釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月20日 出てみてビックリ

2017年11月20日 | 日記
朝間詰めの好時合いに竿を出したい。

その思いで、稲用さんとポイントを目指して沖に出た。

「波がありますね」

「そうね。ウネリが入っているね」

「大島の岩場に白波が立っていますね。昨日は無かったですよね」

一寸した不安を覚えながら、大島の北側を通って沖に出てみた。

凄いウネリが立っている。

沖に出てみて、ウネリの高さにビックリ。

「何のウネリ…?」

可成り沖合に来たときには、ウネリの谷間で回りが見えない。

「このウネリ、用心しましょう。残念だけど、内場に入ろう」



内場にも結構なウネリが入ってくる。

「行けると思っていたけど、今日は諦めましょう」

内場の45メートルくらいの処から釣りを開始するが、出足に気持ちを削がれた感じで、今一気持ちが入らない。

そんな中、稲用さんにアタリが来る。

竿先を叩く、真鯛と思われるアタリ。

時折、ドラッグ音が鳴り、ラインが出ていく。

ゆっくりと巻き上げていく途中で、針が外れた。

「あっー…、掛かりが浅かったか…」

気持ちを切り替えたと思い、思い切って沖に出てみる。

大きなウネリが時々寄せてくるが、朝間詰めよりは少し波が落ちた気がする。

ベイトの固まりが出てきた時、稲用さんにアタリ。



最初は凄い突っ込みを見せた獲物が、途中から引かなくなった。

「これ、多分鮫です」



上がってきたのは、予想通りの鮫。

直ぐに針を外して、海に帰す。

「何か今日は、調子が出らんな」

潮の色も濁りが入って、ラインに汚れが付いてくる。

暫くして、稲用さんにアタリが来た。



今度は、指3本くらいのタチウオ。

「何かが触るな、と思っていたらこれやった」

もう少し、太めのタチウオなら良いのだが…という気持ちだ。

私にもアタリが来るのだが、針掛かりしないのは、このタチウオかもしれない。

少し、ポイントをずらしてみた。

稲用さんに、重い感じのアタリが来た。



上がってきたのは、本ヒラメ。

「ヒラメが来た」と、チョットビックリ。

そのヒラメ、タモ入れと同時に針が外れた。

今日のアタリは、こんな感じで食いが浅いようだ。

このあと、又してもアタリが遠のいてきた。

「ポイントを最初の処に移動しよう」

沈み瀬の間を通るポイントに、移動する。

すると、稲用さんに強いアタリが来た。



「おっ、今日一番のアタリや」

と、やり取りも楽しそうだ。



上がってきたのは、2キロジャストの平鰺。

「やった!平鰺が来た」

どうにか、納得できる一枚が来た。

強い引きを味わいたいと言う、釣り人の本能だろう。

「前に釣った平鰺より小さいかな。でも、良かった」と笑顔になれた。