曇
●角川俳句11月号が届く。花冠の広告掲載号。来年の広告は、年鑑にだけ大きく出してあとは、経費節約で出さないつもりだった。
今月号の広告を見て思った。大きく出しているのは大きい結社。経済力がまるで見えてしまう。そう考えると、隔月で今のとおりに9分の1ページで出すのが、一番いいと思った。広告効果はあるにはある。勧誘のためではなく、「存在」の宣伝のみと割り切る。
●ショパンコンクールでの日本人の成績は2位と4位。素晴らしい。2位と4位と1位演奏をネットで聞いた。一位のカナダのLuiさんの演奏は、全くの門外漢の素人の耳に、ほかの人にくらべると軽ろやかさを感じだ。ずっと聞いて耳に楽な感じだった。ピアノはイタリアの。私が「軽く」感じたところは、案外俳句でも大事かもしれない。律動感かもしれない。
●コロナの巣ごもりで電子ピアノを買う人が増えたようだ。先日ラジオで美容家の86歳の女性がピアノを習い始めたと話していた。「G(ゲー)線上のアリア」を弾きたいそうだ。乙女のころは戦争中、敵国語が禁止されたため英語読みではなく、ドイツ語読みの「ゲー」だったので、ずっと「ゲーセンジョウ ノ アリア」。電子ピアノはずいぶん進んでいるし、手頃だし、年取って外に出かけられなくなったらいいかも。