かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2014.9.30 朝日新聞の立ち直りを!

2014-09-30 02:32:00 | 日記

13日に群馬県南牧村で、人口減少や中山間地域の再生に向けた南牧村フォーラムで懐かしい朝日新聞の元記者、現記者さんに会った。

ひとりは元記者であった早野透さん。現在は桜美林大学教授を務めている。早野さんは石川真澄さんが朝日新聞で連載していた現代史ウオッチングというコラム記事の後を受けてコラムを連載していた。

石川さんは朝日新聞を退職後、桜美林大学で教鞭をとっていたので、早野さんも同じ道を歩いている。

坪井ゆづるさんは朝日新聞の現役記者で、仙台総局長として東北復興を取材している。私的には村山富市政権が誕生した時に、リベラル政権を樹立する立場で相当肩入れをしてもらった記憶がある。

当時、私は国会議員の秘書として裏方で国会の中を走り回っていたが、坪井さんの名前は懐かしい。

早野さんに朝日新聞は厳しい状況ですねと尋ねたら、「朝日もこの際、ウミを出し切った方が良い」と語っていた。

朝日新聞の誤報問題を、読売や産経新聞が鬼の首を獲ったように批判しているが、権力を批判をするという言論空間の自由を自ら狭めてしまう穴に落ち込んでしまうことに気づかないのか。

早野さんと坪井さんとお話させていただいて、あらためて朝日新聞の再生と、この事件を機に朝日新聞のクオリティーのさらなる充実を期待したい。

民主党政権もそうだったが、リベラルな人々はどうにもこうにも失敗した時の対応がまずい。朝日新聞も同じ罠に嵌っているようにみえる。

正当な権力批判をしていくのがジャーナリズムの役割だ。県議会議員として県庁の記者クラブの若手記者と接していて、記者さんにとってジャーナリズムの仕事に係わっているという問題意識がどこまであるのか、毎年、毎年、その意識が薄れているような気がしてならない。

朝日新聞の立ち直りは、日本のジャーナリズムの再建につながる取り組み。小学1年生からの朝日新聞愛読者として、なんとしても再建してほしいという気持ちでいっぱいだ。

昨日は県議会常任委員会質疑、夜は懇親会。