ジャン・アレチボルトの冒険

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「何度目の青空か?」5次応募後分析、個別握手は前作越えがほぼ確実も、店頭販売は五里霧中 [16Sep14]

2014-09-16 18:00:00 | 芸能
先週の木曜日から金曜日、10枚目「何度目の青空か?」個別握手会の第6次応募が行なわれ、それに伴って第5次終了時点での完売状況が判明しました。

第5次応募では、6番目会場である2015年1月31日(土)東京ビッグサイトの受付が始まり、総部数が640部から750部に増えています。

また、今回の第6次応募から、7番目会場である来年2月8日(日)パシフィコ横浜が受付開始で、総部数はさらに915部にアップです。

総部数の二段階増加に加え、各メンバーについても、桜井玲香と衛藤美彩のように、スーパーエキセントリックシアター記念公演「Mr. カミナリ」へ参加するため握手会を1会場休むケースがあったり、アンダーと二期生を中心に、担当部数がいつになく細かく割り振られるなど、握手会の構造が従来より複雑になっています。

例えば、齋藤飛鳥の最終的な担当部数は31部で、桜井玲香の30部より多いなんてことが、随所で起こってる(笑)。

そのため、完売表からCDセールスを予測するシミュレーション計算の結果をどこまで信頼していいのか、やや不安な面があります。

しかし、10枚目は「勝負になる」シングルということで、CDセールスについて、現状や予測はぜひ知りたいところなので、第5次応募後の完売状況から売り上げ枚数の分析を行なってみます。


まずは、各メンバーについての売り上げ順位表です。

(表1) 10枚目個別第5次応募終了時点で1部以上完売を出しているメンバーの推定売り上げ枚数による順位

凡例
[順位] (完売部数/担当部数) メンバー名

[1] (25部/30部) 白石麻衣 西野七瀬
[3] (22部/30部) 深川麻衣
[4] (21部/30部) 橋本奈々未
[5] (19部/30部) 秋元真夏
[6] (18部/30部) 松村沙友理
[7] (16部/30部) 若月佑美
[8] (21部/25部) 生田絵梨花
[9] (15部/25部) 桜井玲香 衛藤美彩
[11] (1部/26部) 永島聖羅
[13] (1部/24部) 生駒里奈
[23] (5部/5部) 松井玲奈
[28] (1部/8部) 渡辺みり愛

# 完売部数ゼロのメンバーの順位部分は載せていない
# メンバー名の色は、「1期10」(白石、西野、秋元、深川、橋本、桜井、松村、衛藤、若月、生田)が黒字、それ以外の1期メンバーである「1期20」は緑色、「2期」はオレンジ色
# 担当部数は、第5次に受付られた6会場分のみで、第6次から追加募集される7番目会場分は入っていない


第5次応募では、2015年2月8日(日)パシフィコ横浜は受付ていないので、「1期10」メンバーの最高担当部数は30部です。

ただ、この追加会場分が入ると、最高部数は35部と、過去最大になります。

順位表によると、白石麻衣と西野七瀬を先頭に、「1期10」が10位までを占め、握手会スターの10人がやはり圧倒的な人気を見せている。

松井玲奈は第2次応募後に担当5部を早々と全完売、分厚いファン層を感じさせます。

一方、「1期20」は永島聖羅と生駒里奈、「2期」は渡辺みり愛がそれぞれ1部完売。

10枚目も、少なくとも現段階では、「1期10」と「1期20」「2期」の間に、握手会人気に関して、大きな差が存在すると言わざるを得ないです。


ところで、10枚目個別第5次後を前作同次後と比べると、完売部数を1部以上伸ばしているのは、生田絵梨花を除いて、若月佑美、永島聖羅、渡辺みり愛の三人だけです。

(表2) 10枚目個別第5次応募終了時点の完売部数が、9枚目同次終了時点と比べて1部以上増えているメンバーの推定伸び枚数による順位表

凡例
[順位] メンバー名 (完売部数の増加分/担当部数の増加分)

[1] 若月佑美 (+6部/+0部)
[2] 永島聖羅 (+1部/+5部)
[3] 渡辺みり愛 (+1部/-1部)

# 9枚目個別不参加の生田絵梨花は除く


とくに若月佑美は、6部という大幅な完売部数の増加を見せていて、前作と比べて、急ピッチで売り上げ枚数を稼いでいます。

10th選抜で2列目から3列目になったこと、10月中下旬に演劇「生きているものはいないのか」の連続公演に出演が決定したこと、「二科展」に3年連続入選したことなど、色々と注目を集める出来事があり、握手会への申し込みスピードのアップにつながっているのかもしれません。

永島聖羅は、担当部数が5部増える中、前作より早く完売を出していて、引き続き好調を維持している感がある。

FM-FUJI「沈黙の金曜日」でのトークも板についてきたようで、固定ファンを掴んで、着実に人気が上がっているのだと思います。


ところで、渡辺みり愛がなんと第3次応募でいち早く1部を完売して、凄いですね、どうしたんでしょう(笑)。

ただ、「16人のプリンシパル trois」では、主役の「ポリン姫」を射止めた上、第2幕で披露した演技への評価も高いようで、こういった活躍が握手会の完売につながっているのかもしれません。

何にせよ、アピールの場が少ない研究生ながら、「1期10」以外の完売3人に入っているわけで、大いに自信を深めていいと思いますよ。

一方、9枚目個別で二期生が初めて完売を出したのは、第6次の堀未央奈だったので、二期生全体の調子が前作と比べて云々という話はこれからですね。


さて、10枚目「何度目の青空か?」のCDセールスを予想するとき、まず気になるのは、オリコン初動が前作を越えるかどうかという点です。

10枚目の置かれた状況を知るために、乃木坂9枚目までの発売第1週売り上げを振り返ってみましょう。

(表3) 歴代シングルに関する発売第1週目の店頭販売、オリコン、個別握手会のCD売り上げ枚数推移

凡例
シングル番号 : 店頭販売CD第1週売り上げ [オリコン初動] 初動(OC-CS)差 (個別握手会総部数、開催日数)

# 「店頭販売CD第1週売り上げ枚数」は、店頭販売される全タイプのCDについて、その第1週売り上げ枚数を合計したもの。
サウンドスキャンTOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「CS」は店頭販売(Counter Sale)、「OC」はオリコン
# 初動(OC-CS)差は、オリコン初動から店頭販売CD第1週を引いたもの。個別握手会によるCDの売り上げ枚数に等しい

1枚目 : 8.3万枚 [13.6万枚] 5.3万枚 (300部, 3日)
2枚目 : 7.3万枚 [15.6万枚] 8.2万枚 (300部, 2日+ミニ4日)
3枚目 : 6.1万枚 [18.7万枚] 12.6万枚 (330部, 4日)
4枚目 : 6.6万枚 [23.3万枚] 16.7万枚 (430部, 5日)
5枚目 : 7.2万枚 [24.2万枚] 17.0万枚 (437部, 5日)
6枚目 : 9.7万枚 [33.7万枚] 24.0万枚 (630部, 6日)
7枚目 : 9.0万枚 [39.5万枚] 30.5万枚 (664部, 6日)
8枚目 : 11.8万枚 [45.8万枚] 34.0万枚 (759部, 6日)
9枚目 : 11.0万枚 [42.2万枚] 31.1万枚 (786部, 6日)
10枚目:(915部, 7日)


乃木坂のシングルは、3枚目以降、個別握手会の総部数を一貫して増やしていて、それが功を奏して、8枚目までは個別による売り上げ枚数が常に前作を越えています。

店頭販売の売り上げ枚数は、前作を下回るケースもあったけど、個別握手会によるセールスアップによって、それを打ち消し、乃木坂は8枚目「気づいたら片想い」まで、オリコン初動の右肩上がりを実現してきました。

ところが、9枚目「夏のFree&Easy」は、総部数を増加したにも関わらず、個別による売り上げが前作を下回り、その結果、歴代初の初動前作割れとなってしまった。

一番の原因は、特定メンバー以外の握手会人気が伸びなくなり、メンバー間に大きな格差が出来てしまったことです。

「乃木坂のエース」と言っていい生田絵梨花を10枚目でセンターに抜擢したのは、NHK紅白歌合戦を睨んでという以上に、グループへの注目度を高めて、再び握手会に多くのファンを呼び込み、連続での前作割れを避けたいという思惑が、運営にあるのかもしれません。


10枚目で前作初動を越えるためには、発売第1週において、個別握手会で31万1千枚、店頭販売で11万枚を上回ることが目標になります。

果たして大丈夫なのか、ちょっと考えてみましょう。

(表4) 10枚目、9枚目、8枚目の個別第5次応募終了時点でのグループ別の売り上げ関連データ

凡例
シングル番号第5次終了時点「タイトル」個別による推定売り上げ枚数
応募期間:(Xd)~((X+1)d)
完売部数/担当部数 [完売率, 推定売り上げ枚数, 完売を出している人数/総人数, 1人当たりの平均完売部数]:グループ名

# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入
# 桁数を揃えるため、上位桁に「0」を挿入している数字がある
# 応募期間の「-38d」は、オリコン初動集計締め切り日の38日前という意味
# 10枚目の表で、伊藤寧々担当の11部はそのまま計上している

10枚目個別第5次終了時点「何度目の青空か?」27.0万枚
応募期間:(-38d)~(-37d)
197部/285部 [69.1%, 17.7万枚, 10/10人, 19.7部]:1期10
002部/349部 [00.6%, 06.4万枚, 02/19人, 00.1部]:1期20
001部/136部 [00.7%, 02.5万枚, 01/11人, 00.1部]:2期
005部/005部 [100%, 00.3万枚, 01/01人, 05.0部]:松井玲奈
205部/775部 [26.5%, 27.0万枚, 14/41人, 05.0部]:全体

9枚目個別第5次終了時点「夏のFree&Easy」25.4万枚
応募期間:(-38d)~(-37d)
188部/270部 [69.6%, 16.5万枚, 09/09人, 20.9部]:1期10
001部/364部 [00.3%, 06.1万枚, 01/20人, 00.1部]:1期20
000部/149部 [00.0%, 02.5万枚, 00/12人, 00.0部]:2期
005部/005部 [100%, 00.3万枚, 01/01人, 05.0部]:松井玲奈
194部/788部 [24.6%, 25.4万枚, 11/42人, 04.6部]:全体

8枚目個別第5次終了時点「気づいたら片想い」27.7万枚
応募期間:(-32d)~(-31d)
195部/293部 [66.6%, 17.5万枚, 10/10人, 19.5部]:1期10
013部/327部 [04.0%, 07.3万枚, 06/20人, 00.7部]:1期20
003部/140部 [02.1%, 02.9万枚, 02/13人, 00.2部]:2期
211部/760部 [27.8%, 27.7万枚, 18/43人, 04.9部]:全体


10枚目個別は第5次応募終了時点で推定27万枚の売り上げとなっていて、前作同次の25万4千枚を1万6千枚ほど上回っています。

ただ、生田絵梨花の寄与分が推定1万7千枚ほどであることを考慮すると、9枚目の勢いと本質的にはそんなに変わらないペースという印象を受けます。

やはり、9枚目と同様、「1期20」と「2期」のセールスが低調なので、「1期10」のセールスがほとんどを占めて、積み上げパターンが似てくるんですね。

とはいえ、「1期10」が9人から10人になっている事情なんて、もちろん外から見ればどうでもいいことなので、とにもかくにも、いくちゃん分は増加しているのだから、前作を上回るペースと言っちゃいましょう(笑)。


さらに、10枚目では、第6次応募から、7番目のパシフィコ横浜会場を追加して、総部数を915部まで上げます。

「1期10」は、まだ1枚も売れていないまっさらな部を、新たに50部担当するわけですが、関東エリアということで、第9次までに、ほぼ全完売に近い売り上げを期待していいんじゃないでしょうか。

また、6番目の東京ビッグサイトは、まだ第1次応募に相当する段階なので非完売部に余地があって、臨海副都心という場所もプラスに働くだろうから、枚数を稼げる可能性は高い。

結局、「1期10」が7番目会場を全完売する、もしくは50部全完売に匹敵する枚数の売り上げを6番目7番目で出せば、3万枚ほどの積み上げとなり、現在の27万枚から見て、30万枚は確保できる計算になります。

9枚目個別の初動算入分は、31万1千枚なので、10枚目の第9次応募までに、あと1万枚ほど積めば、前作に手が届くわけです。


次の表は、9枚目と8枚目の個別による売り上げが、初動に計上される時期に、どこまで達していたかを示しています。

(表5) 9枚目と8枚目の初動算入時点でのグループ別の売り上げ関連データ

# 表示形式は、(表4)と同じ
# 9枚目は第9次応募、8枚目は第8次応募までがオリコン初動に算入された可能性が高い

9枚目第9次終了時点「夏のFree&Easy」30.7万枚
応募期間:(-10d)~(-09d)
249部/270部 [92.2%, 18.0万枚, 09/09人, 27.7部]:1期10
007部/357部 [02.0%, 08.7万枚, 03/19人, 00.4部]:1期20
003部/149部 [02.0%, 03.7万枚, 01/12人, 00.3部]:2期
005部/005部 [100%, 00.3万枚, 01/01人, 05.0部]:松井玲奈
264部/781部 [33.8%, 30.7万枚, 14/41人, 06.4部]:全体

9枚目第5次 ==5.3万枚==> 初動算入時期:全体

8枚目個別第8次終了時点「気づいたら片想い」34.2万枚
応募期間:(-10d)~(-09d)
264部/294部 [89.8%, 19.5万枚, 10/10人, 26.4部]:1期10
027部/330部 [08.2%, 10.7万枚, 10/20人, 01.4部]:1期20
006部/135部 [04.4%, 04.0万枚, 03/12人, 00.5部]:2期
297部/759部 [39.1%, 34.2万枚, 23/42人, 07.1部]:全体

8枚目第5次 ==6.5万枚==> 初動算入時期:全体

# (表3)に示した個別握手会による第1週売り上げ枚数は、オリコン初動とサウンドスキャン第1週から求めたもので、この表での推定売り上げ枚数と少し異なっている。両者の違いには、シミュレーション計算の誤差、あるいは応募分が全部算入されなかったという理由が考えられる


10枚目では、関東で行なう6番目7番目会場に、申し込みが流れて、他会場の売れ行きが鈍る心配はあるけど、上表から計算すると、9枚目では、第6次から第9次までで、「1期20」が2万6千枚、「2期」は1万2千枚を積み上げています。

従って、「1期10」が第6次から第9次に、追加2会場で50部完売相当のセールスを挙げるという割と甘めの条件をクリアすれば、「1期20」と「2期」に余程のことがない限り、個別握手分が前作を越えるのは、まず確実と言っていいと思います。


しかし、8枚目「気づいたら片想い」個別を越えるかどうかとなると、現時点では、何とも言えない部分があります。

(表4)のように、第5次応募終了時点では、10枚目と8枚目はほぼ互角です。

ところが、10枚目個別では、この段階で完売を出しているのが「1期20」2人、「2期」1人であるのに、8枚目は「1期20」6人、「2期」2人。

第5次応募の時期は、初動算入から見て、8枚目の方が1週間ほど遅いので、単純には比較出来ないけど、前々作個別の方が、「1期10」以外のメンバーにまだ勢いがあったように見えます。

実際、(表5)に示されるように、8枚目は初動算入時期である第8次応募終了時点で、「1期20」は10人、「2期」は3人が完売を出していて、合わせて33部の完売です。

こういった「1期10」以外からの寄与によって、8枚目は第6次から第8次の間に、6万枚を大きく越える積み上げを達成しています。


一方、もし10枚目で、「1期10」のグループ完売率が、8枚目、9枚目と同じく90%程度になれば、第6次から第9次までに、100部ほどの新たな完売が出ることになり、それだけで5万枚近い積み上げを期待出来るので、「1期20」と「2期」の分を考えると、前々作個別を越える可能性が出てきます。

しかし、2会場追加の全95部という大幅な増部に耐えて、完売率90%を実現出来るかどうかは今のところ何とも言えません。

「1期10」の完売率がかなり下がった場合は、「1期20」と「2期」のセールスがポイントになるけど、9枚目と同じく、人気格差が再び発生すると、見通しは厳しくなります。

結局、10枚目個別は、9枚目個別を上回るのはほぼ確実と言っていい状況だけど、8枚目個別を越えるかどうかは、第6次、第7次と、今後の推移を見ないと分からないという感じです。

一応、「何度目の青空か?」個別の売り上げ推移表を載せておきます。

(表6) 10枚目「何度目の青空か?」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、応募最終日から初動集計締め切り日までの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入されたことを、ピンク色の数字は、その一部が算入された可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-60d」は、集計締め切り日の60日前という意味
# オレンジ色の日付は予想される日程で、運営からの正式発表はまだない

10枚目「何度目の青空か?」
発売日 2014年10月8日(水)
オリコン初動集計締め切り 2014年10月12日(日)
受付間隔:1週間に1回
初動算入:おそらく第9次分まで
初動算入分:??万枚
第4次応募まで
発売 =25日=> 第1回 =77日=> 第5回 (102日)
第5次応募より
発売 =25日=> 第1回 =90日=> 第6回 (115日)
第6次応募より
発売 =25日=> 第1回 =98日=> 第7回 (123日)

[01次] +03 {003/640, 0.6万枚} (2014/08/08~08/08, -65d)
[02次] +75 {078/640, 12.0万枚} (08/14~08/15, -58d)
[03次] +64 {142/640, 19.7万枚} (08/21~08/22, -51d)
[04次] +39 {181/640, 23.1万枚} (08/28~08/29, -44d)
[05次] +24 {205/775, 27.0万枚} (09/04~09/05, -37d)
[06次] +?? (09/11~09/12, -30d)
[07次] +?? (09/18~09/19, -23d)
[08次] +?? (09/25~09/26, -16d)
[09次] +?? (10/02~10/03, -09d)
[10次] +?? (10/09~10/10, -02d)
[11次] +?? (10/16~10/17, +05d)


個別握手会のCDセールスに関しては、このように、ある程度予測をすることが出来ますが、一方、店頭販売は、本当に分かりません(笑)。

とくに今回は、全国握手会にミニライブが付くのかどうか、ないとすれば、それに代わるイベントを行なうのか、運営から日程も含めて、何も発表がないので、もともと難しい初回限定盤のセールス予想が、五里霧中状態になっています。

今週の土曜日に、9枚目「夏のFree&Easy」の全国握手会が名古屋で行なわれる予定で、近日中に、詳細が告知されると思います。

どういう形式で全国握手会を開催するのか、その際に判明するだろうから、10枚目の店頭販売セールスを考えるヒントになるでしょう。


全国ツアーが成功して、生田絵梨花が華々しく登場した神宮ライブは、ファンから高い評価を得ていて、新センターであるいくちゃんへの注目度は上がっているように思えます。

さらに、先週公開された「何度目の青空か?」MVはかなり評判が良く、新曲キャンペーンとして、なかなかの好スタートを切ったと言えるんじゃないでしょうか。

こういったプラス条件があるので、一般流通CDのセールスが、前作の11万枚から大幅に落ち込む心配は、少ないように思えます。


しかし、全国握手会にミニライブが付かず、その代替イベントもなければ、店頭販売の第1週売り上げ枚数が前作の半分以下になったAKB48「心のプラカード」(8月27日発売)の例もあって、何が起こるか、さっぱり分からなくなってくる。

万が一、10枚目の店頭販売が前作11万枚の半分近い6万枚になったら、オリコン初動前作割れを防ぐ為には、個別握手会分を、現在の27万枚から、上で考えた31万1千枚ではなく、36万1千枚万まで上げなければならず、相当にキツい話になります。

つまり、五里霧中の霧が晴れたら、いきなり崖っぷちに立っていたという可能性もあって、個別分の前作越えは堅いから、オリコン初動も大丈夫!、とは言えないんですね。

上で検討したように、握手会スターが10人に固定され、増えたり減ったりしない現在、個別握手会の売り上げは、上がっても下がっても、実は、大胆な変動をする可能性は小さい。

従って、初回限定盤のセールスが鍵を握るわけですが、10枚目全国握手会の内容はおろか、日程さえ判明していないので、もう何とも予想しようがない、というのが本音です(笑)。


特典イベントによるCDセールスは、コアファンの意識や動向と密接に絡むけど、収録楽曲のヒットとはほとんど関係がなく、初動や累計が前作を割ろうが越えようが、ヒット指標として、そんなに気にすることはないと思います。

むしろ、ダウンロードや有線のランキングに注目した方が、まあ、それもプロモーションの掛け方次第という話はあるけど(笑)、ヒットの度合いを測るのであれば、まだ実りがあるでしょう。

ただ、個別握手会を7日にして、総部数を増やし、「神曲」だと宣言して(笑)、運営が自ら10枚目のCDセールスに勝負をかける流れを作っているので、売り上げが伸びなきゃマズいという雰囲気が出来つつあって、ネットでは、70万枚、80万枚、いやミリオンだと(笑)、ちょっと現実離れした話まで出ているようです。

ちなみに、10枚目個別握手会の総部数915部が全完売した場合、その売り上げは62万枚ほどと推定されます。

同時に、店頭販売が30万枚に達すれば、オリコンは90万枚を突破して、握手会は人で溢れかえり、ネットは大騒ぎになると思いますが、まあ、そんな心配はしなくていいかと(笑)。


シングルの売り上げ予想をするメリットの一つは、数字が持っている本質的な意味、もしくは無意味に気づいて(笑)、オリコンやサウンドスキャンを冷静に眺められるようになることである気がします。

乃木坂が好きで、神宮ライブの生田絵梨花にしびれ、「何度目の青空か?」MVに感動して、メンバーをさらに好きになる。

それ以外はすべからく蛇足というのが、シミュレーション計算の真の答えなのかもしれません(笑)。



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「シミュレーション計算の方法について」

乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)

乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明


// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

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乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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