かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2014.10.21 八ッ場ダムと上毛新聞の報道

2014-10-21 00:58:43 | 日記
最近の八ッ場ダム建設について、地元群馬県の上毛新聞の無批判報道については開いた口が塞がらない。

9月から10月に向けて上毛新聞は遅れに遅れてきた八ッ場ダム本体工事着工に向けて連続的に特集を組んできた。

しかし、その内容は1%の批判もなく、100%八ッ場ダム万歳の記事であったことに心底驚いた。

上毛新聞は、群馬の地元紙だけに批判的記事は書きにくいのは理解できなくはないが、この9月、10月の八ッ場ダム本体工事着工に向けてのキャンペーン記事は酷すぎるのではないか。

代替地の安全性、スラブの代替地環境への影響、現在でも水没予定地域に住んでいる住民のみなさんの生活のあり様や、国道145号の廃道の問題点など、指摘すればいくらでもできたはずだ。

最近は上毛新聞を読むことが億劫になっており、スポーツ版をちょっと見る程度になっている。

ジャーナリズムの基本は、やはり「批判的精神」だと思う。「万歳同盟上毛新聞」を脱して、クオリティーの高い上毛新聞に改革がなされることを期待したい。

昨日は県議会、陳情処理、告別式。

2014.10.20 決算特別委員会総括質疑に向けて

2014-10-20 01:08:09 | 日記
10月29日、決算特別委員会総括質疑があります。本会議の一般質疑と同じパターンで質疑を行いますが、私に15分間ほどの質問時間を会派よりいただいた。

何をするか考えたが、農地の農振除外の迅速化について質問してみようと思っています。

農地をしっかりと守っていくことを大前提にしつつも、あまりにも農振除外の許可、不許可の結論が出る時間が掛かりすぎている実態の改善が必要と考えています。

どこまで改善方向を明確化できるかチャレンジしてみます。昨日は、あいさつまわり。佐野地区県政報告会。

2014.10.19 県議会議員選挙投票日は4月12日

2014-10-19 02:16:42 | 日記
群馬県議会議員選挙の日程が確定した。2015年4月12日(日)である。選挙まであと半年を切ったわけで、いよいよラストスパートである。

8年前の記者会見をして立候補表明したのが10月だった。当時の選挙区は高崎市ではなく多野郡で、吉井町、神流町、上野村が選挙区の町村であった。

吉井町が11,000軒、神流町と上野村が2,000軒で、とにかく歩くしかないということで、総計13,000軒を2回ずつ、私本人があいさつまわりをした。それ以外にも後援会のみなさんに歩いてもらったわけです。

定数1の厳しい選挙で、自民党の現職(3期)のベテランの方との一騎打ちだった。多野郡選挙区を真っ二つにする選挙で、激しい選挙となった。

私の陣営には当時の吉井町町長だった斉藤軍雄町長や小寺弘之群馬県知事の応援もいただいていたのだが、大学卒業後、群馬県を私が離れていたために知名度不足は否めず、苦戦の闘いとなった。

そこで選挙2ヶ月前に独自に世論調査を行ったところ、私が27%、現職が32%の支持ということで5ポイント差がついていることが分かった。有権者が24,000人で1000のサンプルだったので、相当の確度の高い数値で、調査をした会社の方も逆転は難しいということであった。

そこで争点をさらに明確化するしかないと決断し、吉井町では高崎合併推進を、神流町、上野村では小寺弘之群馬県知事の支持を全面に打ち出すことにした。

さらに選挙まで残り2ヶ月は、大票田の吉井町を集中的に歩いて、なんとか412票差で勝利することができた。

あれから8年近くが経っているわけだが、遠い遠い昔のことのような気がする。あっという間の県議8年だったが、1回目の県議選挙は、あまりにも激しい選挙だったので自分の記憶から飛んでしまっているのかもしれない。

私の周りの同級生たちは、みなさん角倉は負けると思っていたようで、勝利にビックリしていたようであった。

私の中では、告示以降の吉井町内の支持拡大と、神流町、上野村への徹底的な電話作戦での反応がグングンと良くなっていたので、なんとか逆転したのではという感触を持っていたが、開けてみないとわからないのが選挙で、最後は本当に首の差で滑り込むことができたのは、応援してくれた支持者のみなさんのお陰であると心の底から思った多野郡選挙区選挙だった。

あの時の激しく、激しい選挙の闘いを、もう1度思い出しながら来年4月12日までの半年間を走り抜けていきたい。

これからが本当の勝負であります。自分の中でネジを巻き直して全力投球をしていきたい。

昨日は組合大会、会議、夜は佐野地区県政報告会。

2014.10.18 マララ・ユスフザイさんのノーベル平和賞

2014-10-18 01:56:18 | 日記
凄いですね、17歳の少女がノーベル平和賞。パキスタン人のマララ・ユスフザイさんが、今年のノーベル平和賞決定を受けスピーチした。スピーチ全文を読むと、マララさんの勇気と知性に感動させられる。

マララさんは、女子が学校に行くと主張し、自分の権利のために立ち上がり、パキスタン・タリバンからテロにより殺されかけたのだ。

マララさんはスピーチで「私には2つの選択肢しかありませんでした。1つは声を上げずに殺されること。もう1つは声を上げて殺されること。私は後者を選びました。」

凄いですよね。この断固たる決意と意志。マララさんはパキスタンとインドが緊張関係にある中で「私は心から平和、寛容、忍耐の正しさを信じています。」と述べ、両国首相にノーベル平和賞授賞式への参加を呼び掛けている。この行動は、すでに立派な政治家だ。

マララさんはスピーチの中で「私は医者になりたかったが、今、私は政治家になりたいのです。それも良い政治家に。」と述べている。私も政治家のはしくれだが、彼女の足元にも及ばない。

憲法9条がノーベル平和賞の有力候補だったらしいが、ノーベル平和賞を得るためには、まず日本国民が憲法9条を逆行する安倍政権を倒さなければ平和賞を得る権利はないと、マララさんのスピーチを読みながら感じた次第です。

昨日は県議会決算特別委員会質疑。

2014.10.17 「個別から普遍へ」

2014-10-17 02:13:18 | 日記
毎日、毎日、地域を歩いていると、色々なことが発見できる。

そして地域の要望も単なる要望ではなく、より深く掘り下げていくと、その要望の中に普遍的な課題であることが見えてくることがある。

個別課題から普遍的課題に問題を客観化し、政治化し、解決していくことが政治家の力と能力だと思う。

1つの現象を、1つの断面から見るのではなく、より多面的な観点からその現象を見ることが、個別から普遍にいきつく問題意識の入口のような気がする。

私が、こうした問題意識を持つことができたのは、市民運動、社会運動の現場で若い頃から鍛えられたことと、もう1つ本を読むことが、さらに問題意識を深化させる大きなサポート力になっている。

人間は、すべての現実を知ることができない。だから本というものを通して、より多くの現実を知り、論理的に現象を解析していかないと現実を変えることはできない。

どうして本を読むことが好きになったのかと今考えてみると、うちのオフクロのおかげかもしれない。

子供の頃、やたらと自分は読みもしない本を買って、私に押し付けてきた。当時はイヤだったが、少しずつ本を読む習慣ができたことが、現在の本好きにつながっているのだろう。

「個別から普遍へ」そして「永遠のNOへ」自らの思考力は自らの努力で鍛えていくしかない。

昨日は県議会、あいさつまわり、夜は会議。