ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

「何度目の青空か?」MV は斬新な切り口? 「心のプラカード」に見る転機を迎えた全国握手会 [09Sep14]

2014-09-09 16:00:00 | 芸能
「何度目の青空か?」MVについて、秋元康氏が出来上がりをチェックしたと述べたそうで、今日明日にも、10枚目表題曲のMVが公開されておかしくない雰囲気になってきました。

チェック済みの報告に加え、秋元氏自身の大まかな感想が添えてあって、それから推察すると、今回のMVは、歌とダンスの直球勝負というより、かなりの変化球のようで、若干、不安が胸を過ります(笑)。

何と言っても、乃木坂の表題曲MVには、度肝を抜くタイプのものがありますからね。


7枚目表題曲「バレッタ」のMVは、当時の八福神が、悪の組織に捕われたセンター堀未央奈を救出すべく、派手な銃撃戦を展開するドラマです。

今夏の全国ツアー、拉致監禁された生田絵梨花をメンバーが救出する「茶番」劇で、ボス役でVTRに登場した手塚とおる氏が、このMVでも、非の打ち所のない悪役を見事に演じています。

手塚さんの演技があまりに上手過ぎて、「バレッタ」のMVを思い出そうとすると、メンバーの活躍ではなく、まりっかの太腿をペチペチ叩く「マエストロ」が真っ先に浮かんでくるほどです(笑)。

また、半端ではない「非」堅気感を爆発させている「お客様に大切なお知らせがございます」の役者さんも(笑)、名前は分からないんですが、オーラ出過ぎで、何も知らずに「新しい素材(=堀未央奈)お披露目」シーンを見たら、この俳優さんが主役のVシネマだと思う人は少なくないでしょう。

一方、8枚目「気づいたら片想い」の表題曲MVは、死んだ筈の人が短期間だけ生きることを許される、いわゆる「蘇り」ドラマで、「視聴者の67%が涙を流しました」的な有無を言わせぬ感動ストーリーです。

「バレッタ」MVは物語が荒唐無稽なだけに、視聴者を引き込むには、登場人物の演技力が重要になってくるけど、「気づいたら片想い」MVは、鉄板の筋立てなので、西野七瀬や白石麻衣が一歩動くだけでも、ひたすら切なく、観ていてずっと半泣き状態になります(笑)。


この二つのドラマは、個人的に、決して嫌いではなく、面白いし、出来も悪くないと思います。

まあ、私は乃木坂ファンで、色んなシチュエーションでメンバーがあれこれやってくれるだけで嬉しい部分があるので、観る目は相当に曇っていますが(笑)。

しかし、MVは音楽を「プロモーション」するためのビデオであり、それによって新規ファンを獲得するという役割もあるので、あまり楽曲とかけ離れたドラマやパンチのあり過ぎるシーンは、MVとして相応しくない、とくにシングルの顔と言ってもいい、表題曲MVには向いていないと考えています。


「バレッタ」の歌詞には、少女の剥製を売り飛ばす悪の組織は出てこないし、もちろん銃撃戦もない。

歌われているのは、図書館でヘミングウェイを読んでいる主人公が、友だちとひそひそ話をしているクラスメートの少女が気になって、彼女の髪に付いた蝶のバレッタをちらちら見ているという、超ど級に平和な内容です。

しかし、「バレッタ」MVでは、ベレッタ(拳銃)やバレット(弾丸)は重要な役割を果たすけど、バレッタ(髪留め)は、とくに意味を持っておらず、歌詞や曲名とは無関係なドラマが展開します。

「気づいたら片想い」の歌詞は、友だちである筈の人をいつのまにか好きになって、届かない自分の想いに苦悶する恋の話です。

交通事故で失った命を、少しの間だけ神様から借りて、現世でやり残したことを全うするMVのドラマとは、「切なさ」の質が違います。

また、MVには「片想い」の要素が入ってなくて、「すれ違う優しさ」みたいなところまで解釈を広げれば、「片想い」と言えなくもないけど、曲名にある言葉をしっかり表現しているとは言い難い。


さらに、二つのMVで気になるのは、肝心の楽曲をドラマのバックグラウンドミュージック(BGM)として扱っているように見える点で、「バレッタ」では台詞や銃撃音が曲に被っているし、二作品とも、シーンを効果的に見せるため、本来ない途中休止を入れてしまっています。

メロディには作曲家が意図した時間的流れがあって、それを勝手に中断するのは、テレビドラマや映画なら話は別だけど、楽曲を聴かせることが目的のMVでは、個人的にあまり評価する気にならない手法です。

ドラマ仕立てのMVにするのであれば、曲名や歌詞に関係のあるストーリーを作り、そこに音楽をきっちり入れて、歌われている言葉やフレーズを印象的に際立たせることを目指して欲しい。

つまり、楽曲が一番で、ドラマは二番という姿勢が重要じゃないかと。

例えば、5枚目「君の名は希望」に収録された「シャキイズム」MVは、歌詞の内容に忠実ながら、その上に奇想天外で魅力的なドラマを作り出していて、詞とメロディがちゃんと入ってくると同時に、物語の展開にも引き込まれ、ダンスもしっかり楽しめて、秀逸な出来だと思います。

「バレッタ」や「気づいたら片想い」は、特典映像としてなら面白いけど、YouTubeで無料公開して、世間に向かって新曲をアピールするビデオとしては、さすがにもう少し考えて欲しいという気になります。


ただ、10枚目表題曲も、秋元氏の言葉から察すると、かなり凝った作りになっていそうで、観てからショックを受けないためにも(笑)、あり得るかもしれない斬新な方向性を予想しておきましょう。

一つ考えられるのは、「ホラー・オカルト」系ですね。

例えば、横溝正史「犬神家の一族」ばりに、メンバーが次々と派手に殺されていき、最後に残った生田絵梨花が、ケタケタ笑いながら、大きな鎌を振りかざす堀未央奈に追いかけ回されるとか(笑)。

最近、堀ちゃんがホラー好きとしてめきめき頭角を表しているので、思い切って、自ら新しいキャラを作ってしまうのも面白いかと。

いくちゃんが逃げながら見上げる青い空、「この次の青空はいつなのか分からない」というフレーズも、ちょっと違った緊迫感を持って響きますね(笑)。


あと、案外ないのがドキュメンタリー。

「君の名は希望」MVは、映画のオーディションにメンバーが挑んだ話で、その時点で本人たちは100%真剣なので、ドキュメンタリーに近い。

しかし、メンバーを特定の条件下に置いて、反応を撮影するという手法が使われていて、山下敦弘監督ということもあって、「モキュメンタリー」と言った方がいいような気がします。

乃木坂メンバーの本当の日常を追いかけるような、「情熱大陸」風のドキュメンタリーは、MVとしては見たことがないので、実現したら斬新なのは間違いないんじゃないかと。

さらに、医療系ドラマ、宇宙ものSF、アニメとのコラボ、アドベンチャーなどなど、未開拓のジャンルは山のようにあって、夢は膨らむばかりです(笑)。


「何度目の青空か?」の歌詞は、特定の物語や情景を明確に指し示す感じではないので、自由度が大きく、MVの制作者は、やりがいはあるだろうけど、難しい面があるんじゃないでしょうか。

この記事がアップされる頃には、MVが公開されているかもしれず、一体何が飛び出すのか、期待と不安が入り交じります。

ただ、ちょっと気になるのは、秋元氏の「感想」が、「自分はMV制作に直接は関わってなくて、監督がここまで強烈なものを作るとは思わなかった。私は良いと思うけど、ファンはどう受け取るだろうか?」的なニュアンスに読めなくもない(笑)。

ん~、上に挙げた予想が吹き飛ぶほど、衝撃的なMVだったりするかもしれず、「箱の中味は何だろ?」みたいで、怖いですね(笑)。


さて、話は変わって、「心のプラカード」の売り上げについて、ちょっと書いておきます。

8月27日(水)に発売されて、今週で3週目となりますが、2週目のオリコンデイリーが、以下のようにあまり芳しくないです。

(表1) AKB48歴代Bシングルの発売1週目、2週目のオリコン成績

凡例
シングル番号 タイトル (発売日)
[1週目] 週間ランキング:週間売り上げ枚数
曜日 デイリーランキング
[2週目] 週間ランキング:週間売り上げ枚数
曜日 デイリーランキング

# 取り上げたのは2011年からのBシングル、すなわち総選挙によって選ばれたメンバーが担当する夏シングル
# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入

22枚目 フライングゲット (2011/08/24)
[1週目] 1位:135.4万枚
月-火1水1木1金1土1日1
[2週目] 2位:9.9万枚
月2火3水2木2金2土1日1

27枚目 ギンガムチェック (2012/08/29)
[1週目] 1位:118.2万枚
月-火1水1木1金1土1日1
[2週目] 3位:5.4万枚
月1火6水5木3金4土3日3

32枚目 恋するフォーチュンクッキー (2013/08/21)
[1週目] 1位:133.0万枚
月-火1水1木1金1土1日1
[2週目] 2位:5.7万枚
月1火4水3木2金3土1日2

37枚目 心のプラカード (2014/08/27)
[1週目] 1位:100.6万枚
月-火1水1木1金1土1日1
[2週目] ?位:??万枚
月1火12水6木6金5土3日5


「心のプラカード」は、2週目火曜日のデーリーランキングが12位で、ベスト10に入りませんでした。

発売2週目の売り上げ枚数は、明日発表されると思いますが、デイリーランキングから考えて、高い数字は期待出来そうにありません。

そして、2週目が振るわないとなると、店頭販売CDのセールスが厳しい状況にある可能性が高くなっていきます。

(表2) AKB48歴代Bシングルの店頭販売と個別握手会によるCDセールス

凡例
シングル番号「タイトルのローマ字略記」 第1週SS [初動(SS/OC)比] 初動(OC-SS)差

# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入
#「第1週SS」はサウンドスキャンによる店頭販売CD第1週累計売り上げ枚数の全種類合計
#「初動(OC-SS)差」はオリコン第1週売り上げ枚数から第1週SSを引いたもの。AKB48は店頭販売CDの全種類がサウンドスキャンTOP20にランクインするので、「初動(OC-SS)差」は個別握手会による売り上げ枚数に等しいと見なせる
#「初動(SS/OC)比」は、 第1週SSをオリコン初動で割ったもので、全CDセールスの中に占める店頭販売CDセールスの比率を表している

22枚目「FG」49.3万枚(36.4%)86.1万枚
27枚目「GC」45.2万枚(38.2%)73.0万枚
32枚目「KF」43.9万枚(33.0%)89.1万枚
37枚目「KP」23.0万枚(22.8%)77.6万枚


上表で青色の数字が店頭販売によるセールス、オレンジ色が個別握手会によるセールスです。

「心のプラカード」は、昨年のBシングルである「恋するフォーチュンクッキー」と比べ、店頭販売の売り上げ枚数が20万枚以上少なくなっていて、ほぼ半分の数字になっています。

サウンドスキャンのサイトによると、「心のプラカード」の発売1週目に当たる週間ランキングでは、システムトラブルによって一部販売会社の売り上げデータが算入されていないそうで、実際には、23万枚より大きな数字なのかもしれません。

しかし、オリコン2週目の成績と併せて考えると、「心のプラカード」の店頭販売CDセールスが前年同期、同条件である「恋するフォーチュンクッキー」を大きく下回っている可能性はやはり高い。


今回、37枚目シングルの売れ行きが芳しくないのは、AKB48襲撃事件によって、握手会が延期となり、ファンの間で握手会券が飽和状態になっていることが原因としてまず考えられます。

また、大島優子の卒業を機に、少なからぬファンが一気にAKB48を離れ、新規ファンの参入が追いつかないという面があるのかもしれない。

しかし、過去のBシングルと比較して、「心のプラカード」個別握手会によるCDセールスは、変化率としては、それほど大幅に下がっていません。

一方、店頭販売による売り上げ枚数は、厳しい落ち込みを示しており、これが初動100万6千枚、ミリオン維持を薄氷を踏む状況にした原因のようです。

実際、CDセールスの握手会依存度の指標となる初動(SS/OC)比は、「心のプラカード」が22.8%で、「恋するフォーチュンクッキー」から10%も低く、全売り上げ枚数の8割近くを個別握手に頼っている数字となっています。


店頭販売セールスの大部分は、初回限定盤による売り上げで、そこが伸びなかったのは、特典である全国握手会券の魅力が下がっていることを示唆しています。

確かに、襲撃事件以降、AKB48は、警備上の観点から、全国握手会でのミニライブを中止する措置を取っているようで、それが初回限定盤セールスを大きく下げたというのは妥当な見方だと思います。

全国握手会は、ファン1人あたりの握手時間は短かいけど、ライブのためにお得感があって、1500円近くする初回限定盤が売れていた部分がある。

しかし、ライブがなければ、1000円で一人のメンバーと、より長く握手できる個別握手会に行った方がいいと判断するファンが多く出ても不思議ではない。

ただ、それなら「心のプラカード」は個別握手会によるセールスがグンと伸びていいんですが、そうならないところに、今のAKB48を取り巻く状況の厳しさが反映されています。


私が「心のプラカード」の売り上げ推移にとくに注目しているのは、乃木坂46も、全国握手会のミニライブを止める方向で動いているからです。

10枚目「何度目の青空か?」の全国握手会は、日程も内容もまだ発表されてませんが、ライブなしとなれば、「心のプラカード」と同じく、初回限定盤セールスが大きく落ち込む可能性があって、二作連続での初動前作割れの懸念が出てきます。

実際、9枚目「夏のFree&Easy」全国握手会でのミニライブ中止が発表されて以降、ネットオークションで全国握手会券がだぶついている節があります。

一方、「何度目の青空か?」個別握手会の完売状況を見ると、特定メンバーの立ち上がりには勢いがあるけど、全体として伸びを感じさせる風ではなく、前作と劇的に異なる要素は今のところ見えてこない。

「1期10」と「1期20」「2期」の間に前作並の人気格差が再び発生すれば、CDセールスは、初回限定盤の売れ行き次第になって、ミニライブ問題が前作越えの鍵となってしまいます。


AKB48Gと乃木坂46の運営は、「心のプラカード」店頭販売CDのセールス下落を深刻に捉えているだろうから、「何度目の青空か?」全国握手会で、ミニライブを復活させる、あるいは、何か代わりのイベントを考えている可能性があります。

ただ、店でCDを1枚買えば、誰でも参加出来る全国握手会は、入場者数の予想がしづらい上に、事前の身元確認が出来ないので、より多めの警備体制が必要となって、無駄な出費を莫大に強いられる危険がある。

観客の人数を限って、8枚目のアンダーライブのように抽選制にする案はあるけど、そうなると割高感が出てきて、ミニライブじゃ物足らなくなってしまう。

難しいですね、どうするんでしょう(笑)。


いっそのこと、全国握手会を止めて、シングル毎に数千人規模のライブを10公演ほど開催したらいいんじゃないかと思うんですが。

つまり、アンダーライブの乃木坂全体版で、定期ライブですね。

で、初回限定盤は楽曲とMVの魅力のみで勝負ってことで(笑)。

そうなるとCDセールスが下がるのは不可避で、運営はそれが嫌だから、あれこれモガイているわけで、まあ無理な話なんでしょう。

ただ、個別と全国の握手会で高いCDセールスを叩き出すAKB商法が陰りを見せ始めているとき、自分からオリコンにこだわらない方向へ転換して、意図的に売り上げ枚数を減らした方が、無理に無理を重ねて、それでもしりじり数字が下がっていくより、ダメージは少ないんじゃないでしょうか。

CDセールスが落ちても、ライブ中心の楽曲勝負にシフトすれば、ももいろクローバーZのように、大規模な物販会を開いて、グッズで稼ぐ道があるし、MVの魅力がより重要になってきて、シングルの音楽的レベルにも好影響を与えます。

今の乃木坂は、単独野外ライブに3万人を集める動員力があるのだから、決して夢物語ではないと思います。


私の場合は、全国握手会やミニライブがあろうがなかろうが、店頭販売CDは全種類買うつもりなので、個人的には、特典内容はとくに気にしません。

そうそう、生写真はある程度選べるようにして欲しいっすね、今まで、結構枚数買っているのに、星野みなみが入ってたこと一度もなくて(笑)。

しかし、特典ではなく、乃木坂がまた「組閣」に巻き込まれたら話は別です。

グループをごちゃごちゃにするAKB48流のやり方には到底ついていけないので、乃木坂のシングルから気に入った曲をダウンロードするならともかく、初回限定盤を全タイプ買うようなファンを続ける気力はさすがに失せてしまうと思います。

シングル毎に、曲やMVの出来不出来、好き嫌いはあっても、どれも乃木坂が懸命に作り上げたものだから、自分にとって価値があって、CDやDVDを手元に置いておきたくなる。

でも、乃木坂のアイデンティティを保証するグループの垣根を、「組閣」によって壊してしまったら、それはもう乃木坂ではないという気持ちがあって、他のアーティストと同じく、曲が気に入れば、その曲をダウンロードすればいいだけの話になります。


オーディションで選ばれたメンバーが自分たちのグループを作り、他とは異なるオリジナリティのあるチームにみんなで育てていく、そういう当たり前のアイデンティティを、いとも簡単に放棄する考え方には、嫌悪の感情しか湧かず、とてもじゃないけど賛成出来ません。

「交換留学」ではあまりに腹が立って、発表された当時のシングル、8枚目「気づいたら片想い」は、未だに注文する気分にならないです。

松井玲奈は優れた素質を持ったタレントで、個人的に決して嫌いじゃないけど、乃木坂の選抜に入って、乃木坂を発展させていくのは、彼女の役目ではなく、それを担うのは、伊藤万理華であり、川村真洋であり、乃木坂のオリジナルメンバーであるべきだと思っています。


私が4枚のCDを買わなくなろうが、ブログを止めようが、ほとんど何の影響もないだろうけど(笑)、「組閣」って、一時的に注目を集めても、結局、長期的にはファンを減らしていくから、これだけは止めた方がいい。

AKB48Gは、本体も「支店」も、兼任と移籍の連発で人が変わり過ぎて、誰がどのグループやチームにいるのか、自分は一般の人より多少詳しいと思っているけど、柏木由紀くらいの有名メンバーでも、アイデンティファイ(identify)するのが難しく、知名度が少し下がるともう無理です(笑)。

メンバー構成がこれほど複雑で流動的では、新規ファンが生まれづらく、人気メンバーが卒業するたびに、ファンの総数が減っていっても不思議じゃない。

CM露出量の減少、「日経エンタテインメント!」タレントパワーランキングのポイント低下、そしてBシングル売り上げ枚数の大幅な落ち込み。

2014年度のこれらの現象の背後には、度重なる人事シャッフルによって、AKB48がチームとしてのアイデンティティを失いつつ状況があると思います。

AKB48とは何かが分からなければ、AKB48を新たに好きになる人が少なくなるのは当然です。

グループの顔であった大島優子の卒業は、AKB48とは何かを、さらに見えなくする出来事だったんじゃないでしょうか。

全国握手会のあり方が転機を迎える中、これ以上、チームのアイデンティティを薄める「組閣」のような人事シャッフルは、AKB48Gも乃木坂46も、絶対に行わない方がいいと思います。


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「バレッタ」と「ガールズルール」の収録MVに関する記事は、以下のページにまとめています

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


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乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

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乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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