林誠司)
2023-02-12 10:22:31
お葉書ありがとうございました。今回も取り上げていただきありがとうございました。お元気でお過ごしください。
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