goo blog サービス終了のお知らせ 

ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

10枚目「何度目の青空か?」の初動予想は48万枚、店頭販売次第も初動50万枚達成が射程圏 [05Oct14]

2014-10-05 04:00:00 | 芸能
「何度目の青空か?」個別握手会の第9次応募受付が、10月2日(木)から3日(金)まで行なわれ、同時に第8次終了時点での完売状況が判明しました。

オリコン第1週に計上されるのは、おそらく今回の第9次応募分までだと思われます。

しかし、第9次後の完売状況が出てくるのは、来週9日(木)から始まるだろう第10次応募のときで、CD発売日である8日(水)より後になるので、初日の数字が出る前に、売り上げ枚数を予想する場合、第8次応募分までが使える最終情報となります。

ということで、第8次応募後の完売状況から、10枚目シングルのオリコン初動を考えてみましょう。


まずは、推定売り上げ枚数による順位表です。

(表1) 10枚目「何度目の青空?」個別握手会第8次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/発売中の全部数 (前次からの積み上げ完売部数) メンバー名

# 1部以上の完売を出しているメンバーのみ掲載
# 複数同順位の場合、前次からの積み上げ完売部数が小さいメンバーを先に並べている。それも同じ場合は名前の記載順に意味はない
# メンバー名は、松井玲奈と「1期10」(白石、西野、秋元、深川、橋本、桜井、松村、衛藤、若月、生田)が黒字、それ以外の1期メンバーである「1期20」は青「2期」はオレンジで色分け
#「*」は「兼任」

[01] 35/35 (+0) 西野七瀬
[01] 35/35 (+1) 白石麻衣
[01] 35/35 (+3) 橋本奈々未
[01] 35/35 (+4) 深川麻衣
[05] 29/35 (+3) 秋元真夏
[06] 28/35 (+2) 松村沙友理
[07] 26/35 (+4) 若月佑美
[08] 28/30 (+4) 生田絵梨花
[09] 26/30 (+3) 衛藤美彩
[10] 25/30 (+5) 桜井玲香
[11] 01/35 (+1) 高山一実
[12] 01/31 (+0) 中田花奈 齋藤飛鳥 永島聖羅
[12] 01/31 (+1) 井上小百合
[18] 01/29 (+0) 生駒里奈
[19] 01/26 (+0) 斉藤優里
[19] 01/26 (+1) 星野みなみ
[23] 02/14 (+1) 樋口日奈
[28] 05/05 (+0) 松井玲奈*
[29] 01/10 (+0) 渡辺みり愛

メンバー全員の総計 318/902 (+33)
個別による推定売り上げ枚数 37.0万枚


白石麻衣、橋本奈々未、深川麻衣が担当の35部をすべて売り切って、西野七瀬と併せて、4人が最高部数を全完売しています。

それ以外の「1期10」も、全員が25部以上の完売を出し、絶好調と言っていいでしょう。

一方、「1期20」では、高山一実、井上小百合、星野みなみが初めて1部を完売したのに加えて、樋口日奈が1部を積み上げ、完売数を2部に伸ばしています。

しかし「2期」には、今回も新たな完売が出ず、渡辺みり愛の1部完売に留まっています。

乃木坂全体としては、33部の積み上げで、902部中318部の完売、売り上げ枚数はシミュレーションによって37万枚と推定されます。


次にグループごとの売り上げ状況を調べ、9枚目、8枚目の初動算入時と比べてみます。

(表2) 10枚目個別第8次応募終了時点と9枚目、8枚目初動算入時期のグループ別売り上げ関連データ

凡例
シングル番号個別第X次終了時点「タイトル」個別握手会全体での推定売り上げ枚数
応募期間:(Yd)~((Y+1)d)
完売部数/担当部数 [完売率, 推定売り上げ枚数, 完売を出している人数/総人数, 1人当たりの平均完売部数]:グループ名

# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入
# 桁数を揃えるため、上位桁に「0」を挿入している数字がある
# 応募期間の「-24d」は、オリコン初動集計締め切り日の24日前という意味
# 10枚目では、伊藤寧々の担当部を除いて計算している

10枚目個別第8次終了時点「何度目の青空か?」37.0万枚
応募期間:(-17d)~(-16d)
302部/335部 [90.1%, 22.3万枚, 10/10人, 30.2部]:1期10
010部/400部 [02.5%, 10.4万枚, 09/18人, 00.6部]:1期20
001部/162部 [00.6%, 03.9万枚, 01/11人, 00.1部]:2期
005部/005部 [100%, 00.3万枚, 01/01人, 05.0部]:松井玲奈
318部/902部 [35.3%, 37.0万枚, 21/40人, 08.0部]:全体

# 初動算入は、9枚目が第9次分まで、8枚目は第8次分までと推測される
# タイトル名に続く枚数は、最初がシミュレーションによる推定枚数で、次の[括弧内]がオリコンとサウンドスキャンから求めた実際の枚数

9枚目第9次終了時点「夏のFree&Easy」30.7万枚 [実値31.1万枚]
応募期間:(-10d)~(-09d)
249部/270部 [92.2%, 18.0万枚, 09/09人, 27.7部]:1期10
007部/357部 [02.0%, 08.7万枚, 03/19人, 00.4部]:1期20
003部/149部 [02.0%, 03.7万枚, 01/12人, 00.3部]:2期
005部/005部 [100%, 00.3万枚, 01/01人, 05.0部]:松井玲奈
264部/781部 [33.8%, 30.7万枚, 14/41人, 06.4部]:全体

8枚目個別第8次終了時点「気づいたら片想い」34.2万枚 [実値34.0万枚]
応募期間:(-10d)~(-09d)
264部/294部 [89.8%, 19.5万枚, 10/10人, 26.4部]:1期10
027部/330部 [08.2%, 10.7万枚, 10/20人, 01.4部]:1期20
006部/135部 [04.4%, 04.0万枚, 03/12人, 00.5部]:2期
297 部/759部 [39.1%, 34.2万枚, 23/42人, 07.1部]:全体


10枚目第8次終了時点で、「1期10」の完売率は90%を越えていて、担当部数が300部以上にアップされたのに、それを物ともせず完売を積み上げています。

とくに1人あたりの平均完売部数はなんと30.2部に達していて、ちょっと目眩がしますね(笑)。

上表で示されているように、10枚目第8次後の数字は、各グループでも全体でも、前作9枚目の初動算入分をすでに上回っているので、CDセールスが過去最高となった前々作8枚目と主に比べてみたいと思います。


8枚目の初動算入は第8次応募分までで、「1期10」は19万5千枚の推定売り上げですが、10枚目は算入まで1次残した段階で、すでにそれを3万枚ほど上回って、22万3千枚に達しています。

「1期20」は、完売率が2.5%と低いものの、完売人数は9人で、8枚目の10人とほぼ同じです。

完売数は10枚目が10部で、8枚目の27部を下回っているけど、担当部数が増加しているので、推定枚数は大体同じレベルになっています。

「2期」に関しても、10枚目は完売数が1部だけですが、担当部数アップの効果で、8枚目とそれほど変わらない売り上げ枚数です。

全体で見ると、10枚目第8次終了後の推定売り上げ枚数37万枚は、初動算入時の8枚目34万2千枚(実値34万枚)をすでに大きく越える数字になっている。

10枚目における「1期20」と「2期」の売り上げは8枚目と同じレベルだけど、「1期10」は3万枚上回っていて、その分だけ全体の売り上げを押し上げている構図です。


このように、10枚目個別は、初動に流し込む最後の第9次応募分を除いた状態で、すでに8枚目個別の初動算入分より3万枚ほど多いという予測になっています。

次に、第9次応募で、売り上げ枚数がどのくらい加算されるかを考える必要があります。

以下は、10枚目個別応募のこれまでの売り上げ推移です。

(表3) 10枚目「何度目の青空か?」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、応募最終日から初動集計締め切り日までの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを、ピンク色の数字は、算入される可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-60d」は、集計締め切り日の60日前という意味
# オレンジ色は、現時点でまだ公式発表がない予想受付日程

タイトル:10枚目「何度目の青空か?」
発売日:2014年10月8日(水)
オリコン初動集計締め切り:2014年10月12日(日)
初動算入:おそらく第9次分まで
初動算入分:??万枚
個別日数:7日
個別日程:
CD発売 =25日=> 第1回 =98日=> 最終第7回 (123日)

[01次] +03 {003/640, 0.6万枚} (2014/08/08~08/08, -65d)
[02次] +75 {078/640, 12.0万枚} (08/14~08/15, -58d)
[03次] +64 {142/640, 19.7万枚} (08/21~08/22, -51d)
[04次] +39 {181/640, 23.1万枚} (08/28~08/29, -44d)
[05次] +24 {205/775, 27.0万枚} (09/04~09/05, -37d)
[06次] +43 {248/902, 32.1万枚} (09/11~09/12, -30d)
[07次] +37 {285/902, 34.8万枚} (09/18~09/19, -23d)
[08次] +33 {318/902, 37.0万枚} (09/25~09/26, -16d)
[09次] +?? (10/02~10/03, -09d)
[10次] +?? (10/09~10/10, -02d)

# 第6回個別は第5次応募から、第7回個別は第6次応募から受付開始

「1期10」の完売率が上がり、申し込める部数が少なくなるにつれて、積み上げ完売部数も、第7次、第8次と減少していて、その流れから第9次はさらに小さな積み上げになると思われます。

以下は、第8次後の完売状況から考えた、かなり堅めの個人的予想です。

「1期10」で松村沙友理、秋元真夏、若月佑美はまだ関東会場で良い時間帯が残っているので、3人で8部はいけると見て、さらに生田絵梨花、桜井玲香、衛藤美彩が1部ずつ積み上げ、「1期20」からは第8次と同じく、新たに3人ほど1部ずつの完売が出るとすると、併せて14部の積み上げとなります。

第9次応募がこのような形になれば、結局、その終了時点での推定枚数は38万枚と計算されます。

つまり、第8次後の37万枚から1万枚増えるという予測です。

石橋を叩いて渡らないような(笑)、相当に控え目な読みという気もしますが、「1期10」の部が大方埋まると、人気格差のため、積み上げが急激に鈍る可能性が高いので、10枚目個別の初動算入分は、38万枚と予想しておきます。


店頭販売CDの売り上げについては、以下のように何回か記事にして、あれこれ考えてきました。

「何度目の青空か?」初回限定盤の特典は全国握手会1日と抽選ライブ2日、内向きになる乃木坂 [01Oct14]
祝!井上小百合10thアンダーセンター、新曲情報の出し方は断片的分散的でなく、統一的集中的に [27Sep14]
「何度目の青空か?」7次後分析、個別握手CDセールスが初動算入時の歴代最高をうかがう勢い [25Sep14]
「何度目の青空か?」5次応募後分析、個別握手は前作越えがほぼ確実も、店頭販売は五里霧中 [16Sep14]
「何度目の青空か?」MV は斬新な切り口? 「心のプラカード」に見る転機を迎えた全国握手会 [09Sep14]

繰り返しになる部分もありますが、予想する上でのポイントを挙げておきます。

まず、HKT48の4枚目「控えめI love you!」は、全国握手会がなくなったにも関わらず店頭販売セールスが前作並みを維持しました。

そのため、AKB48の37枚目「心のプラカード」で店頭販売セールスが激減したのは、全国握手会からミニライブがなくなったからではなく、握手会券がダブついていることが一番の原因という可能性が出てきた。

乃木坂は前作の握手会をほとんど消化してから、次のシングルを発売するので、ミニライブ中止の影響は少ないかもしれない。

また、最新のAmazon音楽部門ランキングでは、「何度目の青空か?」初回限定盤TypeAが5位に入って、ここにきて調子を上げています。

従って、店頭販売セールスは、前作からそれほど大きく落ちないではないかと考えたくなります。


しかし、初回限定盤の特典は、全国握手会が関東会場1日のみで、これまでの京都と名古屋がなくなってしまいました。

さらに、似顔絵会とライブが大阪1日名古屋1日のスケジュールで予定され、地方での全国握手会の代替イベントになっていますが、CD3枚からの応募抽選制である上、平日開催で、申し込みづらいこと、この上ない(笑)。

しかも、応募締切が10月22日(水)とまだ先なので、多くのファンが様子を見る可能性があって、初動を押し上げる力は弱いかもしれない。

こういったマイナスに働きそうな因子を考えると、初回限定盤セールスが大幅に伸びるとも思えない。


結局、次の表に示したように、店頭販売は前作から1万枚ほど少ない10万枚と予想するのが、妥当なラインかなという気持ちです。

もちろん、全然、自信はありません(笑)。

(表4) 7枚目、8枚目、9枚目の発売第1週における売り上げ比較と10枚目の初動予想

凡例
シングル番号:オリコン初動 = 店頭販売第1週売り上げ + 個別握手会による初動算入売り上げ

# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入

07枚目:初動39.5万枚 = 店頭09.0万枚 + 個別30.5万枚 (5次分まで算入)
08枚目:初動45.8万枚 = 店頭11.8万枚 + 個別34.0万枚 (8次分まで算入)
09枚目:初動42.2万枚 = 店頭11.0万枚 + 個別31.1万枚 (9次分まで算入)
10枚目:初動???万枚 = 店頭???万枚 + 個別推定37.0万枚 (8次終了時点)

初動算入個別分を38万枚としたときの予想幅
10枚目:初動44万枚 = 店頭6万枚 + 個別38万枚
10枚目:初動46万枚 = 店頭8万枚 + 個別38万枚
10枚目:初動48万枚 = 店頭10万枚 + 個別38万枚
10枚目:初動50万枚 = 店頭12万枚 + 個別38万枚
10枚目:初動52万枚 = 店頭14万枚 + 個別38万枚

最終予想
10枚目:初動48万枚 = 店頭10万枚 + 個別38万枚 (9次分まで算入)


まあ切れ味は鈍いけど(笑)、とりあえず、10枚目「何度目の青空か?」のオリコン初動として、個別握手会分が38万枚、店頭販売分が10万枚、併せて48万枚と予想しておきます。

個別分に関しては、関東2会場の途中追加という変則的な応募となったことで、今回、シミュレーション計算の誤差がやや大きくなる可能性があります。

しかし、完売表という基礎データがあり、過去2シングルにおける推定値と実値の差を考えても、それほど大きくは外れないんじゃないかと思っています。


一方、初回限定盤に関しては、何が起こるか全然読めません。

「何度目の青空か?」は、有線とダウンロードで好調なセールスの兆しがあって、勢いを感じる点は大いにあります。

そのため、店頭販売は10万枚ではなく、12万枚、あるいは14万枚と伸びるかもしれず、そうなると初動が50万枚を越える可能性が出てくる。

また逆に、京都と名古屋で行なわれてきた全国握手会の中止は、思った以上に深いダメージを与えるかもしれず、8万枚、6万枚と下がったとしても驚かない部分もある。

まあ、色んな状況変化があったので、色んなことが考えられて(笑)、10枚目店頭販売の売り上げ予想は、いつも以上の稀に見る超難問になっています。


ただ、初動前作割れは、まずないと思っています。

というのも、10枚目個別の売り上げは、第8次応募終了時点で推定37万枚、第9次分を入れずとも、店頭販売が5万2千枚あれば、9枚目初動の42万2千枚に届きます。

もし初回限定盤が5万枚を割り込むようであれば、もっと「売れてない感」が漂ってもいい筈ですが(笑)、むしろ「「売れてる感」の方があるので、いくら何でも、そこまでの下落はないんじゃないかと。

もちろん、「売れてる感」と「売れてる」は別もので、そこが悩むところなんですが(笑)。


以下は、CDセールスの数字予想ではなく、個人的な感想と意見です。

ミュージカル「虹のプレリュード」で光り輝いている生田絵梨花を始め、乃木坂の綺羅星のごとき才能を、さらに伸ばすためには、握手会をもっと少なくした方がいいと考えていて、初動が何枚であろうが、正直、どうでもいいという気持ちはあります。

運営はCDセールスを伸ばそうとして、オリコンの数字を上げていくことが、坂を上ることであるという発想を、ファンに持たせようとしている風に見えます。

実際、乃木坂やAKB48Gでは、CDの売り上げが落ちると、グループも落ち目という声が、少なからず出てくる。


確かに、CDセールスの下落は、新規ファンの獲得力低下やメンバー間の人気格差など深刻な問題が原因であったりして、見過ごせない場合も少なくない。

しかし、重要なことは、本当に新規ファンを増やしたり、人気格差を解消することであって、握手会日数を増やして、表面的な数字だけを伸ばしても問題は解決しないし、むしろ逆効果です。

運営がCDセールスにこだわり過ぎて、活動の中心を握手会にしてしまっていることが、新規ファン数の伸び悩みやメンバー間の人気格差など、多くの問題を生み出していると思います。

つまり、乃木坂が現在直面する問題の多くは、あまりに多過ぎる握手会に起因している可能性があって、それらを解決するには、握手会依存からの脱却がもっとも効果的ということです。


このブログでオリコン初動を予想するのは、売り上げ分析を通して、乃木坂に何が起こっているのかを知るためで、CDの売り上げ枚数そのものは、50万枚だろうが100万枚だろうが、とくに興味はありません。

歌は聴くものであって、数えるものじゃないから(笑)。

そもそも10枚目初動が50万枚を越えても、じゃあ次はどうするのかという問題が出てくるだけで、いつまで経ってもどこにも行き着きません。

むしろ個別握手会の規模を計画的に縮小して、負担の少ないCDセールスに落ち着かせて、芸能活動に割く時間を増やすことが、乃木坂のためにもっとも必要だと思います。

そうすれば、握手会でCDセールスを上げ続けるという不毛な目標に変わって、もっと別の意義ある目標が、グループ全体そして各メンバーごとに、見えてくるんじゃないでしょうか。

例えば、握手会が忙しいから、生田絵梨花がロングランの舞台や連続ドラマに出られないのだとしたら、それは本末転倒としか言いようがなく、あまりに勿体ない話です。


関連記事

有線問合せ7位、iTunes Store 3位、「何度目の青空か?」に本格的ヒットの兆候 [03Oct14]

圧巻の表現力と煌めく舞台センス、生田絵梨花が奏でる「虹のプレリュード」は秀逸な悲恋の叙事詩 [02Oct14]

「何度目の青空か?」初回限定盤の特典は全国握手会1日と抽選ライブ2日、内向きになる乃木坂 [01Oct14]

祝!井上小百合10thアンダーセンター、新曲情報の出し方は断片的分散的でなく、統一的集中的に [27Sep14]

「何度目の青空か?」7次後分析、個別握手CDセールスが初動算入時の歴代最高をうかがう勢い [25Sep14]

「何度目の青空か?」6次応募後分析、個別握手CDセールスが前作初動レベルに達した可能性 [19Sep14]

「何度目の青空か?」5次応募後分析、個別握手は前作越えがほぼ確実も、店頭販売は五里霧中 [16Sep14]

「何度目の青空か?」個別握手会が7日915部へ緊急拡大、危険水域に入った乃木坂46とAKB48G [11Sep14]

「何度目の青空か?」MV は斬新な切り口? 「心のプラカード」に見る転機を迎えた全国握手会 [09Sep14]

「何度目の青空か?」個別第3次後分析、「バレッタ」並の好調スタートも、鍵は人気の底上げ [30Aug14]

AKB48「心のプラカード」の初動ミリオンは、公算大ながらギリギリの攻防になる可能性も [28Aug14]

乃木坂46結成4年目へ、「何度目の青空か?」を起点に、握手会主義と首都圏主義からの脱却を [22Aug14]

「シミュレーション計算の方法について」

乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)

乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明


// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有線問合せ7位、iTunes Store 3位、「何度目の青空か?」に本格的ヒットの兆候 [03Oct14]

2014-10-03 17:45:00 | 芸能
10枚目「何度目の青空か?」に関して、TypeC収録のアンダー曲「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」とTypeBの選抜アンダー混合ユニット曲「私、起きる。」のMV予告編が公開されました。

「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」MVの監督は、9枚目「夏のFree&Easy」TypeB収録の「無口なライオン」MVを制作した湯浅弘章氏です。

女子校の演劇部に所属する少女たちが、舞台での配役を巡って葛藤する話で、1990年公開の映画「櫻の園」への「オマージュ」作品であると、複数のネット記事に紹介されています。

実際、映画に出演したつみきみほさんが、教師役でMVに出ているそうです。

「無口なライオン」MVが好評を博した湯浅氏が監督であり、また、主役級と思われる伊藤万理華と井上小百合は演技力に期待出来るメンバーなので、最近、美少女オーラ全開といった感じの齋藤飛鳥とどう絡むのかを含め、とても楽しみです。


一方、「私、起きる。」MVには、選抜とアンダーの高校生メンバー10人が出演、アイドルの日常を本当のアイドルが演じるという、ありそうで案外ないんじゃないかな?ってタイプ(笑)のドラマになっているようです。

主役は生田絵梨花ですが、予告編には、星野みなみと堀未央奈が「ミナミオナ」、齋藤飛鳥がソロで「あしゅりん」、斎藤ちはると川後陽菜が「HARU-HINA」など、劇中ユニットを結成して架空のスタジオライブを行なう場面があって、現実化を期待する気持ちから、どんな感じになるのか、本筋以上に気になる部分で、早くフルで観たいですね(笑)。

「私、起きる。」MVの予告編は、こんなユニット実現したら素敵でしょっとばかりに、ファンの心をいい感じに揺さぶってくるあたり、「予告」としてなかなかの出来で、本編の良いCMになっていると思います。

まあ、面白すぎる予告編ってもの、ロードショー映画の例から考えて、逆に心配になりますが(笑)、それは本編を観てのお楽しみということですね。

ちなみに、「私、起きる。」MVの監督は、まだ一般公表されていないようです。

「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」MVに関する公式サイトの記事

「私、起きる。」MVに関する公式サイトの記事

# 上記二つの記事に、MV予告編へのリンクあり


10枚目収録曲のMVが、一応出揃いました。

カップリング曲のMVはすべて予告編のみの公開で、しかもまだ監督が分からない作品があったり、メンバーからのコメントが出ていなかったり、情報発信が不十分な印象があって、全体の楽曲セールスにどう影響するのか、やや心配になる部分があります。

ただ、表題曲「何度目の青空か?」については、ごく最近出始めたCDセールス以外のヒット指標において、実は、過去に例を見ないくらいハイレベルな数字が並んでいて、ちょっと驚いています。


まず、今日発表された有線関連のチャートですが、月間「J-POPお問合せランキング」というのがあって、「何度目の青空か?」は、発売月の一つ前である9月の集計で、なんと7位にランクインしていて、トップ10入りを果たしています。

乃木坂の曲で「お問合せランキング」のトップ10に入ったのは、2012年1月の「会いたかったかもしれない」の1位以来の筈で、「何度目の青空か?」が相当に注目されているということです。

「会いたかったかもしれない」は、2012年2月22日(水)に発売された1枚目「ぐるぐるカーテン」初回限定盤TypeBの三番目曲で、AKB48の公式ライバルとして登場した乃木坂46が、AKB48とほぼ同じ歌をうたうらしいと、大きく話題になった経緯があります。

つまり、今回のトップ10入りは、デビュー当時に近い注目を、乃木坂が集めていると見ることも出来るわけで、これからのセールスを期待できるランクインだと思います。


ちなみに、いつもの有線ランキングでは、「何度目の青空か?」は発売2週前の集計で、117位にランクインして、二作連続の完全圏外は免れ、一先ずは、ほっとしました(笑)。

もちろん、そんなレベルで満足しては寂しい限りなわけで(笑)、予想としても、「お問合せランキング」7位から考えて、有線ランキングはもっと上がるんじゃないでしょうか。

まずは、もっとも優秀な成績だった、8枚目表題曲「気づいたら片想い」の最高8位、ランクイン20回が目標になります。

まあ、東京都心では、色んな場所で「何度目の青空か?」が流れているそうで、準備は万端ということで(笑)、歴代最高かどうかはともかく、かなりの最高順位とランクイン回数を期待出来ると思います。


好調な滑り出しとなった有線に加えて、ダウンロード配信でも、iTunes Store トップソングにおいて、「何度目の青空か?」は現在3位に入っています。

前回記事に書いたように、昨日は4位だったので、ワンランクアップということで、これまで見たことのない、素晴らしい順位です。

直接の原動力は、10月1日(水)の「GirlsAward 2014 AUTUMN/WINTER」に出演して、3万人以上の前で、ミニライブを行ったことかもしれません。

観客は若い女性が中心だと思いますが、ダウンロード配信に高い親和性のある客層で、絶好の新曲キャンペーンとなった可能性があります。


もちろん、10枚目のプロモーションは、丸の内の「KITTE」4階に、期間限定の発売記念カフェをオープンしたり、派手な楽曲広告を描いた宣伝トラックを走らせたり、運営は相当に力を注いでいるようで、「GirlsAward」出演と併せた、相乗効果もあるでしょう。

しかし、そうは言っても、物量キャンペーンだけで、iTunes Store トップソングの3位にまで達するのは、簡単ではないと思います。

実際、8枚目「気づいたら片想い」でも、こういった大規模キャンペーンは行なわれましたが、ベスト5には届かなかったか、達しても一瞬だったと思います。

「GirlsAward 2014 AUTUMN/WINTER」に関する運営ブログのレポート記事

「何度目の青空か?」cafe in 丸の内に関する公式サイトの記事


有線とダウンロードにおける、10枚目表題曲「何度目の青空か?」のかつてないほど好調な数字は、いよいよ乃木坂46が、AKB48Gの枠を越えて、幅広い層の注目を独自に集め始めた可能性を示しています。

有線、ダウンロードともに、まだデータが出始めた段階で、「何度目の青空か?」が本格的なヒットかどうかを見極めるには、今後の推移を見守る必要があります。

例えば、iTunes Store トップソングの順位が、何日もベスト5に留まり、さらに何週間もベスト10に残るとなると、もう「ヒット」と呼んでいいんじゃないかと思います。

逆に、急速に順位を落として、発売日頃には10位を割り込み、一週間もしないうちに20位、30位と下がるのであれば、ヒット曲という範疇には入れづらくなります。


しかし、これまで何シングルにも渡って、同じような時期の、同じようなチャートを調べてきて、今回の10枚目は、いつもと違うという印象を強く受けます。

やはり、乃木坂46に対する一般関心度が、上がってきている気がします。

というのも、上がっても不思議ではないことを、乃木坂メンバーが、長い期間、コツコツと行なってきたからです。


考えてみると、結成以来3年間、メンバーは本当に一生懸命、頑張ってきました。

握手会でファンを増やし、さまざまなイベントや歌謡祭に出て楽曲を披露し、プリンシパルやアンダーライブ、全国ツアーなどの単独イベントで存在感をアピールする。

全体活動と共に、個々のメンバーの活動も盛んになり、例えば、白石麻衣はファッション雑誌の世界でモデルとして注目され始め、生駒里奈と高山一実は、テレビバラエティでお馴染みの顔になりつつあり、斉藤優里と永島聖羅は、ラジオのMCとして名前を知られつつある。

さらに、若月佑美は二科展の連続入選で知名度を上げ、生田絵梨花は「君の名は希望」のピアノ演奏を切っ掛けに、渡辺麻友と共演したり、親戚である著名な音楽プロデューサー佐久間正英氏とのコラボも行なわれ、多くの人に注目される存在になってきている。

また、最近は、乃木坂が紙媒体に出続けていて、コンビニの雑誌コーナーには、常時、メンバーが載っている本があるような状態で、相当にハードな撮影取材スケジュールをこなしているメンバーも少なくないと思います。

選抜もアンダーも研究生も、自分の前にあるものと真剣に向き合い、それを乗り越えようと懸命になっているうちに、乃木坂は、多くの人が振り向き、興味を抱くグループに発展してきたんじゃないでしょうか。


招待された歌謡祭で歌声が揃わなかったり、音を外したり(笑)、上手くいかないことも少なくなかったけど、それでも前へ進んで、メンバーが3年間コツコツ積み上げてきたものが、今、乃木坂の一般関心度の上昇という形で、実を結び始めている気がします。

もちろん、多くのアイドルが同じように努力を重ねるけど、それでもブレイク出来るのは極僅かというのが現実です。

しかし、乃木坂のメンバーには、失敗しても、スキルがまだ未熟でも、多くの人に、何かしらの好印象を残す魅力があるんじゃないでしょうか。

だからこそ、コツコツした努力の積み重ねが、好感度の蓄積につながり、グループへの一般関心度をじわじわと上げていった。

そして、人に好感を持たせる類い稀な魅力を、メンバーに感じるからこそ、少なからぬファンが、必ずいつか本格的にブレイクすると信じて、乃木坂を応援し続けている気がします。


8月30日(土)、続いていた雨がその日だけ止み、夕方から晴れ間が出て、気持ちの良い風が吹く中、神宮に集まった何万という人が、メンバーの歌とダンスに魅了された夜、乃木坂は静かに次のステップへ上がったのかもしれません。

勉強でも仕事でも、これまでほとんど出来なかったことが、簡単に出来るようになったり、苦しかったことが、楽しくなったり、積み上げてきた努力が結実することは、多くの人が経験するけど、その瞬間がいつ訪れたのか、はっきりとは分からないことが多い。

気がついたら、見える景色が少し変わっていて、いつの間にか、次のレベルに入っていた。

乃木坂46も、実は、すでに第2章に入っていて、より高い場所につながる、新しい坂を上り始めているのかもしれません。

雨続きだった夏の終わり、奇跡的に晴れた神宮の夜、乃木坂が次のステップへ向けて、大きく飛躍したのだとしても、そのことはずっと後にならないと分からないのだと思います。


10枚目シングル「何度目の青空か?」は来週発売日を迎え、CDセールス、有線リクエスト、ダウンロード配信など、多くの数字が出てきます。

本当にヒットすると良いですね。

でも、私が見たいのは、立派な数字ではなく、何よりも、これまでの努力が報われて、心から喜ぶ、メンバーの笑顔です。

それが素晴らしいから応援しているので(笑)。


関連記事

圧巻の表現力と煌めく舞台センス、生田絵梨花が奏でる「虹のプレリュード」は秀逸な悲恋の叙事詩 [02Oct14]

「何度目の青空か?」初回限定盤の特典は全国握手会1日と抽選ライブ2日、内向きになる乃木坂 [01Oct14]

祝!井上小百合10thアンダーセンター、新曲情報の出し方は断片的分散的でなく、統一的集中的に [27Sep14]

「何度目の青空か?」7次後分析、個別握手CDセールスが初動算入時の歴代最高をうかがう勢い [25Sep14]

「私、起きる。」は初のMV付き選抜アンダー混合ユニット曲、流れは変わりつつあるのか? [22Sep14]

「何度目の青空か?」MVは、巧みな構成と緻密な物語展開で、生田絵梨花が美しく香り立つ名作 [14Sep14]

若月佑美「二科展」作品は黒の不安定が面白い、今週「何度目の青空か?」MV公開の可能性高し [07Sep14]

神宮の森に乃木坂の歌が響く、全国ツアー最終公演は幻想的な光溢れる奇跡の夜 [01Sep14]

乃木坂46 in FNSうたの夏まつり、桜井玲香ソロが秀逸も、コーラスは音程が不正確で一部雑音化 [14Aug14]

8枚目「気づいたら片想い」はヒットしたのか?、「君の名は希望」が示す乃木坂楽曲の真価 [08Aug14]

9枚目「夏のFree&Easy」有線ランキングに完全圏外のおそれ、崩壊しつつある大規模握手会商法 [01Aug14]


// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

圧巻の表現力と煌めく舞台センス、生田絵梨花が奏でる「虹のプレリュード」は秀逸な悲恋の叙事詩 [02Oct14]

2014-10-02 23:30:00 | 芸能
幕が下りたあと、しばらく心の震えが止まらなかった。

生田絵梨花の歌、演技、そしてピアノ。

すべてがあまりに美しく、あまりに魅力的だった。

しかも、ただスキルレベルが高いだけでなく、それらを場面に応じて柔軟に使いこなし、物語をクライマックスへ向けて加速度的に輝かせていく舞台センスに、目も眩むばかりの煌めきがある。

手塚治虫原作の作り込まれたストーリーと、実力と経験のある共演陣によって、そもそも土台として見応えのあるミュージカルになっているのだけど、そこに主役である生田絵梨花の創造的で多様な表現が加わって、舞台が冴え渡っていく。

まるで、サッカーのファンタジスタのように、多彩な技を流れに応じて巧みに繰り出し、それぞれのシーンを完成させ、ゴールを決めていく。

この華奢で可憐な少女は演劇を知っている、ステージ上の出来事と観客の気持ち、両方の流れが見えている。

その研ぎ澄まされた感性は、畏怖すら覚えるほどで、素晴らしい舞台を観た感動を越えて、何か大きな才能に圧倒された気がします。


いや~、とにかく、いくちゃんは素晴らしい。

今日の舞台で、心底、そう感じました。

アイドルとか、女優とか、ピアニストとか、ラベルを貼ることは無意味で、表現者として、桁違いのものを持っている。

しかも、まだ17歳ですよ、信じられん(笑)。

このブログで乃木坂46のことを書き始めた頃、『乃木坂各論第1話、生田絵梨花 ~ 天才少女がやって来た!』という記事を載せたけど、彼女の才能は本物だと、私を含め、今日、舞台を観た多くの人が感じたんじゃないでしょうか。

「虹のプレリュード」は10月5日(日)まで続くので、具体的な公演内容は省きますが、生田絵梨花という才能溢れる美少女を中心に、美しくも切ない音楽の物語が見事に奏でられる、観て損のない、傑作ミュージカルだと思います。


ところで、今日はもう一つ朗報があって、「何度目の青空か?」が iTunes Store のランキングで、なんと4位に浮上しました。

私が知っている限り、乃木坂の楽曲として、一番良い順位です。

YouTube公開のMVも、現時点で、93万回以上再生されていて、発売前に100万回を越えそうな勢いで伸びている。

もちろん、センター1人だけで曲をパフォーマンスし、プロモーションするわけじゃないけど、生田絵梨花がセンターなら乃木坂を本格的にブレイクさせるかもしれない、アイドルの新時代を築くかもしれない、「虹のプレリュード」を観ていると、そんな気がしてきました。

あと3日間6公演、いくちゃんには存分に楽しんで演じて、無事、千秋楽を迎えるよう、願っています。



関連記事

「何度目の青空か?」MVは、巧みな構成と緻密な物語展開で、生田絵梨花が美しく香り立つ名作 [14Sep14]

「何度目の青空か?」の生田絵梨花ソロは秀逸、有線から見える紅白アイドル枠のライバル [25Aug14]

10th選抜は一般アピール力を意識した歌ダンス志向センターも、厳然と貫かれた握手会主義 [04Aug14]

(速報) 乃木坂10th選抜、センターは生田絵梨花、中心軸に「生生堀星」、昇格は斎藤ちはるのみ [04Aug14]

祝!生田絵梨花がミュージカルの主演に決定、「復帰」は10枚目へのフル参加を意味するのか? [25Jul14]

10th選抜発表、最初のヤマ場は7月27日と8月10日も、気になる生田絵梨花の今後 [19Jul14]

プリンシパル千秋楽、Queenは二幕主役の存在感で生田絵梨花、MVPは星野みなみの「成長の物語」 [16Jun14]

乃木坂の風 23Jan14 ~ 8th選抜を予想する(4)、生田と万理華のダブルセンター?リーク「情報」を考える

乃木坂の風 13Jan14 ~ 笑う高山一実、泣く堀未央奈、カメラを探す生田絵梨花、「新堂本兄弟」は快心の出来

乃木坂の風 05Jan14 ~ 生田絵梨花、弾ける笑顔のピアノ演奏で生田ワールドが大炸裂! in 「TEPPEN 2014」

乃木坂の風 30Dec13 ~ NHK「佐久間正英の挑戦」 、生田絵梨花へ続く「出会い」そして「希望」

乃木坂の風 25Dec13#2 ~ 今夜24:10、生田絵梨花出演、佐久間正英氏「ハローグッバイの日々」がNHKで放送!

乃木坂の風 20Dec13 ~ 生田絵梨花、「TEPPEN 2014」出演など年末年始に本格的ブレイクの可能性

乃木坂の風 18Dec13 ~ 生田絵梨花ピアノ伴奏、渡辺麻友「君の名は希望」が開く未来への可能性

乃木坂の風 06Dec13 ~「バレッタ」個別握手会は、生田絵梨花への「結婚願望」渦巻く小宇宙なのか

乃木坂の風 28Nov13 ~ 生田絵梨花の個人PVは、未来への「希望」を謳った最高傑作

乃木坂の風 23Nov13 ~ 「そんなバカな」MV、生田絵梨花が本領発揮も、曲前シーンが長過ぎる

乃木坂の風 29Aug13 ~ 「墨汁よりは小麦粉を」生田絵梨花の美声響く in NOGIBINGO!#9

乃木坂の風 20Aug13 ~ 感動する生田絵梨花をもっと見たい!札幌ライブで見えたもの

乃木坂の風 13Aug13 ~ 「夜のテンション」生田絵梨花 VS ちびっ子ギャング星野みなみ

乃木坂の風 07Aug13 ~ 女子に動揺する橋本奈々未、生田絵梨花に説教される星野みなみ in NOGIBINGO#6

乃木坂の風 05Aug13 ~ 生田絵梨花の「武装ゴリラ」、全国ツアーはのどに配慮を

乃木坂の風 18Jul13 ~ 7th選抜への道、生田絵梨花の思い、永島聖羅の不満にどう答えるか

乃木坂の風 08Jul13 ~ 橋本奈々未センターの「世界で一番 孤独なLover」を見てみたい

乃木坂の風 22Jun13 ~ 高山一実が快調!生田絵梨花は「大人の色気」に邁進中?

乃木坂の風 02Jun13 ~ 千秋楽、「Queen」は生田絵梨花、そして「MVP」は衛藤美彩

乃木坂の風 01Jun13 ~ 6th新曲、トップ3は「和音」を奏でるか?星野みなみの物語2

乃木坂の風 25May13 ~ 生田絵梨花は桜井玲香の夢をみるのか?

乃木坂の風 12May13 ~ フィナーレ、そして生田絵梨花は伝説を作った

乃木坂各論第1話、生田絵梨花 ~ 天才少女がやって来た!


// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「何度目の青空か?」初回限定盤の特典は全国握手会1日と抽選ライブ2日、内向きになる乃木坂 [01Oct14]

2014-10-01 14:30:00 | 芸能
10枚目「何度目の青空か?」の初回限定盤に付く特典がようやく発表されましたが、内容を読んで椅子から転げ落ちそうになった。

CD3枚応募抽選による平日の地方ライブって、ちょっ、おま、なっ、な、なにを考えてるんでしょう、運営は(笑)。

以下が、その概要です。

(表1) 10枚目「何度目の青空か?」初回限定盤の特典イベント

2014年11月03日(月祝) パシフィコ横浜
全国握手会

2014年11月17日(月) なんばHatch
似顔絵会 (ライブ前)
スペシャルライブ第1部 (17:00~)
スペシャルライブ第2部 (20:00~)

2014年11月27日(木) Zepp Nagoya
似顔絵会 (ライブ前)
スペシャルライブ第1部 (17:00~)
スペシャルライブ第2部 (20:00~)

2015年02月11日(水祝) 都内某所
似顔絵会

# 全国握手会以外は、上記7個それぞれのイベントに応募券3枚1口での事前申し込みが必要。締切は2014年10月22日(水)で、応募多数の場合は抽選。もちろん、お1人様何口でもOK!(笑)


CD1枚で確実に参加できる全国握手会は、横浜の1会場のみで、これまでの京都、名古屋は少なくとも現時点ではアナウンスがありません。

一方、地方イベントは、大阪の「なんばHatch」と名古屋の「Zepp Nagoya」で1日づつ行なわれ、それぞれ似顔絵会とライブ2公演が予定されています。

とにかく問題なのは、大阪が月曜、名古屋が木曜というまったくの平日に行なわれることです。

似顔絵会は、ライブの前なので、おそらく昼過ぎに始まるわけで、地元の人でも会社や学校の融通が付けづらく、遠くから参加する人は、さらに大変なスケジュール調整を強いられます。

しかも、ライブは夕方5時から1公演、その後、夜8時から1公演って、あまり聞いたことのないやり方で、なんだかビアホールのコンサートみたいです(笑)。


ライブの募集人数は、なんばHatchが1900人、Zepp Nagoyaが1700人だそうで、全部で最高7200人の動員となります。

2000人ほどの会場であれば、機材の設置など、ライブの準備費用が抑えられ、しかも平日なら会場費が安くなる可能性がある。

とくに地方でのイベントは、メンバーとスタッフの交通費宿泊費が掛かるので、そのため平日昼からの3イベントになったのかもしれません。


しかし、コストを抑えると言っても、限度というものがある筈で、参加者の利便性をここまで軽視すると、運営のファンに対する姿勢が問われて、乃木坂というグループのイメージまで損なわれかねません。

平日開催であっても、CD1枚からの応募であれば、まだお得感があるけど、3枚というのは厳しい。

当選したら面倒な日程調整が必要なのに、当選するかどうか分からないイベントに、5千円近く払って、手を挙げる気分になる人は、あまり多くはないんじゃないでしょうか。

逆に、平日イベントの3枚応募だからこそ、申し込み人数が抑えられて、抽選しなくても大丈夫という読みがあるのだとすれば、地方での知名度を上げるために、大阪と名古屋まで全員で出掛けるのに、一体何をしているんだろうということになります。

会議が紛糾し過ぎて、もう訳分かんなくなった末の「ナイスアイデア」にしか見えません(笑)。


AKB48襲撃事件以来、警備費が一気に上昇して、ファンへのサービスイベントだったミニライブ付き全国握手会を見直す流れとなった。

シングルの店頭販売セールスは落としたくないけど、イベントに出すお金はとことん抑えたい。

とくに遠征費が負担となる地方イベントは、抜本的な変更が必要。

その結果が、CD3枚応募の平日ライブだったのだと思いますが、あまりに利便性が低過ぎて、もの凄く熱心なファン以外は、到底ついて行けるレベルじゃないでしょう。


では、「何度目の青空か?」初回限定盤のセールスは落ちるのかというと、実は、そうとも言えない(笑)。

個人的な予想として、そんなに悪くないんじゃないかという気持ちに傾きつつあります。

HKT48の4枚目「控えめI love you!」のオリコン初動とサウンドスキャン第1週の数字が出て、次の表のように、店頭販売も特定販売も、前作とほとんど同じであったことが分かりました。

(表2) HKT48の歴代シングルの売り上げ構造と特典イベント

凡例
シングル番号:タイトル [発売日]
オリコン第1週(A) = サウンドスキャン第1週(B) + (A-B)
店頭販売CDの特典
特定販売CDの特典

# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入
#「全国」と「個別」は、それぞれの握手会

1枚目:スキ!スキ!スキップ! [2013/03/20]
初動25.0 = 店頭9.2 + 特定15.9
店頭) 全国6日(関東2名古屋1大阪1福岡2)
特定) 個別3日(関東1大阪1福岡1)、写メ会2日 in 関東1福岡1

2枚目:メロンジュース [2013/09/04]
初動26.9 = 店頭9.2 + 特定17.7
店頭) 全国3日(関東1名古屋1福岡1)
特定) 個別4日(関東1大阪1福岡2)

3枚目:桜、みんなで食べた [2014/03/12]
初動27.7 = 店頭8.0 + 特定19.7
店頭) 全国3日(関東1名古屋1福岡1)
特定) 個別4日(関東1名古屋1大阪1福岡1)、抽選船上パーティー2日(東京1福岡1)

4枚目:控えめI love you! [2014/09/24]
初動27.8 = 店頭8.1 + 特定19.7
店頭)「参観日」イベント3日(関東1名古屋1福岡1)
特定) 個別4日(関東2大阪1福岡1)、抽選HKT48SHOW!2日(東京1福岡1)


前作とほとんど同じというより、ぴったり一緒と言ってもいいくらいです(笑)。

ただ、AKB48の「心のプラカード」が、店頭販売を大きく減らす中、「控えめI love you!」が前作と同じ8万枚に踏みとどまったのは、さすが勢いのあるHKT48というべきで、固定ファンをしっかり掴んでいることが浮き彫りになっています。

また、初回限定盤の特典イベントは、全国握手会ではなく、「HKT48参観日~みんなで一緒にもりあがるっちゃん!」だそうで、中味はよく分からないけど、何だか楽しそうでいいですよね(笑)。

こういうネーミングに関して、HKT48の運営は結構冴えていて、ファンに期待感を抱かせて、セールス下落を防ぐ一助になっている気がします。


HKT48の4枚目を見ていると、AKB48が37枚目でCDセールスを落とした原因は、全国握手会からミニライブがなくなったからというより、未消化の握手会が多過ぎて、握手会券がダブついていることが大きいのかもしれません。

上表から分かるように、HKT48のCDリリース間隔は6ヶ月で、前作の特典イベントを十分に消化してから、次のシングルを発売していて、これが今回の良好なセールスにつながった可能性がある。

一方、乃木坂46も、先日、9月28日(日)に、9枚目「夏のFree&Easy」の第5回個別握手会が行なわれ、前作の特典イベントは10月18日(土)の第6回最終個別を残すのみです。

10枚目は、9枚目個別が一つ未消化なままでの「前倒し」発売ではあるけど、全国握手会はすべて終わっていて、握手会券がダブついているということはない。


初回限定盤の抽選応募イベントは、似顔絵会と地方ライブが満員になった場合、CDの売り上げとして、2万3千枚以上の寄与がありますが、平日イベントへの3枚応募という判断に迷う条件に加えて、締切が10月22日(水)なので、オリコン初動を引き上げる効果としては、やや疑問がある。

しかし、乃木坂は握手会券のダブつきがなく、生田絵梨花センターという話題性、神宮ライブの成功で勢いがあることなど、プラス材料も多い。

また、Amazonのランキングを見ても、初回限定盤はTypeAが現在7位に入っていて、絶好調という風ではないけど、全然宜しくないというわけでもなく、そこそこ堅調な推移を見せていて(笑)、前作に近い店頭販売を期待していいのかなと思い始めています。

もし「何度目の青空か?」の店頭販売が前作並みの11万枚であれば、日数を増やした個別握手会によるCDセールスが30万台後半に深く切り込む勢いを見せているので、オリコン初動が50万枚を越える可能性も出てきます。

まあ、乃木坂にとって、初動50万枚が良いことなのか、良くないことなのか、それはまったく別問題ですが(笑)。


HKT48に関してちょっと気になるのは、「控えめI love you!」のダウンロード配信にやや勢いがなくて、発売後1週の現時点で、iTunes Storeランキングは100位を下回っています。

曲が出来るのが遅れたという話があって、発売前のプロモーションが十分ではなかったのかもしれません。

現在のHKT48はコアファン層がしっかりしているので、一般層へのアピールを強める絶好のチャンスを迎えていて、CDセールス以上に、ダウンロードや有線をより意識したプロモーションが重要という気がします。

安定したCDセールスを実現しているときに、幅広い新曲キャンペーンを通して一般知名度を上げ、ライトファンやソフトファンを増やし、分厚い人気の裾野を作れば、本格的なブレイクが見えてくるんじゃないかと。


まったく同じことが、現在の乃木坂46にも言えます。

AKB48Gと乃木坂46は、襲撃事件以降、CDセールスの「防衛」に入っている状態で、とくに初回限定盤の特典に関しては、「夏祭り」や「参観日」など、様々な試行錯誤を行なっています。

そんな中、乃木坂の運営は、売り上げ枚数を微塵も減らすまいとして、既存ファン1人当たりの出費を上げる仕掛けにのめり込んで、現在ファンでない人をファンにするという意識がどんどん消えているように見えます。

かなりのコアファン層がすでに存在する乃木坂に今必要なのは、無理をしてCDセールスを伸ばすことではなく、一般知名度を上げて、人気の裾野を広げることだと思います。

しかし、襲撃事件を切っ掛けに始まった危機に直面して、乃木坂の運営は、コアファンに懐を開かせる発想が中心となり、内向きなアピールを強めている感がある。


例えば、10枚目「何度目の青空か?」では、表題曲MVとカップリング1曲のMV予告編をYouTube公開しただけで、その他のMVに関して、未だに情報がほとんど出てきません。

前作までなら、収録されている4個のMVをすべてフル公開して、それが話題を呼んで、一般へのアピールとなっていた部分があるけど、今回は、予告編すら流されていないMVがある。

熱心なファンであれば、情報を出そうが出すまいが、前回と変わらずCDを買ってくれるだろうけど、もともと乃木坂を知らない人に振り向いてもらうためには、曲やMVをしっかり宣伝するしかありません。

今回の10枚目は、かつてないくらい発信情報が薄く、ライトファンですらシングルへの興味を維持出来ないんじゃないかと心配になる部分があります。

本格的なヒットを飛ばすには、既存ファンだけでなく、一般層を大きく巻き込むことが不可欠なので、前回記事に書いたように、楽曲情報を誰もがアクセスしやすい形で、積極的に外向きに発信することを運営は考えて欲しいですね。


個別握手会は、熱心なファンを対象にした内向きなイベントで、一方、ミニライブ付きの全国握手会は、より外向きな発信力を持ったイベントだと思います。

10枚目シングルの特典では、内向きなイベントである個別を6日から7日に増やして、規模を拡大し、逆に、外向きなイベントである全国は、従来の京都と名古屋を含めた3日から、関東会場のみの1日に減らすことになったようです。

また、地方での全国握手会に代わって、大阪と名古屋でのライブを設定したけど、CD3枚からの応募による平日ライブで、相当に熱心なファンでも二の足を踏みそうな、内向き度マックスのイベントになっている(笑)。

つまり、どんどん内向きになっているんですね、乃木坂は。


HKT48は、個別握手会を4日に据え置き、総部数の大幅増加もなかったようです。

握手会でメンバーを疲弊させず、かつグループの人気をあまり内向きにさせないという発想からであれば、博多の運営は、ひたすら個別規模を拡大して、内向きなイベントを連発してくる乃木坂運営より、遥かに有能だと思います。

個別握手会という内向きなイベントでの成績を基準に選抜を決めてきた乃木坂は、握手以外の能力による外からの評価が入りにくくなり、選抜上位メンバーが固定され、握手会人気に深刻なメンバー間格差が発生、9枚目「夏のFree&Easy」で遂に、握手会での売り上げが前作を下回ることになってしまった。

そして、さらなる前作割れを防ぐため、個別日数が増やされ、総部数の大幅アップが行なわれた。

一方、HKT48の完売表を見ると、そういった極端な格差はなく、バランスの良い人気構造になっている。

個別を重視して、握手会による売り上げに頼っていると、(SS/OC)比が低下、グループはどんどん内向きになり、人気の裾野が広がらず、一般層は振り向かず、やがて握手会の人気格差からセールス効率がダウン、総日数と総部数を増やさないとオリコンが維持出来なくなり、さらに握手会依存を深めてしまう。

乃木坂が危険な悪循環に入り始めていることに、運営は気づいているんでしょうか。

「何度目の青空か?」が個別7日で初動50万枚を達成しても、次は、どうしましょう?

8日に増やさないと、前作割れとなる状況は、すぐにやって来ると思いますよ。

多額の費用を掛けて首都圏での個別握手会を1日増やすのであれば、CDセールスが若干落ちても、地方での全国握手会やチケット制土日ライブ(笑)にお金を使って、外向きな発信をした方が、長い目で見れば、プラスになるんじゃないでしょうか。


9月29日付のオリコン週間ランキングを見ると、「夏のFree&Easy」の13位に加えて、「君の名は希望」が200枚以上売れて、200位以内にランクインしています。

乃木坂のシングルでチャートに入っているのは、この二つだけです。

数は少ないけど、「君の名は希望」は、こうやってコツコツ売れ続けている。

どのシングルが何十万枚売れた、売れなかった、だからこのシングルは成功、こちらは失敗という量の議論ではなく、CDセールスの質を評価する発想はもっとあっていいと思います。

発売後1年半経ったシングルの200枚のセールス、それを買った人たちの思いは、特典イベントで稼いだ数十万枚という数字以上に、大きな意味を持っていて、それこそが乃木坂の未来への「希望」じゃないでしょうか。


関連記事

祝!井上小百合10thアンダーセンター、新曲情報の出し方は断片的分散的でなく、統一的集中的に [27Sep14]

「何度目の青空か?」7次後分析、個別握手CDセールスが初動算入時の歴代最高をうかがう勢い [25Sep14]

「何度目の青空か?」6次応募後分析、個別握手CDセールスが前作初動レベルに達した可能性 [19Sep14]

「何度目の青空か?」5次応募後分析、個別握手は前作越えがほぼ確実も、店頭販売は五里霧中 [16Sep14]

「何度目の青空か?」MVは、巧みな構成と緻密な物語展開で、生田絵梨花が美しく香り立つ名作 [14Sep14]

「何度目の青空か?」個別握手会が7日915部へ緊急拡大、危険水域に入った乃木坂46とAKB48G [11Sep14]

「何度目の青空か?」MV は斬新な切り口? 「心のプラカード」に見る転機を迎えた全国握手会 [09Sep14]

神宮の森に乃木坂の歌が響く、全国ツアー最終公演は幻想的な光溢れる奇跡の夜 [01Sep14]

乃木坂46結成4年目へ、「何度目の青空か?」を起点に、握手会主義と首都圏主義からの脱却を [22Aug14]

8枚目「気づいたら片想い」はヒットしたのか?、「君の名は希望」が示す乃木坂楽曲の真価 [08Aug14]

10th選抜は一般アピール力を意識した歌ダンス志向センターも、厳然と貫かれた握手会主義 [04Aug14]


// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする