俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月7日(金)

2024-06-07 07:07:05 | 日記
曇り

●最近句集を送ってくださった方が、「髙橋正子の俳句日記」のブログに行き当たったと丁寧にも葉書を下さった。花冠は主にネットで活動しているので、表紙にアドレスを書いてある最新号「花冠2月号」と合同句集『泉』を今日お送りした。願いは、花冠の俳句を一人でも多くの方に読んでもらいたいため。

●去年2月から今日までのデジカメの写真をパソコンで編集。スマホとデジカメと両方にあるので、写真はなるべくデジカメで撮るようにする。スマホの写真はパソコンに送って編集の予定。写真を写真店で印刷してもらうか、思案中。








これはロマンスの話ではなく、ヘッセが模範的と思っている老人ニーナ。薪で煤がこびりついた薬缶にコーヒーの粉を入れて沸かし、黒いコーヒーを客人に飲ませる。暖炉の火に唾を吐く。猫と暮らし、膝に滑り込む猫を抱く。骨ばった彫りの深い顔に皺がより、手に箱を持てば、手が震える。背の高い立ち姿は幽霊のよう。目は確かに何かを見る。帰ろうとすると1時間はもっといるように言うような人。決して清潔とは言えない老人の暮らしに、人生の意味を見ている。こう読むとデューラーの描いたリアルすぎるほどの晩年の母の画。ゴッホのドローイングの「悲しみ」の女性。その画を見ていると、だんだん画が自分に引き付けられて、美しいと思うようになる。そんな詩とエッセイだった。
コメント
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