釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月3日 やったね!捕ったね!

2017年11月03日 | 日記
凪の海。

東からのウネリが、少し残っているが気持ちの良い釣り日和だ。

一つ気になるのは、潮の色が昨日と違って、少し濁りが入っているように感じる事。

「潮の色が緑が入ってますね」

「透明度が今一な感じですね」

どことなく、すっきりとしない潮の色になっている。

ベイトは、そこそこ反応が出ている。

「やってみましょう」

塩田さん、右田さん、矢越さんが一斉に竿を出す。

「潮は、緩いですね。下潮が抜けたり、重く感じたりしています」

潮の動きも表面は0.4ノット前後と緩い。

動きが今一の潮のせいか、当たってくるのはエソが多い。

「ちょっと、ポイントを変えてみましょう」

沖合のポイントに移動する。

ベイトを探すと、立ち上がったベイトが、時折映し出される。

一流し目、矢越さんにアタリが来た。



竿先が真下に向いている。

「瀬掛かりじゃない。上がってくる」と、矢越さん。

その重々しい緊張感が、船上にいる全員に伝わってくる。

竿を真下に向けて、獲物を引き抜くようにラインを巻き上げる。

「見えた!でかい!」



82センチ、6.3キロの見事なハタだ。

「やった!やったー!」

嬉しさの余り、私は大声で叫んでしまった。

矢越さんとも、がっちり握手する。

「イシナギかな?」

「クエだと思います。この体色にこの大きさ、もっと大きくなると思います」

この一枚で、全員の気持ちが盛り上がる。

今度は、右田さんにアタリが来た。



キロ弱のマハタが上がってきた。

塩田さんにも、アタリが来た。



小さいけれど、赤甘鯛が上がってきた。

色々な魚が、ポツポツと当たってくる。

近くにいる大磯先輩も、何か大物を掛けている。



「がんばれ!」こちらから、声援を送る。

相手が大きいようで、苦戦している様子が見える。

どうやら、ラインを切られたようだ。

「引きずり込まれるかと思った」

帰港後に、話をしたときの感想だ。

この後、潮止まりもあり、暫くアタリが来なかった。

漸くして、右田さんにアタリが来た。



ゆっくりと、楽しむようにラインを巻き上げる。

「あれっ、長いよ」



上がってきたのは、大きなアカヤガラ。

「甘くて美味しいよ」と、塩田さん。

大切にクーラーに納める。

その塩田さんにアタリが来た。



今度のアタリも、赤甘鯛。

「今日は赤が多いですね」と、笑顔。

仲間からの連絡が来た。

「いま、サワラがヒットしてジグが切られます。大きくて1メートルは有ります」

「でかいですね」

「良かったら、こっちに来ませんか」

塩田さん、右田さん、矢越さんに話すと「はい、行きます」と、即決。

船を走らせる。

ポイントに着くと、マギリ船が走り回っている。

直ぐにジグを落とす。

「あっ、サワラが付いてくる」

矢越さんが、巻き上げるジグに付いてくる、大きなサワラを確認。

すると、直ぐにアタリが来た。



強烈な挽きに、ラインが止まらない。

「あっ外れた」

今度は、右田さんにアタリ。

一気に走られて、リーダーが切られた。

写真が間に合わない。

塩田さんにもアタリが来た。



強烈に走り回るサワラと格闘が始まる。

なんとか海面に浮かし、無事タモに納める。



1メートル超の沖サワラ。

写真を撮っていると、バチッと強烈な音がした。

「何の音ですか」

「ドラッグを押さえたら、一気にラインが切られました」

矢越さんがサワラにラインを切られたようだ。

海面近くまで、ジグを追い掛けてくるサワラの姿は綺麗だった。

大騒ぎのサワラタイムだったが、群れが消えたようで、急に静かになった。

「凄かったですね」

「かなわんかった」

ラインやジグを持って行かれたが、楽しさが先に立つ。

「また、こんなチャンスに出会いたいですね」

連絡をくれた仲間に感謝して、帰港した。