私の政治的立位置を考えると、間違いなく少数派である。
私は少数派であるという原則を棄てることなく、いかにして「多数派=政治的可能性」にチャレンジするかが、私の政治運動論です。
高木仁三郎著作集の中にある「少数派の力を見なおす」を読み直しています。高木さんは群馬県出身の市民科学者として日本の脱原発エコロジー運動に大きな影響を与えた人で、私にとっても郷里の大先輩で、私が最も政治的影響を受けた方の1人です。
この「少数派の力を見なおす」は、私のフェイスブック友達で、たまに私のフェイスブックの文章に書き込んでくれる松本典丈さんがインタビューしたものです。今、読み返してみると、本当に勉強になります。
高木さんが少数派の意味を指摘する。「少数派としての自分たちが、どんな波長をもったら、全体の中に生きてくるかということです。その測定をきちんとやらなくちゃならない。自分をいったん突き放してみることも、ぜったい必要です」
そうです。「少数派」であっても「全体」をいつも考えながら行動していくことの意味と、ひとりよがりの運動に陥ってはならないことを教えてくれます。
松本典丈さんのこのインタビューは、今でも大ヒットだと思っています。(マッチャン、大ホームランかな。笑)
あらためて引用を拡大してみます。私の政治の原点である政治運動論と生き方を示してくれた「少数派の力を見なおす」、最後の部分を引用します。
全体の中に生きる少数派として
高木 そういうふうに、もうちょっと自分を突き放してみるという部分がないと。これはいままでの運動とは、ちょっとかなり、異質なものを持ちこむことになるところがあるんですけどね。僕はそういうことをやることによって逆に、自分の力が見えてくるという気がするんです。とにかく自分の力をもう少し客観的に見ないとダメだと思うの。そうすることで力をわきたたせる。これからの運動っていうのはね。それは もう本当にね、少数派ですよ、少数派!
松本 まちがいなく?(笑)
高木 ええ、まちがいなく少数派ですよ。本当に。
少数派を少しでも大きくしよう、というふうに発想することも大切だし、それはもちろん大きいほうがいいんだけれどさ。なんていうか、少数だからダメダメというんじゃなくて、少数が少数として生きてくるような運動をやるために、自分たちで工夫しなくちゃなんないと思うのね。ウンウン。
さっき言ったことの繰り返しになるけど、反核でも反原発でも、もちろんなるべく多数の人に働きかけなくてはならないし、多くの人が立ち上がることが必要なんです。でもこの“立ち上がる”というのは、みんなが同じ波長になる必要はない。みんなが自分の波長で声を出せばいいんです。
そういうふうな状況をつくるには、少数派としての自分たちが、どんな波長をもったら、全体の中に生きてくるかということです。その測定をきちんとやらなくちゃならない。自分をいったん突き放してみることも、ぜったい必要です。
で、そういうふうに考えて、すこしこの間やりだしてるわけですね。
昨日は、あいさつまわり。県庁申し入れ、お祝いイベント。
私は少数派であるという原則を棄てることなく、いかにして「多数派=政治的可能性」にチャレンジするかが、私の政治運動論です。
高木仁三郎著作集の中にある「少数派の力を見なおす」を読み直しています。高木さんは群馬県出身の市民科学者として日本の脱原発エコロジー運動に大きな影響を与えた人で、私にとっても郷里の大先輩で、私が最も政治的影響を受けた方の1人です。
この「少数派の力を見なおす」は、私のフェイスブック友達で、たまに私のフェイスブックの文章に書き込んでくれる松本典丈さんがインタビューしたものです。今、読み返してみると、本当に勉強になります。
高木さんが少数派の意味を指摘する。「少数派としての自分たちが、どんな波長をもったら、全体の中に生きてくるかということです。その測定をきちんとやらなくちゃならない。自分をいったん突き放してみることも、ぜったい必要です」
そうです。「少数派」であっても「全体」をいつも考えながら行動していくことの意味と、ひとりよがりの運動に陥ってはならないことを教えてくれます。
松本典丈さんのこのインタビューは、今でも大ヒットだと思っています。(マッチャン、大ホームランかな。笑)
あらためて引用を拡大してみます。私の政治の原点である政治運動論と生き方を示してくれた「少数派の力を見なおす」、最後の部分を引用します。
全体の中に生きる少数派として
高木 そういうふうに、もうちょっと自分を突き放してみるという部分がないと。これはいままでの運動とは、ちょっとかなり、異質なものを持ちこむことになるところがあるんですけどね。僕はそういうことをやることによって逆に、自分の力が見えてくるという気がするんです。とにかく自分の力をもう少し客観的に見ないとダメだと思うの。そうすることで力をわきたたせる。これからの運動っていうのはね。それは もう本当にね、少数派ですよ、少数派!
松本 まちがいなく?(笑)
高木 ええ、まちがいなく少数派ですよ。本当に。
少数派を少しでも大きくしよう、というふうに発想することも大切だし、それはもちろん大きいほうがいいんだけれどさ。なんていうか、少数だからダメダメというんじゃなくて、少数が少数として生きてくるような運動をやるために、自分たちで工夫しなくちゃなんないと思うのね。ウンウン。
さっき言ったことの繰り返しになるけど、反核でも反原発でも、もちろんなるべく多数の人に働きかけなくてはならないし、多くの人が立ち上がることが必要なんです。でもこの“立ち上がる”というのは、みんなが同じ波長になる必要はない。みんなが自分の波長で声を出せばいいんです。
そういうふうな状況をつくるには、少数派としての自分たちが、どんな波長をもったら、全体の中に生きてくるかということです。その測定をきちんとやらなくちゃならない。自分をいったん突き放してみることも、ぜったい必要です。
で、そういうふうに考えて、すこしこの間やりだしてるわけですね。
昨日は、あいさつまわり。県庁申し入れ、お祝いイベント。